ミッションコンテストNo.3『生存限界 −LIVING END−』 (164レス)
1-

108
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2011/11/03(木) 22:15:02
>>107
107(1): 2011/11/01(火) 21:54:09
>>106
「貴方が『塚本先生』だという事は、疑う余地も無いでしょう。」
 
中年の刑事は、『西脇』の方をチラリと見ながら答えた。
 
「問題は、彼女の病室に入った事です。
その『胸騒ぎ』について・・・・・・・・・・・・・・詳しく聞かせて貰えますか?
出来れば、御同行して頂きたいのですが。」
「同行? 警察へという事ですか?

……見てのとおり、私は今『夜勤中』です。
そこに居る西脇さんも居るとは言え、『医師』は私一人、
もし私がここを不在にして何かあった時に貴方方が責任をとってくれるというんですか?

話自体はここの別の場所でも構わないでしょう?
それでも出頭してほしいというのならせめて明日まで待ってもらえませんか?
西脇さんも居ますし、彼女のところへは何事もなければ今日はもう私は赴くつもりはありません」

あまり良くない展開になったがいずれにせよ今ここを離れるわけにはいかない。
もし何かあった時の責任を主張して、事なかれ主義(であろう)の警察の気持ちを揺さぶりたい。
109
(1): 2011/11/05(土) 00:35:56
>>108
「入院患者は、彼女だけですし・・・・・・・・」
 
君の言葉に、『西脇』が口を開く。
 
「今夜は、私だけでも大丈夫ですよ。」
 
『西脇』と君とを見比べながら、若い刑事が続けて言った。
 
「・・・・・・・・・・・彼は、こう言っていますが。
それに、こういう事は早めに済ませてしまった方が、先生の為だと思いますよ?」
110
(1): 将『ザ・ジェネラル』 [遅くなって申し訳ない] 2011/11/18(金) 20:28:19
>>109
(参ったな……)

このままクリニックを離れてしまえば、おそらく殺害時間まで戻って来れないだろう。
そして、塚本先生が荼毘に付されてしまえば、『追体験』は最早出来ない。
かといって警官に直接的に逆らう、などという真似は事態を悪化させるだけだ。

「……ふうむ」
考え込むように腕を組む。

その間に、最後の交渉を彼女、『湯浅 由子』と行いたい。
彼女は『スタンド使い』だ。であるならば、スタンド使い同士で行える『スタンド会話』が出来るはず。

<『大きな水槽』『言い争う二人の男女』『スーツ姿』『男が女の顔を水槽に押し込む』
  『完全に動かなくなる女性』『彼女を抱えて部屋を出て行く男性』。

                  『それを見ていた君』。

  さて、由子ちゃん、俺には君に対してしてあげられる事がある。
  今話した事が君の心に刺さる大きな『楔』となっているのなら、それを取り除く為に、俺は尽力したい。
  『保身』や『偽善』なんかじゃあなく、おそらくそれが『塚本先生』の、『死因』に深く関わっていると推察出来るからだ。
  ……少しでも信じてくれるのなら、警察に一言言ってくれるとありがたいんだけどね>
111
(1): 2011/11/19(土) 01:11:58
>>110
『ドドドドドドドドドドド』
 
この場で君の言葉に反応したのは、『湯浅 由子』だけだった。
彼女は、次第に顔色を変え、汗を噴き出して震え始める。
 
「由子ちゃん、どうしたんだい・・・・・・・・?」
 
その様子に気付いた『西脇』は、そう言いながら彼女の肩にそっと触れた。
直後、彼女の悲鳴が院内に響き渡る。
 
「うわァァァあああああ━━━━━━━━━━━ッ!!!
キャアアアアアア!!ママぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
 
2人の刑事は、驚いた様子で振り返った。
その場で頭を抱えて屈みこんだ少女の背中を、『西脇』がなだめる様に撫でている。
 
「先生、発作が・・・・・・・!」
 
『西脇』は、そう言いながら君の方を見た。
112
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2011/11/19(土) 01:52:23
>>111
「……やはり、精神が不安定なようですね。
刑事さん、私は彼女を見る『義務』がある。

