【ミ】『フリーミッション・イベントスレッド―アンブレイカブル―』 (151レス)
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1: 2016/01/23(土)00:09 AAS
世の中を見渡してみると本当に『強い』人っていうのは悪い事はしない事に気付く。
「悪い事をする敵」というものは「心に弱さ」を持った人であり、
真に怖いのは弱さを攻撃に変えた者なのだ。
132(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』 今日はTOBE] 2016/04/18(月)01:02 AAS
AA省
133(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/18(月)01:08 AAS
>>132
「……」
黙り混む。
生まれ持った性質は曲げられない――――その言葉には確かに、露木としても頷ける事があった。
事実こうして、結局は『争い』という結果に露木も至っている訳だし――――、
「……ん?」
止まる。
「おいおいおい、ちょっと俺には聞き捨てならない言葉が聞こえたんスけど……。
『場所を見付けた』……おたく、今そー言わなかったっすか?」
省3
134(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/18(月)23:01 AAS
AA省
135(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/19(火)00:44 AAS
>>134
「……」
僅かに眉間に皺を寄せて、その後長息。
思った以上にこの街は――――闇が深いのかもしれない。
「……さて、んじゃ話を戻しますか」
やれやれと、斧を拾い上げる。
「あんたサンさぁ……『許して欲しい』……つったよなぁ? 言ったッスよねぇ?
一つ聞きたいんだけど、『許す』のに大事な事は……必要な事はなんだと思います?」
136(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/19(火)22:31 AAS
>>135
「だ、大事な事というと・・・・・・・
しゃ、謝罪か? なら、謝る・・・・謝るから・・・・」
『仮面』が破壊されたと同時に、
男のプライドのようなものも破壊されてしまったのかもしれない。
『中年男』は土下座をするような格好で『露木』にひれ伏す。
「も・・・もうしないよ。誓う・・・誓うさ!
だから・・・・・・・・ゆるしてくれ・・・・・・・・・・・」
137(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/19(火)23:06 AAS
>>136
「そう、その言葉。……それと、見逃すっつー俺の言葉…………どっちにも必要なもの」
驚かせる風に床板に斧を突き立て、ポケットに手を入れる。
「『信頼』。信頼が必要なんスよ。判る?」
肩を竦めて、壁にかけられた『洋弓』に手を伸ばす露木。
無遠慮に矢も物色して。
「俺の『許す』という言葉も、おたくサンの『もうしない』っつー言葉も…………それを成り立たせるのはお互いの『信頼』なワケ。
つっても、今さら……赤の他人に信頼もクソもねーっすよね?
とは言っても…………
さすがに命乞いをしている相手を撃つのは俺としても気分悪いッスから? ま、撃たずに済ませたいのはヤマヤマっすか?」
省3
138(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/19(火)23:18 AAS
>>137
ガァンッ
『露木』が『斧』を突き立てる音に身体を震わせる『中年男』。
その間にも『露木』は『洋弓』に手を伸ばす。
古めかしいそれは、しっかりと使えるようだ。矢もすぐ近くに立てかけてある。
「『信頼』・・・・・・・・・・・
たしかにそれは重要なことかもしれないが・・・・・・・・・」
省4
139(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/20(水)14:36 AAS
>>138
「これでも昔話に詳しいんで、よく聞くんすよねぇ~~~~昔話で……。
誰かを取り返しに行ったとき……無事に戻ろうとしたとき……必ず付きまとう話が」
矢を番えつつ、笑いかける。
「『振り向くな』」
冥府から戻ろうとした人間に対して化せられる約束事。
洋の東西を問わず、どこにでもある説話――――この場にも適用される。
「あんたはこっから出ていい……好きに出ていい。
可能な限り『素早く』――――『振り返らず』『立ち止まらず』『ここから離れる』。
そうしたら俺は射たねーで、この話はこれまでってワケで」
省10
140(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/20(水)23:00 AAS
>>139
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『中年男』は眉間に皺を寄せながら、『露木』の申し出を吟味する。
(・・・・・コイツの言う事を信じていいものか・・・・?
しかしあの『洋弓』を扱うにはコツが要るし、
常人のスピードで咄嗟の時間で狙いを定められるとは思えない・・・・・・・
言うとおりに素早く、ここから出れば十分に
逃げ切れるんじゃあないか・・・・・・?
