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>>105 > 彼女にとっては思慮外の提案、しかし至極当然の事実である。 > 「君じゃ足手纏いだ! うまく均等に戦力が分散した今、城内への加勢へ行ってくれッッ!!」 > ――つまり、逃げろという解釈、そしてその結果を彼は望んでいた。 > レラはオルガの言葉に躊躇した。 > もし逃げればオルガが殺される可能性は高い。 > だが逃げなければ自分が殺されるだろう。 > 己か師か―― > 二者択一。 > どちらも確定事項ではないが両者が生き延びられるという確信は彼女には無かった。 > オルガの言葉はそれを踏まえた上でのものだった。 > 鼓動が精神を揺さぶり、太刀の柄を持つ手が、噛み締める唇が、行け、行け、とレラに命令する。 > だが、足が雪解け水のぬめりの影響でもなく自然と竦む。 > 背後でまた得物が掠り、拮抗し、そして火花を散らす。 > 焦燥感と迷いの狭間で彼女は苦しんでいた。絶対的恐怖に。 > ――畜生……っ! > その一念が彼女を苦しめる。 > そしてある言葉が彼女の脳裏には常に浮かんでいた。 > > > ―――――――――――――――――― > > > ――5年半前、果ての大陸南西部セクメーア砂漠最西端、ユーブル国境付近の村郊外―― > 『ヴオォォォオオオオォン!!』 > 縦横の長さ約千キロメートル広大な果ての大陸、その西部に位置する海沿いの砂原に黒角竜の咆哮が木霊した。 > 相対しているのは、少女唯一人。深緑の甲殻とマカライト鋼、金属の硬度を上げる鎧玉等によって強化された防具、レイアシリーズを身に纏っている。 > 手には雷属性の太刀、斬破刀が確りと握られていた。新品で霞仕立ての上物だ。 > 季節は温暖な春を向かえ、繁殖期で気が立っている興奮した角竜の巨躯が砂を抉る。 > まだあどけなく危なっかしい動作で埃と砂塵の舞い散る煙のカーテンを突き破りながら彼女は太刀を構えた。 > 少女の予想通り、黒の巨躯が――空を断った。
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