[過去ログ] サムスピ総合エロ萌えSS 4 (538レス)
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369: 半蔵×楓 9 2009/11/23(月)19:52 ID:SahHzTlQ(1/16) AAS
おえんの薬屋に戻るとせがれの番頭が昨夜、辻斬りに襲われかけた女郎が
二人の黒い人影に救われたという噂が広まっているー
という噂話を、薬を買いにきている客と話していた。

息子も母親が忍という事はこれからも知る事はないだろう。

番頭に軽く会釈し部屋に入ると、困った表情を浮かべているおえんと、
にやけた弥彦が茶をすすっていた。

「お前、清純系の正統派なヤマトナデシコ的おなごが好みとばかり思ってたが
艶っぽいそそる女が好みだったんだなぁ。里にも色っぽいのが何人かいるが、ああいう華のある女いねえもんな。」

「見ていたのか?!」
半蔵の顔が真っ赤になる。
省25
370: 半蔵×楓 10 2009/11/23(月)19:59 ID:SahHzTlQ(2/16) AAS
癖のある髪の毛を椿油で固め花魁髷に結い上げる。
かんざしをさし、煌びやかな羽織に身を包み
三つ指をたて、しなを作り男を迎える。
「お蝶」は昨日の引き込かむろ時代の名前。今日からは花魁の「茜」が自分の名前。
水揚げ用に造られた離れの座敷で初めての相手を待つ。

「旦那様。今夜はたくさん可愛がってくださいまし…。」

父が信頼していた兄弟弟子に騙され、多額の借金を背負ってしまい
自暴自棄になった父は自決。母や兄、姉達と共に毒を服した。
その前に食した物と一緒に毒を吐いてしまい、自分だけ生き残ってしまった。
借金を取りにきた輩にそのまま人売り引き渡された。
省34
371: 半蔵×楓 11 2009/11/23(月)20:05 ID:SahHzTlQ(3/16) AAS
「茜〜。もっとちこう寄れ。ささ、もっと酒を注げ!」
古狸のような風貌の廻船問屋の主人・荒川が茜の肩を抱き自らの方に寄せる。

「旦那様。酒も良いですが琴などいかがです?わちき、今日のために練習しましたの。」

「音楽なんぞどうでも良い良い。はようお主を味わいたくてワシの愚息がウズいておるわ。」
茜の耳に酒とヤニ臭い息がかかる。

「その前にちょっと厠に行ってくる。良い子にして待っておれ〜!」
「旦那様、早く帰ってきてくださいまし。」
荒川は席を立つと赤ら顔でいやらしい表情を浮かべ、襖を閉め外に出ていく。

下品な人…。
これから毎夜、こんな日が続くのだから慣れなくては。
省18
372: 半蔵×楓 12 2009/11/23(月)20:12 ID:SahHzTlQ(4/16) AAS
「明かりがあってはそちも恥かしかろう。灯を消してやろ…。」

荒川が行灯に手をかけようとすると茜が言葉を遮る。
「お待ち下さい。その前にもう一口お酒を…。」

寝所に用意されている徳利を出すと茜は右肩の肌着を下にずらす。
年相応ではない大きめの胸がこぼれ出る。
とれたての桃のようだ。
徳利を鎖骨のくぼみに少したらすと溢れ出た酒がほのかに赤みを帯びた胸の中心に流れ落ちる。

「さあ…わちきの器でお酒を楽しんでくだしゃんせ…。」

茜が妖艶な笑みを浮かべると荒川は術にかかったかのようにゆっくりと茜に近づく。
茜の前に膝を落とすと茜の右肩を抱くとゆっくりと口を鎖骨に近づける。
省7
373: 半蔵×楓 13 2009/11/23(月)20:19 ID:SahHzTlQ(5/16) AAS
「…何故、分かった?」
姿は荒川だが声が半蔵の声に変わる。

「厠から戻ってからの荒川様と身なりは同じでも中身は別人…。
それに荒川様は廻船問屋。常に川の傍にいるので川の水…それにタバコの香りがします。
でも、…今の荒川様からはほのかに火薬の香りがします。…半蔵殿と同じ香り。」

