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ひびき高等学園(元戸畑中央高校)
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>>118 > * > > 起きろ。……声がするな。老人か。 > 朝だ。……寝かせてくれ。体が重い。うっ……く。 > 「ん……」頬を押さえて、よろける。くそ、めまいか。 > 漠然とそういうことを考えていると、また殴られた。痛い。意識と世界が鮮明になる。目の前には、一人の男がいた。壮年の男性だ。 > 格好からすると、師か。ここは、何処かの宿のようだ。ベッドから独特の香りがする。ここまで運ぶような柄ではない。 > 俺が目を点にして立っているとここまでの経緯を語るわけでもなく老人は俺を見据えた。「お前は生きてる」 > 「ミアは?」 > 「ミア? あの黒髪の女の子か?」 > 弱い自分が嫌いだ? そして一人で先に行った? > 途端に俺は立ち上がろうとした。が足に力が入らない。足の腱の辺りには、針の跡が交差している。 > とたんに、記憶が呼び戻された。俺が護る、と言った。行かなければ。行こう。 > だが、 > この街を出させてくれないか、と。いくら言っても断られるばかりだ。交渉の余地はないようだった。今日の、昼までは。 > ありがたい。 > 「おまえが心配をするとはな」と老師。珍しく、口調が穏やかだ。そういわれれば、素直に答えるしかない。「ああ」 > 「大丈夫だ」と彼は言う。「いい目をしてた」 > 「……」 > 「お前も少しはマシな目になった」あんたは相変わらずか。けれど、感謝はしている。 > そうか。なら大丈夫だ。俺も体を休めるとしよう。 > 過去は拭えない。だが、それにより築かれたもの、失ったものもある。俺も前を向こう。ミアのように? > いや、これは俺の選んだ道だ。この道を歩いていく。ミアがつまずいて転んだ時、後ろから支える。ミアを護る。支えていく。 > 後ろにいて、護る。護る? そう、ずっと護っていく。
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