【場】『汎用場所スレッド ―ストーン―』 (283レス)
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1: オレはいったい誰なんだッ!? [] この場所であってはならないのは………『精神力』の消耗だ くだらないストレス! それに伴う『体力』へのダメージ……!! http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/1
264: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>263 「らっしゃーあせーっ」 厨房から愛想よく声をかける。 昼時なら客席担当のホールスタッフが対応するところだが、今は自分一人だ。 オーダーから調理まで、一人で担当しなければならない。 (ちっちゃい子だ。) グラスにスタッフ用の麦茶を入れて持ってくるぞ。 キンッキンに冷えてやがる。 「お好きな席におかけくださいねェー。こちらサービスですゥ」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/264
265: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>264 「ファッ!?」 女の子はスマホから顔を上げ、キョロキョロと周囲を見回す。 「……!!」 そう、今話題の、現実世界をうろついてなにか架空の生物を捕まえる的なゲーム…… それに夢中になって周囲をよく見ていなかったため、つい店に入ってしまったのだ! 麦茶まで出されては逃げることなどできない状況…… 適当に席に座り、メニューの中から安そうなものを探すしかあるまい。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/265
266: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>265 「?? メニューこちらになりますゥ」 大衆食堂特有の、表面が油でぺっとり……としたファイルを机に置く。 店内には架空の生物は見受けられない。 レジで退屈そうに新聞を読んでいる、ベロリンガ似の店主がいるのみだ……。 「それか、麻婆豆腐ならすぐに出せますよォ」「ちょっと辛いけど」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/266
267: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>266 「しらべる→めにゅー めにゅーはべたべたしている」 とりあえず麦茶を飲む。 生き返るわ~。 「まぼーどーふ…… じゃあそれで」 店主居るのか…… 店主居るのに暇とか言ってたのか……いや、A子ちゃんはそんなセリフは知りませんよ時系列的に。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/267
268: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>267 「ハイお待ちー!」 マジにすぐ出てきた。 注文を受けてから作るとか、作り置きしていたとか、そういう話ではなく すでに皿に盛られていたものをただ持ってきた……そういうレベルの早さだ。 「張さーん、アタシも『まかない』食べていいですかぁー」 「アイヨー」 厨房に引っ込むでもなく、隣の机に腰かける。 どうやら同じものを食べるようだ。 個人経営の店なので、その辺自由なのだろう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/268
269: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>268 「早い! もう来たのか! これで勝つる! 大歓迎状態だった」 と棒読みで言いつつ、麻婆豆腐をつつく。 パクー。 「……」 麦茶を飲む。 麦茶を飲む。 麦茶を飲む。 そしてカラになったコップを悲しそうにみつめた。 「え、なにこれ辛い……」 となりの店員さんをチラ見する。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/269
270: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>269 「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」 そこにはプリ旨と言わんばかりに激辛の麻婆豆腐をがっつく店員の姿が! 辛さを感じていないワケではないらしく、顔が真っ赤で額も汗だくだ。 グビ グビ グビィーッ 風呂上りのビールのように色の濃い麦茶を飲み干すと、 デン、とテーブルに置かれたピッチャーから新たに注いでいる。 「むぉ、辛いですか?」 少女の視線に気づいたようで、空のコップに麦茶を注ぐぞ。 「そういう時はね……ごはんを食べるといいですよ!!!」 「おかずの辛さは、白米で中和できますから!!!!」 すごいせっとくぱわーだ。 麻婆豆腐の隣には、茶碗に盛られたつやつやの白米が鎮座している。お代わり自由です。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/270
271: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>270 「お母さんが作るのとぜんぜん違う……」 絶望した猫みたいな表情をする女児。 普段家で食べているのは辛さ控えめの麻婆なのだろう。 「ありがとう。 なるほど白米。なるほど」 麦茶を注いでもらったお礼を言い、米を見た。 かくして少女の絶望的な戦いが始まった…… http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/271
272: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [TOBE希望です] >>271 「お、美味しくなかったら残していいからねェ」 アセアセ 「アタシ食べるから」 客が残したもの食うって衛生法とかそういうの不味いんじゃという話ではあるが、 少女の反応にさすがに気づいたのか、店主に聞こえないように小声で伝える。 さても地獄の窯のように赤黒い、炎Pokémonもびっくりのアツアツの餡がA子に襲い掛かる…… 豆腐や肉のぷりっとした触感も、この分では味わえたものではないだろう。 あるいは慣れてくれば、脂のうま味や山椒の香りがクセになる……のかもしれない。 という間に、店員は厨房に出たり入ったりしている。二杯目のようだ。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/272
273: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [tobe了解です] >>272 「うっうっ辛いよぉ」 少女は泣きながら食べていた。 しかし親の教育のせいなのか、単にもったいないと思っているのか、食べ続ける。 少女の着るシャツに書かれた『殺伐』の文字がこぼれた麻婆によって赤くデコレーションされる。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/273
274: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>273 「がんばれがんばれできるできる!!!」 泣きながらも食べることをやめないA子をひたすら応援する。 ちなみにこちらは既に大皿三杯、大盛ライス二杯を完食済みだ。 掬っても掬ってもどこから湧いてくるのか、一向に減らない麻婆豆腐。 しかしA子の頑張りで、少しずつ皿の底が見えてきた麻婆豆腐。 ゴールはそう遠くはないだろう。 やせ幼女 負けるな上緒 これにあり http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/274
