プログラマひと夏の経験 (23レス)
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7: 08/07(木)16:51 AAS
海辺にある岩場を歩いていた。
岩が階段状に広がり、見渡す限りを覆っている。
少し降ったところにある波打ち際では、波が寄せては返しを繰り返していた。
洋上から来る微かな海風のまとわりつく肌への感覚と際限なく続いている潮騒を感じながら、おれは岩場を超えたところにある小高な丘陵を目指していた。

潮溜りに小さな魚やイソギンチャク、アメフラシなどが取り残されて小さな海の生態系を作っていた。
濡れないように潮溜りを避けながら歩く。
ごつごつした岩場は歩きにくい。

おれがやって来た方から声が聞こえる。
おれ以外にも磯遊びに来た人がいるのだろう。
特に気にせず前に進む。
時刻は16:30
そろそろ潮が満ち始めてくる時間帯だろう。
おれは歩く足を早めた。

ぱしゃん、という水音が聞こえ、それから、

あっ、、もー、最悪、濡れちゃった。。

という声が響いた。おれは声の方を振り返った。
白地にグリーンのラインが入った体にちょうど良いサイズのワンピースを着た若い女性が潮溜りから出てくるところだった。半身が濡れている。
女性の体にまとわりつく生地が、遠目にも艶かしさを出していた。歩きづらいだろう。

もう時期、潮が満ちてくる。

おれは引き返し、女性に声をかけた。
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