[過去ログ] サムスピ総合エロ萌えSS 4 (538レス)
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356: 2009/11/19(木)00:03 ID:NcaT/JNQ(1) AAS
また一つ楽しみなものが出来た 期待してます
357
(1): 2009/11/22(日)19:20 ID:aWPgODNK(1/2) AAS
354でつ。
数日に分けて今から投下しやす。

捏造、妄想が禿げしい上
オリキャラ出るんで苦手な人はスルー推奨。

エロまでの道のりがめちゃめちゃ長いんで
エロしかイラネの人もスルー推奨。

マイナーすぎるカプだが
お口に合えば幸いッス。
358: 半蔵×楓 1 2009/11/22(日)19:27 ID:3UiQVe5H(1/8) AAS
「秋風」

青年は若いながらも「服部半蔵」の名を襲名し、既に数々のお役目を果たしていた。
冷静沈着さと判断力、忍術、体術、剣技、統率力は歴代の「半蔵」達と引けを取らないどころか
それ以上と言われている。

しかし、半蔵は成人しているというのに未だ伴侶を迎えていない。
伊賀の里の者達がそれを放っておくはずもなく
年頃の娘がいる者達はこぞって半蔵に縁談を持ちかける。
が…、肝心の半蔵はそれを全て流していた。

「お主、まさか男色ではあるまいな?」

里のご隠居に問われ、常に感情を表に出さない事でも有名な半蔵だが
省22
359: 半蔵×楓 2 2009/11/22(日)19:32 ID:3UiQVe5H(2/8) AAS
「お前のモズ落としはいつ見ても最高だな!」

とても忍とは思えない落ち着きのない男が半蔵に話しかける。
声をかけた男は半像と幼少の頃からの幼馴染であり、
度々仕事を組む相棒の「弥彦」である。
下人だが幼馴染という事もあり、「半蔵」という名を襲名してからも
昔と変わりなく接してくれる数少ない友人でもある。

今回のお役目は吉原に出没する女郎を狙った辻斬りを二人で闇に葬る事であった。

一瞬のうちに半蔵の制裁を受け、首がへし折られた浪人の亡骸を夜が明ける前に手早く処理すると
伊賀の者が経営する、吉原での拠点となる廓へと向かう。

表通りから少し奥まった一軒の店の裏口の門を弥彦が叩くと扉がすっと開く。
省17
360: 半蔵×楓 3 2009/11/22(日)19:35 ID:3UiQVe5H(3/8) AAS
おえんの出した茶を一口飲んだ後、半蔵は昨日の夜から疑問に思っていた事を口に出す。
「昨日の浪人…。確かに多少は腕がたつ者だったが、お主と拙者の二人もいらなかったのではないか?
お役目に与えられた日数は四日。だが一日もあれば充分なお役目だ。
そして支給された経費の額が多すぎる。」

半蔵は懐から金子三枚を取り出し、卓袱台の上に置く。

おえんは弥彦と目くばせすると、後方から書状を取り出す。
書状には十数名の女人の名前が書き連なっている。

「これは何だ?」
半蔵は自分の前に置かれた書状の意味が分からなかった。

「お前、他の事にはこれでもかって位敏感なのに、どうしてこういう事には鈍感なのかねえ…。」
省19
361: 半蔵×楓 4 2009/11/22(日)19:42 ID:3UiQVe5H(4/8) AAS
日がちょうど真上にきた頃、半蔵と弥彦はおえんから近辺の廓について説明を受けていた。
「…で、この廓は技が、ここは芸を売りに…って、聞いてます?」
おえんの説明を熱心に聞いてたのは弥彦のみだ。

「弥彦…、お主、先月初子が産まれたばかりではなかったか?」
半蔵が少し怪訝な表情を浮かべる…と言っても傍から見ればほとんど変わらない。

「何お堅い事言ってるんだよ。吉原に来たからには女を買わなきゃ男が廃るってもんよ。
俺はお前の付き添いでここまで一緒に来てやってるんだからこれくらいの恩恵を受けたって罰はあたらねえよ。」

どうりで今回のお役目はやけに乗り気だったわけだ。
お役目より色事優先とは情けない。だが、それが弥彦の持ち味でもある。

その後、おえんに追い出されるように外に出ると
省12
362: 半蔵×楓 5 2009/11/22(日)19:45 ID:3UiQVe5H(5/8) AAS
さて…、どうしたものか。