275: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>274 暑苦しい応援をする店員さん…… しかしこの現実世界には……限界というものが存在する。 ズタボロになったヒーローが限界を超えて立ち上がる。それは漫画の中だけの話だ。 限界というのは超えられないから限界なのである。 物理的に足が折れていれば如何に根性があろうと立ち上がることはできない。 「……けぷ」 少女が食べるのをストップした。 そう、辛さをごまかすため少量の麻婆に対し、大量の白米を消費する その戦法は、未だ幼い小学生の胃の容量という物理限界を考えれば悪手であった。 お腹いっぱいである。 「……」 ズギュン 『ワン』 『ワンワン』 机の下から何か犬の鳴き声が聞こえてくる。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/275
276: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>275 「よく頑張った、感動した!」 少女の健闘を称える、引き続き暑苦しい店員…… あるいは、お腹いっぱいになったことで「それ以上食べなくてもいい」という 免罪符を得たということは、少女にとっては僥倖だったのかもしれない…… ズギュン 『ワン』 『ワンワン』 「……ン? 犬か何か連れ込んでる?」 「お、お客さん、困りますよォー! 一応とはいえ飲食店なんだから、衛生的に……」 「一応ってナニカ!」> 机の下をのぞき込む。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/276
277: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>276 「……」 机の下には犬がいた。少なくとも頭は犬だった。 だが体は人型をしており、鎧を着て剣を持っている。 なんかRPGのコボルトみたいなやつだ(それも小型犬バージョン。弱そう) そして少女がこっそりスプーンで運んだ麻婆豆腐の残りを、犬の口に注いでいた。 「えっ。 なんでもないよ。なんでもない……」 さっと少女は足で犬を隠した(あんまり隠せてない) ちなみに犬は一般人には見えないであろう非実体型のアレだ。 店主には鳴き声も聞こえていないだろう(店主がスタンド使いでなければ) http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/277
278: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [] >>277 「どうした上緒チャン、何かあるアルか!」> 新聞を読んでいた店主が立ち上がる。 RPGの序盤に出てきそうな犬っぽいなにかには気づいている様子はない。 かみお は どうする? たたかう スタンド rア ごまかす ピッ! にげる 「……いいえ。『何も』いませんでした。『何も』……」 「床の模様と……見間違えたようス」 『クッチャクッチャ』 『クッチャクッチャ』 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/278
279: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [] >>278 おーっと、審判、これを見逃した! セーフ! セーフです! 見逃したっていうか、なんか不穏な音がするけど、残りの麻婆はごく少量! 流し込んでしまえばよかろうなのだァァァ! 「バァ――z____ン」 おぉお~ん! 我はついに手に入れたぞ! カラの皿を! 完食! 完食! 完食! 「なしとげたぜ」 中ボスとの戦闘後くらい満身創痍。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/279
280: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [本日もTobeお願いします] >>279 不正はなかった。 「よぉお~~~しよしよしよしよし」 「ちゃんと『完食』いただいてありがとうございますゥ」 これ見よがしに店主にアッピルするが謙虚なので問題ないな。 店員が伝票を手にテーブルまでやってくる。 なんと席に座ったまま会計ができるぞ。ハイテクだ。 「麻婆豆腐が一点、ライスがランチタイムにつき無料となりますのでェ」 「お会計、880円になりますゥ」 中ボスを撃破したのに所持金減るとか世の中間違ってるな。 『クッチャクッチャ』 『ニィィイ――ッ』 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/280
281: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [ウィイ!(了承)] >>280 スタンドも自分の一部だからね。なんの問題もないね。 というかランチタイムだったのか。ごはんが無ければ即死だった。 「はい」 ここでお金を持っていないとか言ったらこの場スレが終わるのがいつになるかわからんぞ! ちゃんと880円くらい持っておるわ! だが小学生には手痛い出費だ! お腹いっぱいで晩御飯が食べられないとか、そういう問題も懸念されるが、 そんなことは葦原っつぁんには関係のないことだった…… このまま何事もなければこのA子様は帰宅し、場スレは終わりを告げるぜェェ!? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/281
282: 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [お疲れ様でした。] >>281 「毎度ありィィ――っ」 ジャンプ一ヵ月分という大きな代償を支払う少女。 長いようで短い、奇妙な戦いであった……。 ともあれ少女から受け取った代金を、レジで休んでいた店主に手渡す。 「上緒チャン、相変わらずそそっかしいアル!」> 「まァまァまァ…… ちょおっと疲れてたのかもスねェー、徹夜で」 『クッチャクッチャ……プクゥー』 その傍ら。 金属刃とも見紛うような、鋭く生え揃った歯列。 麻婆豆腐色のゴム風船を膨らまし、佇むヴィジョンがあった。 (……あの子は無事に麻婆豆腐を食べきる。 私は『肉ガム』の素材を無料で手に入れる…… そしてお店は、余計な廃棄を出さずに済むって話) (あの頑張りに水を差しちまったのは手痛いけど) (これもWin-Winってことで、ねェ) 店員は店長と話し込んでいる。 その店長からちょうど陰になる位置で、ヴィジョンは風船ガムのようになんかを膨らませている。 ともあれ、害もなさそうだ。素通りできるだろう。 さあ行くのだ少女よ。新たなポケストップを探しに。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/282
283: A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [お付き合いありがとうございました!] >>282 麻婆豆腐が減っていたのは 妖精さん(どう見てもピクシーじゃなくてレッドキャップとかそっち系)の仕業だった……? 「え、なに……こわ……」 そんなことは知らないA子ちゃんはビビって店員さん(葦原)と 不安の種とかに出てきそうな噛みつきフェアリー(『ゴー・マザファッカゴー』)をチラチラ見ながら店から出ていった。 少女がポケットに入りそうなモンスターの捕獲を続ける元気があったかどうかは不明である。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7015/1453468428/283
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