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【WHITE ALBUM2】冬馬かずさスレ 砂糖57杯目 [転載禁止]©bbspink.com (505レス)
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350: 名無しさんだよもん [] 2015/10/15(木) 11:34:53.76 ID:vgACRWb70 そして当日、夜。世間的にはバレンタインで盛り上がっている頃、俺たちは誕生日で盛り上がっていた。 武也「いやー。もう何度でも言うぜ、俺。おめでとう、そしておめでとう!! なんつーかなぁ、こうして新婚一年目で無事雪菜ちゃんの誕生パーティもできて、ほんと……俺……っ」 春希「酒飲んで感極まってるとこ悪いけど、武也、お前の出番これで終了だから」 武也「はぁっ!? 出番ってなんだよ、俺とお前の漢坂はこれからだろうがよぉ!」 春希「いやほんといいんで。隅で衣緒と遊んでなさい」 武也「格は、格は足りてるはずなんだッ……!」 宴もたけなわとでも言おうか。めんどくさい酔っ払いは置いといて、小木曽家リビングを見回す。 雪菜の家族や麻理さん、杉浦たち四人に、和泉、柳原さん、武也、衣緒。そして雪菜とかずさ。 身内だけの、ささやかだけど大切なパーティ。 ささやか、なんて言いながら余裕で十人を越える『身内』はきっと、雪菜が勝ち取ったものなんだ。 朋「雪菜、今日は歌うって聞いたんだけど。『お客様』をこんなに待たせていいの?」 雪菜「分かってるよ、もう。ちょっとくらい待てないの? それにわたし、柳原さんは呼んでなかったのに……」 朋「はぁ!? さっすが小木曽雪菜、最大のライバルから逃げて結婚した挙句、 ヌルいお友達と群れるしかできないのねぇ〜」 雪菜「北原雪菜」 朋「え?」 雪菜「だから、名前。き・た・は・ら、雪菜。間違えないでね、柳原朋さん」 朋「くっ……!」 衣緒「雪菜、後輩いじめなんかしてないで歌の準備してきな」 雪菜「うん、ケーキでも食べてちょっと待っててね。着替えてくるから」 朋「男がいるからって、男がいるからってこいつら……うぅー!」 小春「あ、あのっ、おぎそせん……北原先輩……だとどっちか分かんないし……」 雪菜「雪菜、って呼んで。杉浦さん」 小春「はいっ! 雪菜先輩、わたしたちも期待してます! と、冬馬先輩も頑張ってください!」 かずさ「ああ。ま、あいつの歌詞じゃ、あたしの曲も雪菜の声も形無しだけどな」 麻理「後で独占インタビュー、お願いしますね」 かずさ「…………」 雪菜とかずさが二階へ向かう。俺は五分おいて雪菜の部屋へ。 扉を開けると、そこには着替えを終えた雪菜とかずさがいた。 衣装は学園祭の時のアレ。 俺も当時のアレ—ーつまり制服に着替えると、キーボードとギターを持って二人に向き直った。 春希「かずさ、いけるな」 かずさ「こんな余興でいけるも何もない」 春希「雪菜、いこうか」 雪菜「うん」 かずさ「春希、いけそうにないな」 春希「うるさいよ!」 三人で部屋を出てリビングへ。ささやかな歓声を受けつつセッティング。位置につき、ギターを構える。 不意に雪菜が振り返る。何だと思う間もなく、俺は雪菜に抱き締められた。 雪菜「春希くん」 春希「どうした?」 雪菜「……だぁいすき、だよ」 雪菜が中央に戻り、マイクのスイッチを入れる。かずさの前奏が心地良く耳朶を打つ。 遅れてなるものかと俺も弦を押さえてかき鳴らす。 そして。 鈴のような雪菜の声が響く————。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1443884163/350
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