つまり『信頼』なんてあろーがなかろーが、オレは助かる・・・・・・・)
「・・・・・分かった。
省7
141(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/20(水)23:41 AAS
>>140
「そう。俺は絶対に言ったことを覆さねーんスよ」
走り出す男の背中を見て、嘆息。
限界まで引き絞った矢を、弓を、ある地点目掛けて照準する。
そう、初めからだ。
「だから……『報いはキチッと与える』し」
初めから――――男が逃げ切れる余地など、存在しない。
既に……既にだ。既に最初から、そう仕掛けてあった。
この家を一周した時点から、『罠』を仕掛ける心積もりだった。
省20
142(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/21(木)00:10 AAS
AA省
143(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/21(木)00:20 AAS
>>142
「『立ち止まった』な」
男に聞こえるような、重い一言。
「それじゃあ――――キチッとやるぜ」
既に――――――予想していた通りなのだ。
そこで一旦足が止まる事は『判りきっていた』。なので今さら、露木が狙いを外す事などあり得ない。
そもそも……だ。
そもそも、木々や葉が様々なものを覆い隠す森というフィールドで――露木を相手にする事が、間違いなのだ。
省4
144(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』 TOBE] 2016/04/21(木)00:34 AAS
>>143
(大丈夫だ・・・・)
(逃げれる・・・・)
(逃げ・・・・・・)
そんな淡い希望を抱く『中年男』の耳に、無慈悲な裁きの声が届く。
「ヒィィ―――――ッ!」
そして―――
省7
145(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/21(木)01:00 AAS
>>144
「そう…………きちょーめんな性格だから『キッチリ』…………」
やれやれ、とポケットに手を入れる。
御札が印刷されたシール。今となっては最早遠い日常に――サークル活動で、峰岸から受け取ったもの。
本物の御札ではないが……ご利益があればいい……と。
「『言った通り』に――」
己自身が『貫かれた』と……中年男は錯覚しただろう。
真実は、別だ。
省11
146(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』 今日はこの1レスでTOBE] 2016/04/21(木)22:32 AAS
>>145
「アグぅ・・・・・ッ」
ガ ク
すべては『露木』の思惑通り進む。
『露木』は、この『拷問屋敷』の主に存分な恐怖を与え、その意識を奪う事に成功した。
『中年男』をどうするかは『露木』の自由だが、これだけやれば、
彼の『精神』はポッキリと折れ、再度、妙な事をしようとは思わないだろう。
それにしてもこの『拷問屋敷』―――
非日常的な空間だからか妙に『曖昧』な存在に見える。
誰かが望んでいたからこそ、かろうじて『存在』していたような………。
省5
147(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/22(金)22:18 AAS
>>146
「ま、念のために縛っとくか。ズボン下ろして」
副会長の足を縛っていたロープを、ズボンを下ろしてこ汚い脛毛を丸出しにした足首に巻き付け木から逆さに吊るす。
口にはズボンを猿轡に噛ませて、背中に「Kick Me」の張り紙を。
上着も何も取っておく。
本当に運が良ければ誰か助けてくれるだろうし、そうでないなら……露木の知ったことではない。
これで完璧だ。
「……さてね」
先ほどまで仲間――――だった二人を、スタンドに担がせる。
呑気な露木以外を見せてしまった以上、本性を知られた以上は行動を共にする理由はない。
省6
148(1): 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』 問題なければ次で『終了』] 2016/04/23(土)01:35 AAS
>>147
『露木』は『中年男』を無様な格好で逆さ吊りにする。
相手にとっては屈辱的だが、これまで受けた仕打ちを考えれば、
生ぬるいくらいの処置だろう。
それから『二人』を担ぎ上げ、『屋敷』から出し、外の森においていく。
あたりはすでに暗くなっているが―――ほどなく目覚めるであろう
『二人』はおそらくなんだかんだで帰る事が出来るのではないだろうか。
こうして『露木』は、『拷問屋敷』を後にする。
149(1): 露木 秤『ワイド・アウェイク』 2016/04/23(土)02:10 AAS
>>148
「……骨折り損のくたびれ儲けっつーか、二兎を追うもの一兎も得ずっつーか、逃がした魚は大きかったっつーか」
やれやれ、と肩を竦めて歩く。
ものの見事にサークルは不思議にブチ当たり、そして不思議に壊された。
何も得てはいない。
少しばかり安心できた場所と、少しばかり心を許した人間が居なくなっただけ。
こうなれば、やはり何としてもでも引き返せば良かったという気持ちばかりが募ってくる。
「……いや、まぁ、しょーがねーっすわ。しょーがねーっす」
世の中はそんなモンだと、吐息を一つ。
徐々に暗くなってくる森とは対照的に光ある街の風景を目に納めて、舌打ち。
省8
150: 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』] 2016/04/24(日)21:55 AAS
AA省
151: 『露木秤 ―プロローグ―』 [GM:『管理人』 終了 お疲れ様でした] 2016/04/24(日)21:55 AAS
裏も表も謀、『露木秤』の能力。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
人型スタンド。射程内のものを『めくる』能力。
スタンドもしくは本体が『めくる』ジェスチャーをする事で、
能力射程30m以内にある能力対象がどれだけ離れていても、
その動作にあわせて、『めくる』事が可能。
30m以内に対象が存在する事を一度でも認識しておけば、
その対象が視界になくても『めくる』事が可能となる。
この能力でいう『めくる』とは
『布や紙や板状の薄いものを接触部分から剥がすように動かす事』。
省11
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