[過去ログ] 魔法・超能力などの非現実的能力でエロ妄想その10 [無断転載禁止]©bbspink.com (384レス)
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352: 2020/06/06(土)01:07 ID:Lz5zh5rg(1/10) AAS
>>14-21 の続きならちゃんとあるよ

「あ、天音。どうすればいいのかな」
「どうすればって、なんで私に聞くの。入れる方法は分かってるんでしょ?」
「いや、だって、こういうのする前って、やる準備とかあるんじゃないの? ……ネットで調べられない?」
「何、『離れた場所からエッチする方法』とでも検索しろって?」
 僕らは本番を前にして、酷くもたもたとしていた。
 なにしろ、僕も天音も、どちらもセックスなんてやったことがない。
 しかも、こんなおかしな形のHなんてお手本もないし、なにをどうしたらいいのかさっぱりだ。

 それでも、天音の好意に甘んじて、僕は覚悟を決めた。
「本当にいいの? 天音」
省41
353: 2020/06/06(土)01:08 ID:Lz5zh5rg(2/10) AAS
 天音は、僕のそれに興味を示している様子だった。天音も、あんな言い方をしながらも、幼馴染の僕とするっていうギャップにはまだ戸惑ってるのかもしれない。
「天音、無理だったら止めてもいいよ? なんならその……手でやってくれるだけでも十分だし」
「やだよ! あんなもの二度と触るか! それに……それで満足するわけ?」
「…………」
「だ、だいたい、直接触れられないだけ能力でやってもらったほうがまだマシだから! あんたの馬鹿がうつったらたまんない!」
 天音が相変わらずの毒舌を吐くけど、僕には分かる。いつもより早口でお怒りの様子を見ると、恥ずかしがっている。
 それに、口ではああ言ってるけど、どうも嫌がっている素振りを見せはしない。これも天音の配慮かな。彼女がどう思っているのか分からない。分からないけど……案外、僕と同じように考えている、気がする。

 いよいよ準備ができた。心臓がうるさいくらいに鳴っている。天音だってそうだろう。
「で、私はどうしてればいいの?」
「えっ? うーん……別に、そこに座っててくれれば」
省28
354: 2020/06/06(土)01:09 ID:Lz5zh5rg(3/10) AAS
「雪也。な、なんか、さっきよりしんどい……」
「えっ? 痛い?」
「痛くはないんだけど、どんどん大きくなってない?」
 天音がもどかしそうな顔をする。膣が内側から押し広げられる感覚を、初めて味わうみたいだ。
 実際、天音の言う通りだった。僕は天音のことを意識してはどんどん興奮してきて、勃起が強まっている。
「ぼ、僕も初めてだからよくわかんないんだけど、もう奥に当たってる……よね、これ?」
 さっきから、さきっぽがちょっと硬い所にぶつかっている感じがする……
 ぐいっと腰を押し上げると、もう行き止まりのような感触。底のようなところを押し上げてしまった。と同時に、天音が顔をしかめた。
「ちょ、ちょっときつい……もっとでかくなるの?」
「うーん、たぶん、もうちょっといけそうな気がする……」
省24
355: 2020/06/06(土)01:10 ID:Lz5zh5rg(4/10) AAS
 腰を少し強めに揺っていると、天音のお腹のあたりから水音が聞こえてくるようになった。最初はあまり水気のない音だったけれど、今はだいぶん滑りが良くなって、ペニスのほうも摩擦がほとんどなくなって気持ちよさが増してくる。
「ちょっと苦しいんだけど、なんか、さっきよりまた大きくなってない?」
 確かに、最初に入れた時にはまだ勃起しかけだったから、大した大きさでもなかったけど、いまは完全に勃起しきっている。
「勃起しきっちゃうとこんな感じだよ」
「そうなんだ。気持ち悪い」
 酷いなぁ。でも、そんな天音の悪態も、今は、聞き流せてしまう。

「こんなこと言って天音、怒るかもしれないけどさ」
「何」
「……こんな気持ちいいと思わなかった……ほんと、ずっと入れてたい」
 これは本当だった。僕だってオナニーくらいするけど、それとは比べ物にならない気持ちよさだ。
省20
356: 2020/06/06(土)01:10 ID:Lz5zh5rg(5/10) AAS
「失礼しまーす」
「!!!」
 突然の第三者の声に、僕らはびっくりして飛び上がる。絶頂までもうすぐだという時に、よりによって看護師さんが入ってきてしまった!
 僕はなすすべなくベッドに座ったままで硬直し、天音は慌てて椅子の上でぴっちり姿勢を正す。

