[過去ログ] ▲色即是空の誤り2▲ (1002レス)
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(1): 2020/06/20(土)10:18 ID:erL593T2(6/15) AAS
>>908
そもそもインドにおいて歴史的に純大乗の寺が存在したかどうかすら怪しい

大乗仏教の起源に関する最近の説
1. 佐々木閑のカルマベーダ起源説

『インド仏教変移論 なぜ仏教は多用化したのか』(2000)

”アショーカ王の分裂法勅 (Schism Edict) と漢訳『摩訶僧祇律』とを比較して、破僧定義に二種類があることを発見した。
一つはデーヴァダッタの釈尊の教団に対する教義的な分裂チャクラベーダ(破輪) であり、
他は教団の布薩 その他の儀式には他の比丘たちと共に出席するという点で教団の成員として認められながら
、教義の上では自由に異義を唱え得るというカルマベーダ(破羯磨) である。

この後者のカルマベーダは『摩訶僧祇律』から始まってやがてパーリ律、『四分律』、『五分律』のも採用された。
説一切有部系の『十誦律』、『根本説一切有部律』では、正式にはチャクラベーダを主張しながら、釈尊の滅後にはその教団もすでにないのであるから、
チャクラベーダも実際にはあり得ないとして、事実上、カルマベーダを容認するようになった。

この破僧の第二の定義カルマベーダを採用すれば、同じ教団のなかにとどまりながら、一部の比丘たちが、空思想を強調したり、
一方で具足戒を守りながら、在家の善男子・善女人を考慮して十善業という在家戒をも戒律と認めたり、
変成男子を介して女人成仏を認めたりしても、教団の分裂を犯さないで小乗的な比丘たちと共住することもできる。”

大乗仏教の起源に関する研究史 - いとーの部屋
外部リンク:seesaawiki.jp
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