[過去ログ] 葉鍵ロワイアル3作品投稿スレ8 (496レス)
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(2): 2006/12/14(木)02:01 ID:19v97T720(1/4) AAS
葉鍵キャラが殺しあう葉鍵ロワイアルの作品投稿専用スレです。

・書き手ルール
・このリレー小説の大きな特徴は、書き手は「どの話の続きを書いてもいい」ことです。
 納得できない作品があったらNGを出すのではなく、自分が納得できる展開を書いてください。
 あなたの書いた作品のほうが面白ければあなたの書いた作品の続きを誰かが書いてくれます。
 そうでなければ、放置されっぱなしです。適者生存。

・上記のルールのため、自分が投稿する作品にはどの作品の続きなのかを明記してください。
 その際には自分が書いたキャラの直前の作品ではなく、
 自分が投稿したいルートに投稿された最後の作品を書くこと。
 これは新たに物語を分岐させない場合でも同様です。
省11
477: 脱出の糸口 2006/12/30(土)18:17 ID:pynVuzhv0(2/7) AAS
パチーン!
豪快な音がした。
北川の頬は叩いた跡が残り少し赤くなっている。

「よーし、これでもう大丈夫だ。やっぱ俺達は明るくいかないとな」
美凪が死んだ事への悲しみはまだ消えてない―――きっと一生残るだろう。
だけど、美凪は自分達が悲しみに暮れる姿など望んではいないだろうから。
だから北川は、真希に微笑みかけた。
真希は一瞬呆気に取られていたが、すぐにいつもの勝気な笑顔をして見せた。

「そうね……そうよね。それじゃあたしも……」
真希は銃をポケットに入れて両手を思いっきり広げ、北川と同じように叩いた。
省16
478: 脱出の糸口 2006/12/30(土)18:18 ID:pynVuzhv0(3/7) AAS
―――それは真希にとって、完全に不意打ちの一言。
真希の頬がみるみるうちに赤く染まってゆく。
恥ずかしさに耐えられなくなった真希はハリセンを手に取った。
スパ――ン!
スパ――ン!
スパ――ン!
北川の頭に連続して衝撃が走る。
「ちょ、いや、俺今なんか悪い事言ったか?」
「うるさいっ」
スパ――ン!
省20
479: 脱出の糸口 2006/12/30(土)18:19 ID:pynVuzhv0(4/7) AAS






「あ、あの人ら一体何やの……?」
「珊瑚ちゃん、危険そうなの?」
「大丈夫やと思う、大丈夫やと思うけど……」
珊瑚は目の見えないみさきの為にそれだけ答えると、口を開いて呆然としていた。

窓の向こうから男と女が堂々と近付いてくる。
割烹着を着て。何故かハリセンだけ持って。
頭には頭巾までしており、その様は異様と言う他無い。
省9
480: 脱出の糸口 2006/12/30(土)18:20 ID:pynVuzhv0(5/7) AAS
「残念だが俺達は芸人じゃない……俺は北川潤、育ち盛りの元気な高校生だ。
それでこっちが広瀬真希……俺の漫才の相方だ。得意技はHGの物真似だ」
「セイセイセイセイ〜〜♪………………………って誰がんな事やるかっ!」
スパ――ン!
スパ――ン!
スパ――ン!
連続してハリセンが振るわれる。
そのやり取りはまさに芸人そのものだったが、とにかく北川達が学生であるらしい事は分かった。
「よ……よく分からないけど、悪い人達じゃないみたいだね……」
「そ……そうやね……」
省20
481: 脱出の糸口 2006/12/30(土)18:22 ID:pynVuzhv0(6/7) AAS
「俺達はもう少しここに残ってお前達の仲間が帰ってくるのを待つよ。
だけどその人達が帰ってきて情報交換も終わったら、ここを発つ。俺達にはやらないといけない事があるんだ。
だから―――俺達の代わりにお前がこれを活かしてくれ」

前回参加者達の遺産は、然るべき人物へと托された。

【時間:2日目11:30頃】
【場所:F−2民家】
川名みさき
【所持品:なし】
【状態:健康】
省15
482: 名無し ◆4ve4qyQUDI 2006/12/30(土)18:24 ID:pynVuzhv0(7/7) AAS
トリ入れ忘れた・・・
483: 全ては徒労に終わる 2006/12/30(土)23:26 ID:KrtGL40X0(1/4) AAS
――――――何もなかった…。

神塚山山頂には何も無かった…。
坂上智代と里村茜は首輪に電波を送る為の基地局を探して神塚山山頂へと上った
しかし何も無かった……そして平瀬村への帰路についている最中である。