それに………彼女には『こういう』症状があるんですよ。
職務熱心なのは素晴らしいとは思いますが……いいのですか? 真に受けてしまって。

『精神的に不安定な症状の患者の話を鵜呑みにして医者を事情聴取に連行する』

……あくまでそんな横暴を強行するのなら、私は貴方方の上司ともお話させて頂かなければなりませんよ?」

刑事たちだけに囁くようにそう告げる。
113
(1): 2011/11/20(日) 00:08:56
>>112
刑事達は、一言二言ヒソヒソと交わした後、若い刑事だけが外へ出て行く。
中年の刑事が君に歩み寄り、少女をチラリと見てから小声で言った。
 
「どうやら、本当に精神的に不安定の様ですね。
夜分遅く、失礼しました・・・・・・・・我々は、帰らせて頂きます。」
 
ペコリと一礼して出て行く刑事を尻目に、『西脇』が再び声を上げる。
 
「先生、どうしますか?
とりあえず、病室に運びましょうか。」
 
少女の方は、依然として屈み込んだまま震えていた。
114
(1): 将『ザ・ジェネラル』 [一ヶ月レスせず申し訳ありません これから頑張るので許して下さい] 2011/12/24(土) 02:10:12
>>113
「そうしましょう…」
『病室』に運ぶよう塚本さんに指示する。
塚本さん一人では難しそうなら、手伝う。

(一応は『しのいだ』……けど、強引ではあったな。
これからどうするべきか、迷うところだ)

塚本さんにさっきの依頼(由子の情報を集めてもらう)を再度頼むのも、
こんな事態になった以上気が引ける。
自分から何か調べられればいいのだが……。
115
(1): 2011/12/28(水) 05:07:20
>>114
『西脇』は、少女を軽々と抱きかかえると、そのままエレベーターの方へ向かって行った。
刑事達は、玄関から外へ出て行く。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
ふと、2人の刑事達を見送った君は、玄関ロビーに中年男性が1人立っている事に気付く。
見覚えの無い中年男性は、Yシャツの上に薄手のトレンチコートを羽織った長身の男性。
どこか疲れた様な印象を受ける顔立ちで、その外見は30〜40代と思われた。
116
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2011/12/28(水) 18:26:11
>>115
(今度は……なんだ?)

「こんな時間に、何か御用ですか?
『診察』は終わっていますが……」

十分な距離をとり、多少叫ぶような距離で男に呼びかける。
117
(1): 2011/12/31(土) 03:23:48
>>116
「警察が、来ていたので・・・・・・・・・・・・・・・」
 
男性は、そう言いながら君の方へ近付いて来た。
 
「もしかして・・・・・・・・・・・『娘』に何かあったのでは、と思いまして。」
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
118
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2011/12/31(土) 11:02:05
>>117
「『娘』……………ああ、『湯浅さん』ですね?」

今、入院しているのは『湯浅由子ちゃん』しか居ない。
となればこの男性の『出自』は容易に把握できる。

「今夜は、少し『混乱』してしまっているようですね。
ただ、大きな問題があったわけではありませんよ」

そして、男の顔をよくよく観察する。例の『傷の中の世界(>>63
63(2): 2011/09/17(土) 03:27:16
>>62
傷の奥に目を凝らした君は、その中に吸い込まれるかの様に意識を集中した。
 
『もう終わりなのよッ!』
 
ヒステリックな女性の声が、今度はハッキリと聞こえる。
『傷の中』には、男女が2人・・・・・・・・・・・・・・どちらもスーツ姿で、その顔に見覚えは無い。
リビングと思われる室内で言い争う2人の様子を、上方から見下ろしている光景だった。
 
『ドドドドドドドドドドドド』
 
突然、男性が女性を掴むと、近くにあった大きな水槽に顔を押し込む。
女性は、激しい水音を立てて抵抗していたが、その動きは次第に弱くなって行った。
やがて、女性が完全に動かなくなると、男性は『それ』を抱えて部屋を出て行く。
 
 
「・・・・・・・・・・・・・・先生?」
 
━━━━━━━━━━不意に、近くで女性の声が聞こえた。
)』で見た男の顔ではないだろうか。
119
(1): 2012/01/01(日) 15:36:22
>>118
男性の顔を見ると、どこか見覚えのある気がした。
病室で『湯浅 由子』の傷の中に見えた顔である事は、すぐに思い出せる。
 
