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>>106 > 良く見れば黒角竜の体躯には裂傷が多々見受けられ、血が滴っていた。 > だが、命のやり取りで片方が無傷で済む場合、それは圧倒的力の差があるからだ。 > 当然、狩人専門訓練場を出た彼女には下位のディアブロスでも凄まじい強敵であった。 > カンカンとした日照りと湿度の低い環境は、動き回り躍動する。 > 太陽も日差しも乾燥も住み慣れたものには歓迎されただろうが彼女にとっては酷く苦痛であった。 > 砂塵が口の中に入り、ただでさえ、蜃気楼と砂塵で視界は悪いのだから至極当然といえるだろう。息を切らしつつもあと少し、あと少し、という意思を保ち続けていた。 > ――レラ・ペイル十五歳。 > 「いけるかーっ?」 > 後ろから声を掛けられるが構う余裕は全く無い。 > 盲目に二角竜ディアブロス亜種に太刀を振るい続ける。レラは柄を強く握り締めた。 > 「ほお……」 > 後ろから声を掛けた人間はモノブローズを指先で弄りながら、立っている岩山から声を張り上げた。 > 「そろそろ昼飯だァァ! 早く済ませろよォォ!」 > レラは少し、首を上下させた。対峙する敵の畏怖角竜は尻尾を空で振り回した。 > 嘗て、否、十数年程前ギルドから追われる身となり迫るギルド中佐格を次々と退けてきた彼は圧倒的な『力』に酔いしれ、それを正義とし、人を相手に血飛沫を散らしていた。 > ついた渾名が黒髪と尖った相まって金獅子、彼の猟団の団員の名は殆ど其処から来ていると言っても過言ではない。 > だが、それも束の間だった。彼の前に一人、男が現れた。 > 黒髪の男は下卑た笑みに顔を包んだイフに対し、無言で彼に接近する。 > そして怒気と殺気を放つイフに対し言った。 > 「手前ェのやってる事ァ、クソヤローのすることじゃねェ。そうだろ?」と。 > イフは得意げになり、だが神妙な面持ちで答えた。 > 「ならなんだ? 俺ァ神か? ハッハッハッハ! 門下生にでもなろうってのか!」 > そう思ったのも無理は無い。 > 何故なら > 「意味を履き違えてるな。俺は肯定なんざしちゃいねェ、ゴミクソヤローのする事だ、と言いたかったんだが?」と囁いた。 > > 次回 第二章第六十三話[修羅の地、王都ラナ]
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