ふうっ…と荒川の姿をした半蔵が小さなため息をつき、立派な羽織を脱ぎ捨てると
一瞬のうちに変わった着物の逞しい青年の姿になる。

「常人に見破られるとは、拙者の変装もまだまだのようだ…。見ての通り、拙者は忍。
…恥ずかしながら、荒川氏に化けたままそなたを夜這いするつもりだったが
正体を見破られてはもうここにはおれん。それに…拙者はそなたの客にはなれぬ。」
省21
374: 半蔵×楓 14 2009/11/23(月)20:27 ID:SahHzTlQ(6/16) AAS
「かえで…。」
「半蔵殿…。」

楓が半蔵の首に手を回し、どちらともなく唇を合わせる。

…ちゅ…。くちゅ…。
お互いの舌が絡む。それだけで二人の体温が上がる。

半蔵が器用に楓の帯を解き、肌着を脱がす。
形の良い胸が二つ踊り出る。
半蔵は唇から首、鎖骨に舌を這わせると左の楓の胸の中心を口に含む。
右の胸は揉まれる度に形を手のひらで変え、先をつまむとわずかに楓の身体が跳ねる。

「では、次は私が…。」
省25
375: 半蔵×楓 15 2009/11/23(月)20:35 ID:SahHzTlQ(7/16) AAS
「そなたの花の蜜を吸うてみたい。」

半蔵は楓の腰をかかえ脚を開かせると楓の秘所に口をつける。
小さな花から少しずつ蜜が溢れてくる。
どことなく甘く感じる。

「そなたの蜜はとても美味だ。」

楓の顔が真っ赤になる。
姐女郎達が毎夜客に囁いていた言葉がこんなにも卑猥な事だったと知る。

花の芯を舌で刺激すると楓の息が荒くなるのに気付く。
芯に吸い付き刺激をあたえ続けると、やがて楓の身体が大きく跳ねる。
省20
376: 半蔵×楓 16 2009/11/23(月)20:42 ID:SahHzTlQ(8/16) AAS
大きく、堅く、熱いものが楓の中に進入し始める。
目鼻立ちの整った綺麗な顔が苦悶の表情を浮かべ、首をふるとかんざしがぽとりと布団に落ちる。
楓が半蔵の背中に爪を立てる。

女人達が初めての時と出産の時は気が遠くなる程の痛みを伴うという。
だが、頭では分かっていても身体が言う事を聞かない。

根本まで楓の中に静めると中の肉壁が半蔵の男根を締めあげる。
その時、今まで味わった事のない快楽が半蔵の中を電流のように駆け巡る。
「…くっ…」
思わず声が漏れる。

女の中には「名器」を持つ者がいるという。
省18
377: 半蔵×楓 17 2009/11/23(月)20:46 ID:SahHzTlQ(9/16) AAS
快楽の中、夢を見た。
これが極楽の夢なのだろうか?
可愛らしい二人の童達が自分を母と呼ぶ。
自分は台所で食事の用意をする。
ふり返るとその先には大きな背中の男。
愛する私の旦那様…。

目を開けるとそこは暗闇。
障子を抜けた月の光が部屋をぼんやり照らす。
自分には来るはずのない幸せな夢を見ていたようだ。

ゆっくりと身体を起こす。
省17
378: 半蔵×楓 18 2009/11/23(月)20:55 ID:SahHzTlQ(10/16) AAS
楓は半蔵の前に腰を下ろす。
くせのある前髪と、情事でほどけた後ろ髪がゆらりと揺れる。

半蔵は一度大きく深呼吸をすると畳に額をつける。
後ろに縛った黒い髪が首から畳へと落ちる。
つまり、土下座である。

「拙者の嫁になってくれ…!」

楓は想像しなかった願いに驚きの表情と共に目を見開く。

「拙者はこの通り、忍の者。影で生まれ、影に死ぬ。
お役目で長く留守にする事もあり、いつ命を落とすかも分からぬ身。
だが、武家以上の暮らしは保証する…!
省21
379: 半蔵×楓 19 2009/11/23(月)21:07 ID:SahHzTlQ(11/16) AAS
スパーン…!
小気味良い音と共に目の前の障子が大きく開く。

半蔵と同じ変わった着物を着た男が荒川を抱えて部屋に入る。

「弥彦…。もう少し空気を読んでくれぬか?」
半蔵が弥彦と呼ばれる男を見ずに言い放つ。

「お前がお楽しみ中、俺はこの狸おっさんと狭い物置の中で一夜を過ごしたんだぞ!」
手際よく荒川の肌着をはぎとり、裸にすると寝所に蹴り込む。
薬が効いているのか荒川は大いびきで布団に転がる。