「そうですか・・・・・・・」
 
男性は、ロビーを見回しながら言った。
 
「ところで、娘に会いたいのですが。」
120
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/02(月) 11:49:24
>>119
「…先ほど言ったとおり今は少し『混乱』していますので。
『医師』として、『面会』はお勧め出来ません」

仮に、この男が『塚本先生』を殺したのならば、『運命』は変えられないはず。
素直に帰るという事はしないだろう。

ところで今は何時だろうか。ロビーならば『時計』があるだろう。
121
(1): 2012/01/05(木) 04:47:14
>>120
ロビーにある円形の壁時計を見ると、時刻は『午後11時35分』だった。
 
「どうして、警察が?」
 
男性が食い下がる。
 
「病人としては、先生に従いますが・・・・・・・・・・・・・・親としては、娘を確認しておきたいですね。
何があったのか、教えて頂けますか。」
122
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/10(火) 22:20:09
>>121
「…私が『診断』にいったらいきなり乱暴しようとした、
なんて事を警察に『通報』しましてね。

……ああ、いや、勿論乱暴なんてしていませんよ。
『精神不安定』な状況が続いていたのはご存知でしょう?
それで、でしょうね」

『塚本先生』が亡くなったのは確か午前2時ごろ。
今の時間を鑑みるにまだ早すぎる。『彼』が原因じゃあないのだろうか?

「ところで……彼女の『精神不安定』は、おそらく……『母親』の『死』によるものが
大きいと思うのですが、『母親』、あなたにとっては『奥様』でしょうが、
『事故死』だったんでしたっけ? やはり『由子さん』はショックを受けていた様子でしたか?」

ここで話題を変えてみよう。
123
(1): 2012/01/12(木) 12:14:02
>>122
男性は、様子を確認する様にロビーを見回した。
 
「ええ、勿論・・・・・・・」
 
答えながら君に向き直った男性は、更に言葉を続ける。
 
「では、診療時間に出直して来ます。
娘を・・・・・・・・・・・・・よろしくお願いします、先生。」
 
そう言うと、男性は玄関の方へ踵を返し、歩き出した・・・・・・・・・・・・・・・・。
124
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/14(土) 02:37:21
>>123
(…・・・今逃していいのか? この人を)

もう一度良く考えてみた。

(ああいや、この人は『鍵』だ。『塚本先生』のPCにもあったじゃあないか。
<その原因を知るには、『彼』の助力が必要である>)

「……すみません、湯浅さん」

帰ろうとする男性を呼び止める。

「やはり、由子さんに会っていきませんか?
先程はああ言いましたが、よく考えてみれば、
『混乱』しているからこそ、『父親』に会えば安心するでしょうし。
…お願いします」
125
(1): 2012/01/14(土) 03:16:46
>>124
君の言葉に、男性は立ち止まると、再び踵を返した。
 
「そうですか・・・・・・・・・では、そうしましょう。
病室は、3階でしたか?」
 
そう尋ねながら、男性はエレベーターの方へと歩き出す。
エレベーターの方からは、戻って来る『西脇』の姿が確認出来た・・・・・・・・・・・・・。
男性を見た『西脇』は、君と男性とを見比べ、怪訝そうな顔をしている。
126
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/16(月) 23:13:52
>>125
「そうですね……」

少し距離をとりながら、ゆっくりついていく。
彼女には申し訳ないが………何かあれば、俺が守ろう。
127
(1): 2012/01/19(木) 03:27:10
>>126
「先生、どちらへ・・・・・・・・」
 
男性の後を追う様に歩いて行く君に、『西脇』が尋ねた。
 
「彼女は、落ち着いた様です。
トリクロを与えたので、もう眠っていると思います・・・・・・・・・・・」
128
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/21(土) 12:45:01
>>127
「………落ち着いているなら落ち着いているで、
寝顔だけでも見せてあげてもいいかもしれません」

