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ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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>>557 > ベアトリス「それで、何をしたらいいですか?」 > > アンジェ「まずは通信手段を探す…と言っても通信機にしろ電話にしろ、それなりに大きさがあるから隠せるような場所はそう多くない」 > > ベアトリス「それはそうですが、部屋一つをくまなく探すとなると結構大変ですよ?」 > > アンジェ「そんなことはないわ。例えばここを見てみなさい…」クローゼットが置いてある部分の床に、わずかながら物を引きずった跡がある… > > ベアトリス「あっ…!」 > > アンジェ「…見ての通り、この跡はクローゼットの脚とちょうど一致する」手際よく確認したが、さりげなく張られている細い糸や動かすと落ちるようになっている針と言った特段の措置は取られていない…クローゼットを動かすと、案外すんなりと動いて後ろの壁が現れた… > > アンジェ「そしてここに…」 > > …少しふちがめくれている壁紙をそっとめくるとぽっかりと開いた壁の穴が出てきて、その穴にタイプライター大の通信機が収まっていた… > > ベアトリス「わ、ありましたね」 > > アンジェ「通信機は貴女に任せるわ。その間に私は他の物を探す」 > > ベアトリス「分かりました」 > > …ベアトリスが通信機の前にしゃがみ込むと、アンジェは室内を素早く検索していく……引き出しを開けてノートや聖書を流れるようにめくり、本棚に並んでいる本の間を確かめ、ベッドと壁の隙間に何か挟んでいないかのぞき込む… > > アンジェ「あったわ…」ベッドに敷かれたマットレスを持ち上げると、隙間に挟みこまれるようにして薄っぺらい紙が差し込んである… > > ベアトリス「…えぇと、それから……」 > > アンジェ「…波長は確認できた?」 > > ベアトリス「はい、確認できました…アンジェさんは?」 > > アンジェ「その通信機用のコード表を手に入れた…王国の一般向け暗号。 簡単な暗号だから、破るのには五分もかからない」 > > ベアトリス「じゃあもういいですか?」 > > アンジェ「ええ、長居は無用よ」さっと懐中時計を確認すると、まだ数分と経っていない… > > …廊下… > > ドロシー「…済んだか?」 > > アンジェ「ええ」 > > ドロシー「よし、それじゃあ次に行こう…部屋の主はプリンセスがお茶に誘ってあるから、今は空っぽだ」 > > アンジェ「そうね」 > > …そのころ・庭園… > > シニヨンの女生徒(王国側協力者)「お招き頂いて恐悦至極に存じますわ、プリンセス」 > > 女生徒F「プリンセスとお茶を頂けるなんて…嬉しゅうございます」 > > 女生徒G「わたくしも、憧れのプリンセスとお茶が頂けて……///」 > > プリンセス「何もそう固くならずとも大丈夫ですよ…さ、お茶をどうぞ♪」 > > …アンジェたちが室内を調べる時間を稼ぐべく、お茶に呼んで手ずから紅茶を淹れるプリンセス……もっとも「プレイヤー」の一人である女生徒と差し向かいというのでは何かおかしいと勘ぐられる可能性があるので、同時に毒にも薬にもならない「無難な」女生徒を二人ほどを招きカモフラージュとしている……その間ちせは席を外し、庭園の外側でさりげなく警戒にあたる… > > シニヨン「…ありがとうございます」 > > プリンセス「お砂糖は二つ?」 > > シニヨン「ええ」 > > 女生徒F「はい、わたくしも」 > > 女生徒G「…わたくしも二つでお願いします」 > > プリンセス「はい。それにしても雨が降らなくて良かったですわね?」 > > 女生徒F「プリンセスのおっしゃるとおりですわ♪」 > > シニヨン「そうですね」 > > プリンセス「ええ…さぁ、サンドウィッチもどうぞ?」ティータイムにはお馴染みの、小さな長方形に切ってあるきゅうりのサンドウィッチを勧めるプリンセス… > > シニヨン「…いただきます」 > > プリンセス「どうぞ召し上がれ♪」
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