[過去ログ] スーパーロボット大戦F 完尻編 時空を超えたSEX (903レス)
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879: カチ&ラセ8/22 2005/07/03(日)00:47 ID:8HSCyR2v(9/26) AAS
「…………教えてやろうか」
薄暗い格納庫に立つ二人。その間に横たわる重い沈黙。
息が詰まるような空気を破ったのはカチーナの方。
唐突な言葉を理解できず立ち尽くすラッセルに、カチーナは一語一語含めるように繰り返した。
「あたしの好きなやつが誰か、教えてやろうか」
「どうして…自分にそんなことを?」
「あたしのそんな話にゃ興味ねえか」
そう言って軽く笑うカチーナはいつものカチーナだ。少なくとも表面上は、そう見える。
ただ一つ決定的に違うのは、彼女が何を考えているのか分からないこと。
他人の数倍分かりやすい、直情径行を地で行く彼女の意図などいつもなら手に取るように分かるのに。
なのに今の彼女からは何も読み取れない。何も分からない。
まるで自分達の間に、見えない壁が立っているかのように。
「興味は……あります」
「じゃあ、もうちょっとこっちに来い」
「どうして…」
「他のやつに聞かれないようにだ、いいから来い」
他に誰もいないのだから用心する必要などないと思うのだが、強い口調に押され、言われるままに
カチーナとの距離を詰める。日頃の習性とは悲しいものだ。
こうして近くで並び立つとより明確になる二人の身長差。頭一つ以上差があっては近付きすぎると
逆に相手の顔を見るのが難しい。
その辺りは心得たもので、カチーナに視線を合わせるよう心持ち身を屈めるラッセル。
その首にすっと細い腕が回され、カチーナの踵が床から離れ――
「――!!」
顔が近づいたと思った瞬間、二人の唇が重なった。

一瞬と永遠が混ざり合った時間。
全てが、己の心臓すら止まっているかのような静かな時の中。
驚きのあまり閉じることを忘れたラッセルの瞳に映る、微かに震える金色の睫毛。
唇に触れる柔らかさと温かさの意味すら解せない頭の隅に、それだけが何故か強く、焼きついた。
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