「くそっ!結局全ては徒労に終わったのか……何も出来ていないじゃないか……」
拳を握り締めながら深く悔しがる智代、前にもこんな感じのセリフを言ったのは言うまでもない。
「仕方がありません…無いモノは無いのですから…。」
明後日の方向を見て、どこかで聞いたようなセリフを吐くのは里村茜、

それに仮に首輪に電波を送る為の基地局があったとしても参加者の目の届く範囲にあってたまることは無い
理由としては支給品の武器にあった
省2
484: 2006/12/30(土)23:27 ID:KrtGL40X0(2/4) AAS
「爆弾が支給品にあるくらいです、主催者も馬鹿ではないでしょう」
昨日の夕方の事を思い出したのか、ボソリと口に出す茜、
「…ハッ!!………なんでその事を言ってくれなかったんだ!!」
茜が口に出さなかったら本気で思い出さなかっただろうな智代、慌てて抗議の態度に出る
「それも含めて成功確率が2割程度だと思って賛成したんです…もしかして忘れていましたか?」
能面のような顔で智代にボソリと喋りかける茜、別に怒ってはいない…呆れているのだ。
「いや…その……。」
しどろもどろに成りながら手の平をぶんぶん振る智代、
「それならいいです…。」
『やっぱり』と言いたげな茜、しかし智代にトドメを刺すつもりは無い。
省5
485: 2006/12/30(土)23:28 ID:KrtGL40X0(3/4) AAS
対主催者を目指す者達は仲間を集め、マーダーとも戦う
銃を持たないものでも知恵を振り絞り立ち向かう
首輪解除を目指すものたちは情報を集める
マーダーとてマーダー同士で戦うこともある
亡くなった者とて24時間死者が出ない場合のリセット役に貢献していたりする。
ある者は愛するものを奪われ、ある者は友情を深めた仲間を奪われた…。
裏切りや誤解、様々な不の感情が渦巻くこの島…。

――――――坂上智代の取った行動…。
最初からゲームの破壊を目標とし行動を開始する。
マーダー化しかけていた茜の説得に成功
省8
486: 2006/12/30(土)23:29 ID:KrtGL40X0(4/4) AAS
【時間:2日目11:00頃】
【場所:f-3】

里村茜
 【所持品:フォーク、他支給品一式】
 【状態:全身打撲(マシになった)、智代の行動に呆れている、平瀬村に帰宅する最中】

坂上智代
 【所持品:手斧、他支給品一式】
 【状態:全身打撲(マシになった)、平瀬村に帰宅する最中】

→547 ルートB−13
487: 陽光 2006/12/31(日)12:09 ID:8ICLZxUz0(1/4) AAS
村の中央に、力無く項垂れる3つの影があった。
乾いた風が、彼らの意を介す事無く吹き抜ける。
そこに、蒼い空から陽の光が降りそそいでいた。

柳川は立ち上がると住井の元に歩み寄り、様子を伺った。
複数の無残な銃痕は彼が事切れていることを能弁に語っている。
そして、志保の方を見る―――何時の間に移動したのだろうか、浩之がもう動かない志保の上半身を支え起こしていた。
浩之の表情は、こちら側からでは影になっており読み取る事は叶わない。
「藤田……」
「……悪いが少しだけ、一人にしといてくれないか?大丈夫……少しの間だけだ」
浩之は顔をこちらに向ける事無くそう言った。その声は震えている。
省18
488: 陽光 2006/12/31(日)12:11 ID:8ICLZxUz0(2/4) AAS
「や、柳川さん……?」
「もう止めろ……川澄はもう、此処にはいないんだ……」
「…………」
「死んだ人間の生命は決して戻らない……」
柳川は敢えて告げる―――現実を。
受け入れられない事実を突き付けられ、佐祐理の瞳に再び涙が満ちてゆく。
佐祐理は耳を塞ぎ、全てを拒むように首をぶんぶんと振った。
「聞きたくありませんっ!どうして……そんな事を言うんですかっ……!」
「川澄は死んだ―――だが」
「もう止めてぇぇぇ!」
省18
489: 陽光 2006/12/31(日)12:13 ID:8ICLZxUz0(3/4) AAS
強い少女だと思った。親友の事で鬼に呑まれてしまっていた自分とは比べ物にならないくらい、強い。
主催者さえ殺せば、もう自分は死んでも良いと思っていた。
鬼を抑え込んでいる制限と呼ばれている力が無ければ、自分はもう自我を保てないから。
再度、愚かな傀儡と化してしまうだけだから。
だけど―――今ならきっと、そうはならない気がした。それだけの強さを佐祐理が与えてくれた。
(貴之……俺は生を望んでも良いのか?)
心の中で親友に問い掛ける…………答えは無い。
だけど、決意はもう固まっていた。
自分の命はもう、自分の為だけにあるのでは無い―――生を諦める事など許されない。

