中島みゆきの名曲

165: ジョン・スミス [] 2024/05/28(火) 17:56:40.24 ID:Q7IOvTZO

「テキーラを飲みほして」

---あいつが身を固めるという噂を耳にした---------

ふと、一軒の店が目に止まる！
　　『テキーラサンライズ』というカクテルバーだった。

昔よくあいつと飲みに行っていたBARだった．．．
　初めて行ったのが高校も もうじき卒業だからと
　　　　　　　　　　　　思い切って背伸びして3歳上のあいつと行った店。

それ以降もちょくちょくあいつとよく飲みに行っていた．．．
　あいつはいつもテキーラのカクテル、アイスブレーカーをよく飲んでいた。

窓を覗いてみた。あの頃と同じマスターが独りグラスを磨いていた．．．
　　
　　そっとドアを押した。 " カラン！ "  と乾いた鈴の音が鳴る…

カウンター席に着く。マスターがカウンターに敷物を敷き球形の氷を
　浮かべた水を置く．．．　メニュー表を差し出し、再びグラスを磨き始める…

------静かだった…　音楽もかけていない。スッキリとした店内。
　　　　　　　暫くメニューに見入っていた．．．．．．

‐　マスターが「当店、オリジナルは如何ですか…？」と聞いてきた。

私はちょっと考えてから頷く．．．　マスターは手早くシェーカーを
　　　振りカクテルを出す．．．　出された桃色のカクテル．．．

「まだ名前はないんですよ…」という
　　　　　　　　マスターの言葉に軽く軽く相槌を打って口にした．．．

ちょっときついようで柔らかな不思議なカクテルだった．．．
　　　　気が付くと簡単に飲み干してしまった．．．

---あいつも身を固めるのか．．．．．．
　　　　
　　　もう、あれから6年も経つ．．．　あいつの惚れた女が変わるたび
　　　その時々のあいつの惚れた女を真似て女ぽく振舞ったり、色々と
　　　　やってみたけど所詮、ダメだった．．．．．．

------また一杯、今度はマスターにテキーラサンライズを注文する。
　　　　　あいつが好んでよく飲んでいたテキーラサンライズ------
　　　　
　　　　　．．．短かった幻の日々．．．．．．．．．　
　　　　　こんな時は度の強いテキーラを呑んで忘れるしかない．．．

テキーラを飲み干す女．．．　フツーにやべぇなぁ---

---今夜は酔い潰れるまで飲みたい気分だった．．．

短かった幻の日々に　こちらから　Sey Good Bye

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