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【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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ノーキン&ケイジィ
◆AOGu5v68Us
2017/02/05(日)14:43
ID:NJZYvVHR(5/14)
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292: ノーキン&ケイジィ ◆AOGu5v68Us [sage] 2017/02/05(日) 14:43:50.18 ID:NJZYvVHR 「理性はそう言っていても肉体はどうだ。我輩には聞こえるぞ!貴様らの筋肉の声が! 一度己の筋肉に耳を傾けその叫びを聞いてみよ!力というものは使われて初めて意味を獲得する!」 「は……?」 「騙されたと思って耳を傾けるが良い!戦いたい、その抑圧された力を振るいたいと言う声が聞こえて来ぬか?」 「…………」 いよいよ意味不明な妄言に盗賊風と魔導師風は鼻白んだ。 混乱を誘う繰り言にしてもあまりに稚拙。戦闘において需要なウエイトを占める聴覚をわざわざ割く馬鹿はいない。 出方を伺うばかりの沈黙が、剣戟音を背景に数秒続いた。 「耳を傾けよと……言っておろうがぁぁぁ!!!」 ノーキンはいきなりキレた。 丸太のような大腿筋が倍ほども膨らみ、繰り出された踏み込みが一瞬にして盗賊風との距離を詰める。 そのすぐ後方で魔導師風が詠唱破棄での魔術行使を間に合わせた。 「『プロテ……『タービュランス』!!」 唸りをつけて振り抜かれたノーキンの右拳が、盗賊風の胴を穿ち貫いた。 巨大質量の蠕動に巻き込まれた空気が突風を産み、床の埃を残らず洗い工房の張り紙まで吹き飛ばす。 しかし確かに胴に一撃を見舞われたはずの盗賊風は、一滴の血も零さず二歩ほど離れた場所へ着地する。 ノーキンの右腕で力なく項垂れる大穴ぶち抜かれた身体が、陽炎のような余韻を残して掻き消えた。 「ぬ……?」 「危ねえ……!」 一瞬にして高度な連携だった。 魔導師風は防御障壁の魔法を唱えるまさにその最中、ノーキンの拳の威力を見極め強引に回避の呪文を唱え直した。 盗賊風は瞬間的にそれを理解し、防御態勢を解いて自らの幻影『ファントム』を作り出し回避行動まで追従してのけた。 彼らのうちどちらの判断が瞬き一つ分遅れても、盗賊風の胴には本物の穴が空いていただろう。 「こいつがオリハロドンの鱗をぶち抜いた一撃ってわけか!頭おかしい威力してんな!」 「ほう。吾輩の拳を受けて生きているとは……いや受けてはいないのか……ぬん……?」 やはり三人が三人ともに手練。彼らもまた最難度対象・金剛竜を狩ることのできる高位冒険者だ。 しかしノーキンはまるで動じた様子もなく己の拳を眺めた。 「まずは一つ、解き放っておいたぞ。貴様の腹筋をな」 ノーキンは手の中にあるものを盗賊風へ向けて弾く。 凄まじい速度で発射され、床に突き刺さったそれは、硬質な革の一片であった。 盗賊風の鎧のちょうど胴体の部分が、五指の形に千切り取られその向こうのよく鍛えられた腹筋が見えていた。 「………………ッ!?」 盗賊風の鎧の材質、魔獣ダイアサルクスの皮革は軽い革素材でありながら鍛錬鋼の強度を持つ最上級素材だ。 革の特性として特に引っ張る力に強く、竜種の顎ですら食い千切ることは不可能な靭性を誇る。 それをほんの一瞬掠っただけで、紙のように容易く引き千切られた。 滝のような汗が背中を流れ落ちていった。 「さあ今度こそ、貴様の腹筋と愉快痛快な力比べの祭りといこうではないか。案ずるな、痛と快は紙一重であるぞ」 「てめえの脳内奇祭に付き合うわけねえだろ……だがこれで"留めた"ぜ」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/292
理性はそう言っていても肉体はどうだ我輩には聞こえるぞ!貴様らの筋肉の声が! 一度己の筋肉に耳を傾けその叫びを聞いてみよ!力というものは使われて初めて意味を獲得する! は? されたと思って耳を傾けるが良い!戦いたいその抑圧された力を振るいたいと言う声が聞こえて来ぬか? いよいよ意味不明な妄言に盗賊風と魔導師風は鼻白んだ 混乱を誘う繰り言にしてもあまりに稚拙戦闘において需要なウエイトを占める聴覚をわざわざ割く馬鹿はいない 出方を伺うばかりの沈黙が剣戟音を背景に数秒続いた 耳を傾けよと言っておろうがぁぁぁ!!! ノーキンはいきなりキレた 丸太のような大腿筋が倍ほども膨らみ繰り出された踏み込みが一瞬にして盗賊風との距離を詰める そのすぐ後方で魔導師風が詠唱破棄での魔術行使を間に合わせた プロテタービュランス!! りをつけて振り抜かれたノーキンの右拳が盗賊風の胴を穿ち貫いた 巨大質量の動に巻き込まれた空気が突風を産み床のを残らず洗い工房の張り紙まで吹き飛ばす しかし確かに胴に一撃を見舞われたはずの盗賊風は一滴の血も零さず二歩ほど離れた場所へ着地する ノーキンの右腕で力なく項垂れる大穴ぶち抜かれた身体が陽炎のような余韻を残して掻き消えた ぬ? 危ねえ! 一瞬にして高度な連携だった 魔導師風は防御障壁の魔法を唱えるまさにその最中ノーキンの拳の威力を見極め強引に回避の呪文を唱え直した 盗賊風は瞬間的にそれを理解し防御態勢を解いて自らの幻影ファントムを作り出し回避行動まで追従してのけた 彼らのうちどちらの判断が瞬き一つ分遅れても盗賊風の胴には本物の穴が空いていただろう こいつがオリハロドンの鱗をぶち抜いた一撃ってわけか!頭おかしい威力してんな! ほう吾輩の拳を受けて生きているとはいや受けてはいないのかぬん? やはり三人が三人ともに手練彼らもまた最難度対象金剛竜を狩ることのできる高位冒険者だ しかしノーキンはまるで動じた様子もなく己の拳を眺めた まずは一つ解き放っておいたぞ貴様の腹筋をな ノーキンは手の中にあるものを盗賊風へ向けて弾く 凄まじい速度で発射され床に突き刺さったそれは硬質な革の一片であった 盗賊風の鎧のちょうど胴体の部分が五指の形に千切り取られその向こうのよく鍛えられた腹筋が見えていた ッ!? 盗賊風の鎧の材質魔獣ダイアサルクスの皮革は軽い革素材でありながら鍛錬鋼の強度を持つ最上級素材だ 革の特性として特に引っ張る力に強く竜種の顎ですら食い千切ることは不可能な靭性を誇る それをほんの一瞬掠っただけで紙のように容易く引き千切られた 滝のような汗が背中を流れ落ちていった さあ今度こそ貴様の腹筋と愉快痛快な力比べの祭りといこうではないか案ずるな痛と快は紙一重であるぞ てめえの脳内奇祭に付き合うわけねえだろだがこれで留めたぜ
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