「……ああ、こちらこそな」
省14
490: 陽光 2006/12/31(日)12:14 ID:8ICLZxUz0(4/4) AAS
春原陽平
【所持品1:スタンガン・FN Five-SeveNの予備マガジン(20発入り)×2・他支給品一式】
【所持品2:鋏・アヒル隊長(1時間20分後爆発)・鉄パイプ・他支給品一式】
【状態:全身打撲・数ヶ所に軽い切り傷(どちらも大体は治療済み)、頭と脇腹に打撲跡】
柳川祐也
【所持品@:S&W M1076 残弾数(7/7)予備マガジン(7発入り×3)】
【所持品A:支給品一式×2】
【状態:左肩と脇腹の治療は完了したが治りきってはいない、肩から胸にかけて浅い切り傷、疲労】
倉田佐祐理
【所持品:支給品一式、救急箱、二連式デリンジャー(残弾0発)、吹き矢セット(青×5:麻酔薬、赤×3:効能不明、黄×3:効能不明)】
省20
491: 謹賀新年 2007/01/01(月)00:06 ID:7N/JNup70(1/5) AAS
―――時は12月31日、23時50分。
北川、美凪、真希ら凸凹□トリオは一緒にコタツに入りながら日付が変わるのを待っていた。
「しかし今年も寒いな……。このままじゃ年が明けても寝正月になっちまいそうだ」
北川が蜜柑を食べながらぼやく。
彼はだらしなく上半身をコタツの上に預けており、やる気の無い事が容易に見て取れる。
だが真希はそんな彼に容赦無く言い放つ。
「駄目よ、明日は初詣に行くんだから」
「誰が?」
「あたし達がよ」
「何処に?」
省21
492: 謹賀新年 2007/01/01(月)00:07 ID:7N/JNup70(2/5) AAS
北川がすう、と深呼吸をする。
だが、彼が何かを話す前に美凪がお米券を手に喋りだした。
「……新年おめでたいで賞、しんて……」
「わー、待て美凪!それは三人一緒にだ!」
「……残念」
授賞式を妨げられた美凪は一瞬シュンとしたが、すぐにいつもの微笑みを湛えた顔に戻った。
改めて北川は二人を促し、三人は揃って深呼吸をした。
「それじゃいくぞ…………明けまして」

「「「おめでと〜ございますっ!」」」

彼らは三人一緒に大きな声でそう言って深々とお辞儀をした。
省19
493: 謹賀新年 2007/01/01(月)00:08 ID:7N/JNup70(3/5) AAS
「『ちっ、新年の挨拶などと下らん。作者もこんな物を書いてる暇があれば本編の一つでも書けば良かろうにな。
こんな茶番に付き合う気は無い、俺のコメントは以上だ。……と思ったんだが、後ろで倉田がうるさいから代わりに書かせるか……』」
「……変わった奴ばっかだな」
北川がぼそっと呟いたが、真希は構うことなく紙に書かれている内容を読み続ける。
「『あはは〜、倉田佐祐理です。どうもすいません……普段は無愛想ですけど、本当は柳川さんは良い人なんですっ!
ですから出来れば今年も応援してあげてくださいね』……以上よ。ったく、レディに迷惑掛けてる奴が多いみたいね……」
真希は溜息を吐きながら紙をポケットに戻した。
「そうだな。このジャパニーズジェントルマン・北川潤様を見習えってんだ」
「もうつまらないボケは良いからさっさと最後のコメント読んじゃって……。変なコメントばっかで、ツッコミを入れる元気も無くなったわ」
省13
494: 謹賀新年 2007/01/01(月)00:09 ID:7N/JNup70(4/5) AAS
北川潤
【持ち物:みかん10個、Mr死亡フラグのコメント付き用紙】
【状況:コタツでみかんを食べたい】
広瀬真希
【持ち物:柳川と佐祐理のコメント付き用紙】
【状況:疲労、呆れ】
遠野美凪
【持ち物:お米券数百枚、T槻と郁乃のコメント付き用紙】
【状況:また出番が来て嬉しい】
省1
495: 2007/01/01(月)00:10 ID:7N/JNup70(5/5) AAS
AA省
496: 2007/01/02(火)16:02 ID:pU++cV3B0(1) AAS
AA省
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