「おい、そろそろ用意しろ。連れて帰るんだろ?そろそろ夜が明けるぞ。」
弥彦が荒川の肌着を放り投げる。
省21
380: 半蔵×楓 20 2009/11/23(月)21:15 ID:SahHzTlQ(12/16) AAS
外から鳥の鳴き声と多くの人が行き交う声が聞こえる。
楓が再度目を覚まし見渡すと、見知らぬ部屋の天井が見えた。

「ここは…?」

部屋に急須と湯飲み、ささやかな朝げを盆に乗せた人の良さそうな老婆が部屋に入ってくる。
「おや、目をさましたのかい?気分はどうだい?」
老婆の後ろから半蔵が姿を現す。今は武士の着物を着ていた。
老婆は半蔵に軽く会釈すると襖を閉めて出ていく。

「ここは里近くにある宿。今から出れば昼刻には伊賀の里に着く。」

宿…?!
省15
381: 半蔵×楓 21 2009/11/23(月)21:21 ID:SahHzTlQ(13/16) AAS
水を飲むと楓は袖をまくり、着物の裾をまくし上げ裾を帯に入れる。
白く長い手足が外気にさらけ出される。
楓は半蔵の前に進み出ると構えた。
「何を…?!」

「毎日鍛錬を忘れた事がなかったのよ。昨日までは…ね。組み手の相手になっていただける?」
半蔵は無言で頷くと侍袴から忍装束へと一瞬のうちに着替える。

「手加減は無用。真剣になさらないと骨が折れましてよ。」
楓がにっこりと妖しく笑う。

拙者はこの顔に弱いのかも知れぬ…だが!
忍び刀を地面に置くと半蔵も構える。
省18
382: 半蔵×楓 22 2009/11/23(月)21:27 ID:SahHzTlQ(14/16) AAS
着物の前合わせを乱雑に広げ、踊りでた桃のような胸にしゃぶりつく。

「あ…なた…。」
指が楓の花をそっと撫でると中に進入する。
一昨日よりも滑らかに進入する事ができた。
そのまま傅くと楓の右脚を肩にかけさせ、指を中に進入させたまま花の芯を吸う。

…ちゅり。…

「昼…に、こん…な場所で…、ダメよ…あんっ!」
楓の身体が跳ねる。

「はあ…。でも、嫌じゃないわ…。私…。」
熱っぽい視線を投げかける。誘っている目だ。
省21
383: 半蔵×楓 23 2009/11/23(月)21:38 ID:SahHzTlQ(15/16) AAS
二人が出羽山中にある伊賀の里に着いたのは夕刻を過ぎていた。
隠居の屋敷の広間で大勢の相談役達が到着を待ちかねている。
先に里に着いた弥彦から、事の次第が報告され
先代半蔵が甲賀のくのいちを連れて戻った時以来の衝撃が里を取り巻いた。

里の相談役や、娘を嫁にと企んでいた者達が
自分達の目論見が崩れ、思い思いに愚痴を吐いていた。

先代半蔵の時もこんな事があったなと隠居は思い返していた。
現半蔵の師である先代半蔵も同じく、端正な顔立ちだったが、
今の半蔵と違うのは女人に対して手が早かったという事だった。

里の女はもちろんの事、吉原の遊女や町娘、どうやらとある大名の側室まで手を出していたというのだからタチが悪い。
省26
384: 半蔵×楓 24 2009/11/23(月)21:49 ID:SahHzTlQ(16/16) AAS
隠居はいまだに不満を漏らす一部の者達を部屋に残すと、そのまま縁側に出て月を仰ぐ。
暗闇を丸い月がぼんやりと照らす。

先代半蔵は甲賀の手錬れくのいち。
今の半蔵は吉原の花魁。
それぞれ面白い女を嫁に迎えたものだ。
では…、次に半蔵の名を襲名する者は一体どんな女を嫁にするのか。

「まだまだ長生きせねばならんのう…。」

半蔵の屋敷へと歩いている途中、半蔵は自分の首巻を外すと優しく楓の首に巻く。
「秋の風が一段と冷えるようになった。風邪などを召さぬよう…。」
「ありがとう…ございます。」
省21
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