弥彦に言われた通りに覚悟を決めるか否かを考えていると、どこかで揉めている声が耳に入る。
常人では聞き分けられないだろう。

聴覚を頼りに入り組んだ裏の路地へと入ると
若い女人が五人のごろつき達に囲まれている。
紅い着物を着ているという事は女人はかむろであろう。

「いいかげん通していただける?姐さんのおつかいの帰りなだけで、私…暇じゃないのよ?」

女人が淡々とした口調で静かに、強く言い放つ。
後ろ向きで顔までは確認できないが、赤みを帯びた茶色でくせのある髪の毛を高い位置でくくっている。
首をかしげるとくせのある長い後ろ髪がゆらゆらと揺れる。
省21
363: 半蔵×楓 6 2009/11/22(日)19:51 ID:3UiQVe5H(6/8) AAS
「これでも手加減してあげてよ?」

女人は着物の裾を直し、転がった男達の間を通ると
比較的動けるごろつきが懐から刀を取り出し、再度女人に襲いかかる。

「ぶっ殺してやる…!」

「キィイン…」という金属同士のぶつかる音が辺りに響くと
ごろつきの持っていたドスが転がっている仲間の頬を掠め、地面に突き刺さる。

反射的に飛び出た半蔵は左手で女人を庇うように抱え、
右手でごろつきのドスを自分の刀で弾いたからだ。
省31
364: 半蔵×楓 7 2009/11/22(日)19:56 ID:3UiQVe5H(7/8) AAS
半蔵はこの不思議なかむろに誘導されるまま、茶屋の長椅子に腰をかける。

「半蔵殿。ここの団子は口に合わなくて?」お蝶が茶色の瞳で半蔵を見つめる。

「否…。」
お蝶を見ていて好物の団子の存在を忘れていたようだ。

「お蝶殿、武術の心得があるようだが…?」
半蔵が団子を一つ口に入れる。

「ここに来る前はもっと南の地方に住んでましたの。
父はそこそこ名の知れた武術家でしたのよ。」
省24
365: 半蔵×楓 8 2009/11/22(日)20:10 ID:3UiQVe5H(8/8) AAS
「半蔵殿、お国に良い人はいまして?」
「…否。だが、このままいけば意に添わぬ女人と婚姻せねばならぬ…。それもまた運命かもしれぬな。」
半蔵が自嘲をふくめて静かに笑う。

「では、私と同じ…。私達は常に意に添わぬ殿方達と毎夜枕を共に。それも運命でしょう。」
冷たい風がふき、楓の髪が舞う。
秋がまた一段と深まったようだ。

半蔵が串とみたらしの蜜だけになった皿を店の主人に渡す。
皿が横に傾き、みたらしの蜜が半蔵の指にかかる。
「お客さん、すみませんねえ。」
「構わぬ。」
省32
366: 2009/11/22(日)20:23 ID:oB8xdJIa(1) AAS
>>357
待ってました!
時代物の雰囲気がいいなあ。
続きが楽しみです
367
(1): 2009/11/22(日)20:26 ID:aWPgODNK(2/2) AAS
354でつ。
今日はここまでッス。
これから続きをまた創作して
明日投下しやす。

分かりにくい表現使っててスマンお。

かむろ(禿)→女郎見習い。(処女)

引き込かむろ→おいらんになれる素質を持つ将来有望なかむろ。

水揚げ→かむろがお金で処女買われる事。これを経て一人前の女郎に。
省2
368: 354 2009/11/23(月)19:45 ID:ZsCUt37g(1/3) AAS
>>367
ありがとん。

今から続き投下しやす。
既に間違いを色々発見してしもうたorz

2話→「吉原での拠点となる廓へと向かう」×
「吉原での拠点となる薬屋へと向かう」○

8話→「冷たい風がふき、楓の髪が舞う」×
「冷たい風がふき、お蝶の髪が舞う」○

ではよろしくお願いしやす。
369: 半蔵×楓 9 2009/11/23(月)19:52 ID:SahHzTlQ(1/16) AAS
おえんの薬屋に戻るとせがれの番頭が昨夜、辻斬りに襲われかけた女郎が
二人の黒い人影に救われたという噂が広まっているー
という噂話を、薬を買いにきている客と話していた。

息子も母親が忍という事はこれからも知る事はないだろう。

番頭に軽く会釈し部屋に入ると、困った表情を浮かべているおえんと、
にやけた弥彦が茶をすすっていた。

「お前、清純系の正統派なヤマトナデシコ的おなごが好みとばかり思ってたが
艶っぽいそそる女が好みだったんだなぁ。里にも色っぽいのが何人かいるが、ああいう華のある女いねえもんな。」

「見ていたのか?!」
半蔵の顔が真っ赤になる。
省25
370: 半蔵×楓 10 2009/11/23(月)19:59 ID:SahHzTlQ(2/16) AAS
癖のある髪の毛を椿油で固め花魁髷に結い上げる。
かんざしをさし、煌びやかな羽織に身を包み
三つ指をたて、しなを作り男を迎える。
「お蝶」は昨日の引き込かむろ時代の名前。今日からは花魁の「茜」が自分の名前。
水揚げ用に造られた離れの座敷で初めての相手を待つ。

