【金メダル】ウサインボルト【北京&ロンドン3冠】 (229レス)
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20: 2013/08/06(火)20:36 ID:O2qetYrQY(1/3) AAS
敵はロシアの気候のみ!?
及川彩子
2013年8月6日 11:20

王座奪還に向けて臨戦態勢を整える
シーズン前のけがの影響もあり、硬いぎくしゃくした走りが目立つボルト。今季ベストも自己ベストに大きく及ばない
シーズン前のけがの影響もあり、硬いぎくしゃくした走りが目立つボルト。今季ベストも自己ベストに大きく及ばない【Getty Images】
 2年に1度開催される陸上の世界選手権、通称「世界陸上」。今年は8月10日から18日までの9日間、ロシアのモスクワで開催される。大会の目玉はやはりスーパースターのウサイン・ボルト(ジャマイカ)だろう。2008年の北京五輪以降、陸上界のトップに君臨するボルトが、モスクワでどんな大きな花火を打ち上げるのか、世界中が注目している。

 100メートル、200メートルともに優勝候補の大本命はボルト。直前もしくはレース中のけがやフライングなどがなければ、金メダルは堅い。
 シーズンベストは100メートルが9秒85、200メートルが19秒73でともに今季トップ(編集部注:タイソン・ゲイが出した100メートルの記録は 薬物の陽性反応で抹消された)。自己ベスト(それぞれ世界記録)は09年ベルリン大会で出した9秒58、19秒19でそれには大きく及ばない。お祭り男のボルトは、舞台が大きいほど本領を発揮するタイプ。ロンドン五輪が行われた昨年もジャマイカ選手権でヨハン・ブレークに100メートル、200メートルの両種目で敗れ、五輪2連覇を危ぶむ声も出たが、本番ではきっちり3冠を達成している。前回の世界陸上テグ大会では100メートルの決勝でまさかのフライングを犯し、2連覇を逃しただけに、王座奪還に向けて、しっかりとピーキングして臨戦態勢を整えることだろう。
21: 2013/08/06(火)20:37 ID:O2qetYrQY(2/3) AAS
前半戦は不調…伸びのない「悪い時」の走り続く
 ロンドン五輪後、「世界陸上モスクワ大会では記録を狙う」と宣言し、充実した冬季練習を行っていた。3月には400メートルに出場し46秒44を出すなど、記録樹立を目指していたが、シーズンイン直前に右足を肉離れ。軽症だったが、休養をとらずに試合に出たこともあり、復調にかなりの時間がかかっている。

 5月4日、地元で行われたジャマイカ国際招待を欠場。その4日後にケイマン諸島で行われた大会に強行出場したが、記録は10秒09(追い風0.3メートル)と平凡なもの。同じジャマイカのケマール・ベイリーコールと同タイムで辛勝した。スタートから出遅れたボルトは、らしくない硬いぎくしゃくした走り。フィニッシュライン間際でベイリーコールに並ぶという危ない走りだった。

 それから1カ月後の6月6日ダイヤモンドリーグ(以下、DL)ローマ大会では、9秒94(追い風0.8メートル)で走ったジャスティン・ガトリン(米国、ロンドン五輪100メートル3位)に0秒01遅れる9秒95。その後、ジャマイカ選手権では向い風1.2メートルの下、9秒94。風とタイムを考慮すると、それほど悪くはないが、問題は伸びのない走り。好調の時は、チーターのように全身をしならせ、リズミカルな走りをするが、悪い時には、背中が強ばり、無理に手足を、特に腕を大きく振ってなんとか前に進もうとする。その「悪い時」の走りだった。

 100メートルの今季ベストは、7月26日にDLロンドン大会で出した9秒85(追い風0.2メートル)。しかし、春先の右大腿(だいたい)部のけがにより、脊椎側わん症の持病がある背中にも負担が出たのか、本来のしなやかな走りはまだ取り戻せていない。特に100メートルは足や腰に大きな負担がかかるスタートで出遅れ、加速部分からのトップスピードに乗るまでに時間がかかっている。しかし、状態が悪い中で9秒85を出せているのが、ボルトの強さでもある。地力がある証拠だろう。

 全米選手権で今季最高となる9秒75を出し、ボルトの最大のライバルと思われていたタイソン・ゲイ(米国)は7月中旬にドーピング検査で陽性反応が出て、今大会は不出場。前回の世界陸上テグ大会でボルト不在の100メートルを制し、ロンドン五輪でも2位に入っているヨハン・ブレーク(ジャマイカ)はけがのため欠場を発表している。ボルトは常々、ゲイとブレークに関して「彼らの固い決意や実行力には恐れ入る」とコメントしているように脅威的な存在だった。しかし、この2選手の不在でボルトの優勝の可能性が一気に高まった。
22: 2013/08/06(火)20:38 ID:O2qetYrQY(3/3) AAS
200メートルでは「18秒台」宣言
ボルトは200メートルで前人未到の18秒台を出すと宣言! モスクワで再び規格外のパフォーマンスを見せてくれるだろうか
ボルトは200メートルで前人未到の18秒台を出すと宣言! モスクワで再び規格外のパフォーマンスを見せてくれるだろうか【Getty Images】
 DLロンドン大会の後に、ボルトは200メートルで18秒台を目指すと宣言している。今季ベストとなる19秒73(追い風0.2メートル、7月6日のDLパリ大会)は自身の持つ世界記録は19秒19にも程遠い記録だ。しかし、ボルトは、自分はまだまだ記録が伸ばせるはずだとシーズン前から強気のコメント。調子の良さの手応えを感じているからこそ、出てきた言葉だろう。

 100メートル選手の印象が強いボルトだが、もともとは200メートル専門の選手。世界陸上は200メートルで5大会連続の出場となり、3連覇がかかる種目。常々、「200メートルはオレの種目。譲れない」と話しているように、今大会への意欲は非常に大きい。陸上関係者も「100メートル(で世界新記録)はムリだと思うけれど、200メートルならあり得るかもしれない」と期待を寄せる。

 ボルトを手こずらせるほどのライバル選手は見当たらない。あえて挙げるなら「モスクワの天候」だろうか。日が落ちるとジャケットが必要なほど急激に冷え込むと言われているが、寒さはスプリントに大敵。20度を下回ると、記録への期待は一気に失せてくるだろう。
スターの相次ぐ欠場で陸上界はボルト依存
 ゲイ、パウエルがドーピングにより不出場。その他にもブレーク、走高跳びのブランカ・ブラシッチ(クロアチア)、800メートル世界記録保持者でロンドン五輪金のデビッド・ルディシャ(ケニア)、同じくロンドン五輪金のジェシカ・エニス・ヒル(英国、7種)、サンヤ・リチャード・ロス(米国、400メートル)など、スター選手たちが相次いで欠場を表明している。出場予定の選手でも、アリソン・フェリックス(米国、200メートル)、アシュトン・イートン(米国、10種世界記録保持者)、アリエス・メリット(米国、110メートルハードル世界記録保持者)などは本調子とは言えず、金メダル争いに黄信号が灯っている状態。その分、ボルトに大きな注目とプレッシャーがかかっている。

 陸上界はボルトに大きく依存している状態で、気の毒な気もする。しかし、お祭り男のボルトだけに、モスクワでもわれわれを驚かせるような、規格外のパフォーマンスをしてくれることだろう。
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