 まさか、僕らの騒ぎ声を注意しに来た? と心配になったけれど、どうやら看護師さんは、僕のお世話に来てくれたみたいだった
「雪也さん、シーツとか、おしっこのほうは大丈夫です?」
 看護師さんの爽やかなサービススマイル。一方の僕は、状況が状況なせいですっかりたどたどしくなってしまう。
「えっ? あ、は、はい! 大丈夫です! あ、あんまり汗かいてないので……入院着とシーツとは後でも……」
 こんなに激しく運動をしているのに、汗をかいてないなんてもちろん大嘘だ。今更だけど、こんな身体でセックスなんかして大丈夫なんだろうか。
 
省24
357: 2020/06/06(土)01:11 ID:Lz5zh5rg(6/10) AAS
 なんて感傷に浸っていると、天音がお怒りの様子が目に入った。天音は、看護師さんに見えない角度で、表情とジェスチャーだけで訴えてくる。
(なに勃起してんだこの変態がッ! てか、1回引き抜けよ!)
(む、無理だよ! いま抜いたら限界が来ちゃう!)
 そうだ、僕もぼんやりしている場合じゃなかった。

 いま、僕と天音は看護師さんの目の前で、ぴったりとつながりあってしまっている状態。平静ではいられない、確かにこの状況なら抜くのが賢明だ。
 でも、それがダメだった。実のところ、僕はもうはちきれそうな状態だった。
 今の状態で1擦りしてしまうと、その場で発してしまいかねない。いま出してしまうと、入院着が大変なことになってしまうのは明白だった。そんなことになれば、天音にだって迷惑がかかる。
 だめだ、ここは堪えないと。でも、いくら気持ちを反らそうとしても、僕は天音のことを意識してしまい、興奮を抑えることができなかった。
 
 僕のペニスが天音の中で膨らむと、天音がたまらず、座りが悪そうに腰を動かす。
省16
358: 2020/06/06(土)01:13 ID:Lz5zh5rg(7/10) AAS
 天音の中で、僕のほうがいよいよ限界を迎えて、脈を打ち始める。
(雪也待った! だめだめだめ! も、もうちょい耐えられないの!?)
(こっ、堪えてるんだよっ、これでもっ!)
 僕らが快感と懸命に格闘している最中も、看護師さんはわざととも思えるほどのんびりと部屋に滞在していたけれど、やがて
「ふふ、お邪魔してごめんなさいね。……大丈夫? 二人とも、お顔が真っ赤よ?」
 意地悪っぽく笑いかけてきた。

 思わず二人で顔を見合わせしまった。
 天音の顔……いつもの強気そうな表情でありながら、頬が紅潮し、蕩けたようにぼんやりとして、せつなそうな顔をしていて……そんなエッチな顔をされたら……
「うっ!」
「ちょ、ん、んーっ……」
省30
359: 2020/06/06(土)01:13 ID:Lz5zh5rg(8/10) AAS
「雪也、顔を上げて」
 死刑執行を前に、恐る恐る顔を上げる。
 天音は、いつも通り、僕を小馬鹿にしたような余裕のある顔をしていた。
「で、スッキリしたの?」
「え?」
「どうなの。スッキリしたかって聞いてんの」
「え、あ、うん……」
 思わず適当に答えてしまったけれど、改めて思い返して、いままで流れるように感じていたいろいろな感情が、僕の中でぐちゃぐちゃに混ざりはじめる。

 改めて天音に問われて、気が動転する。天音と、天音とセックスした……。
 スッキリしたかと言われれば、その通りだ。あんなに気持ちよかったのは、生まれて初めてだった。
省34
360: 2020/06/06(土)01:14 ID:Lz5zh5rg(9/10) AAS
 天音は椅子に腰かけ、冷静に、息をついて、僕の能力の今後について提案してきた。
「……どうしても我慢できなくなったら……まぁ、スマホ使えないんだし、連絡しろっていうのも無理か。あ、あんまり急にはやめてよね。寝てる時間と授業中もダメ! それから、乱暴にしないで、そっとやって」
「え? な、なに言って……それって」
 急にそんなことを言われて、最初は何を言っているのかわからなかった。
 でも、すぐに理解した。
 抑えられなくなったら、天音がカバーしてくれる、っていう提案だ。
 
「天音……」
「あと、出したモノの処理はさすがに面倒見切れないから、看護師さんに夢精しましたスミマセンとか適当に言ってよ」
「そんな、いくらなんでも……」
省33
361
(1): 2020/06/06(土)01:14 ID:Lz5zh5rg(10/10) AAS
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これにて〆となります。お粗末様でした
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