「旦那様。今夜はたくさん可愛がってくださいまし…。」

父が信頼していた兄弟弟子に騙され、多額の借金を背負ってしまい
自暴自棄になった父は自決。母や兄、姉達と共に毒を服した。
その前に食した物と一緒に毒を吐いてしまい、自分だけ生き残ってしまった。
借金を取りにきた輩にそのまま人売り引き渡された。
省34
371: 半蔵×楓 11 2009/11/23(月)20:05 ID:SahHzTlQ(3/16) AAS
「茜〜。もっとちこう寄れ。ささ、もっと酒を注げ!」
古狸のような風貌の廻船問屋の主人・荒川が茜の肩を抱き自らの方に寄せる。

「旦那様。酒も良いですが琴などいかがです?わちき、今日のために練習しましたの。」

「音楽なんぞどうでも良い良い。はようお主を味わいたくてワシの愚息がウズいておるわ。」
茜の耳に酒とヤニ臭い息がかかる。

「その前にちょっと厠に行ってくる。良い子にして待っておれ〜!」
「旦那様、早く帰ってきてくださいまし。」
荒川は席を立つと赤ら顔でいやらしい表情を浮かべ、襖を閉め外に出ていく。

下品な人…。
これから毎夜、こんな日が続くのだから慣れなくては。
省18
372: 半蔵×楓 12 2009/11/23(月)20:12 ID:SahHzTlQ(4/16) AAS
「明かりがあってはそちも恥かしかろう。灯を消してやろ…。」

荒川が行灯に手をかけようとすると茜が言葉を遮る。
「お待ち下さい。その前にもう一口お酒を…。」

寝所に用意されている徳利を出すと茜は右肩の肌着を下にずらす。
年相応ではない大きめの胸がこぼれ出る。
とれたての桃のようだ。
徳利を鎖骨のくぼみに少したらすと溢れ出た酒がほのかに赤みを帯びた胸の中心に流れ落ちる。

「さあ…わちきの器でお酒を楽しんでくだしゃんせ…。」

茜が妖艶な笑みを浮かべると荒川は術にかかったかのようにゆっくりと茜に近づく。
茜の前に膝を落とすと茜の右肩を抱くとゆっくりと口を鎖骨に近づける。
省7
373: 半蔵×楓 13 2009/11/23(月)20:19 ID:SahHzTlQ(5/16) AAS
「…何故、分かった?」
姿は荒川だが声が半蔵の声に変わる。

「厠から戻ってからの荒川様と身なりは同じでも中身は別人…。
それに荒川様は廻船問屋。常に川の傍にいるので川の水…それにタバコの香りがします。
でも、…今の荒川様からはほのかに火薬の香りがします。…半蔵殿と同じ香り。」

ふうっ…と荒川の姿をした半蔵が小さなため息をつき、立派な羽織を脱ぎ捨てると
一瞬のうちに変わった着物の逞しい青年の姿になる。

「常人に見破られるとは、拙者の変装もまだまだのようだ…。見ての通り、拙者は忍。
…恥ずかしながら、荒川氏に化けたままそなたを夜這いするつもりだったが
正体を見破られてはもうここにはおれん。それに…拙者はそなたの客にはなれぬ。」
省21
374: 半蔵×楓 14 2009/11/23(月)20:27 ID:SahHzTlQ(6/16) AAS
「かえで…。」
「半蔵殿…。」

楓が半蔵の首に手を回し、どちらともなく唇を合わせる。

…ちゅ…。くちゅ…。
お互いの舌が絡む。それだけで二人の体温が上がる。

半蔵が器用に楓の帯を解き、肌着を脱がす。
形の良い胸が二つ踊り出る。
半蔵は唇から首、鎖骨に舌を這わせると左の楓の胸の中心を口に含む。
右の胸は揉まれる度に形を手のひらで変え、先をつまむとわずかに楓の身体が跳ねる。

「では、次は私が…。」
省25
375: 半蔵×楓 15 2009/11/23(月)20:35 ID:SahHzTlQ(7/16) AAS
「そなたの花の蜜を吸うてみたい。」

半蔵は楓の腰をかかえ脚を開かせると楓の秘所に口をつける。
小さな花から少しずつ蜜が溢れてくる。
どことなく甘く感じる。

「そなたの蜜はとても美味だ。」

楓の顔が真っ赤になる。
姐女郎達が毎夜客に囁いていた言葉がこんなにも卑猥な事だったと知る。

花の芯を舌で刺激すると楓の息が荒くなるのに気付く。
芯に吸い付き刺激をあたえ続けると、やがて楓の身体が大きく跳ねる。
省20
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