『父親』と『由子ちゃん』の邂逅は『由子ちゃん』には悪いが、
『真実』への糸口を見つけるには必要だと思われる。

『父親』が『病室』を知ってるようならそのままついていく。
そうでなければ、案内する。
129
(1): 2012/01/21(土) 21:46:40
>>128
「3階でしたか?」
 
1階に着いたエレベーターに乗ると、先に乗っていた男性が尋ねて来る。
君が応じると、男性が3階のパネルを押し、エレベーターは3階へと静かに上昇して行った。
 
『ドドドドドドドドドド』
 
3階に人影は無く、物音一つ聞こえない。
 
「病室は、何処だったかな・・・・・・・・・・」
 
エレベーターを降りた男性は、呟く様に言いながら、通路の左右を見回した。
130
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/26(木) 23:45:01
>>129
(……彼が『殺人』を犯している可能性はあるが、
『面会』は何度か来ている様子だ。今日に限って
いきなり何かする事はないだろう)

「こちらです」

305号室を手で指し示し、案内する。
そこまでついたらドアをノックしよう。
131
(1): 2012/01/28(土) 23:56:46
>>130
『ドグッシャアッ!!』
 
病室の方へ歩き出した君の頭部を、突然激しい衝撃が襲った。
振り向こうとしたが、身体の力が抜ける感覚と共に、君は足元から崩れる様に倒れる。
廊下の冷たい感触を感じながら、君の意識は急速に途絶えた・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
気が付くと、君は棺桶の前に座っている。
棺桶に付いた開閉式のフタが開いており、そこから『塚本』の黄色い顔が覗いていた。
132
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/01/31(火) 00:19:40
>>131
「………し、しくじったか!」

まさか『強行』してくるとは思わなかった。完全なミスだ。
もし、例の骨をまだ持っているならば、もう一度塚本先生の遺体に触れたい。
133
(1): 2012/02/02(木) 02:17:07
>>132
指先が、今や冷たい肉塊と化した『塚本』の鼻先に触れる・・・・・・・・・・・・・・・。
その瞬間、君を軽い目眩が襲った。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
気が付くと━━━━━━━━━━━━━
君は、見覚えのある小部屋にいた。
背もたれ付きの椅子に座った君は、スチールの事務机に向き合っている。
机の上には、液晶画面とキーボードが1つずつ。
画面には、ログインパスワードの入力画面が映っていた。
134
(1): 将『ザ・ジェネラル』 [gomen-nasai] 2012/02/21(火) 20:51:43
>>133
「なんだか長い間意識を失ったような感覚もあったが……『戻ってきた』、か。
今度こそ『気合』を入れて頑張らねば………先生は、救えない」

一人ごちる。

そして、今は『いつ』なのか、確認しよう。
壁にあるであろう掛け時計を確認。
そしてもう一度パスワード、『AnaIRiHs』を入力してみる。
135
(1): 2012/02/23(木) 19:29:55
>>134
壁には、シンプルな丸い掛け時計があり、『午後10時』を指していた。
 
『シュゴォォオオオオオオ』
 
パスワードを入力すると、デスクトップが表示される。
壁紙は、見知らぬ巨大なトンネルだった。
136
(1): 将『ザ・ジェネラル』 [gomen-nasai] 2012/02/24(金) 21:12:12
>>135
「………一緒か?」

『追体験』というフォルダは前と同様あるだろうか?
逆に他のフォルダは見つからない?

他のフォルダがあれば、それを。なければ『追体験』を再度開こう。
137
(1): 2012/02/24(金) 23:41:07
>>136
並んだアイコンの中に目を凝らすと、『追体験』という名のフォルダに気付いた。
 
『カチカチッ』
 
クリックしたフォルダの中には、メモ帳が入っている。
書かれているのは、読んだ覚えのある情報だけだった。
138
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/02/24(金) 23:57:40
>>137
「…一緒だな」

となると完全に戻ったのだろう。
では、どうするか? 『塚本先生』を殺した犯人として怪しいのはやはりあの男、『湯浅由子』の父親だ。
『運命』がそうは変わらないのならば、彼はいずれ面会のためにここに訪れるだろう。
そこで迎え撃てば………『運命』は変わるという事なのか?

「由子ちゃんには……会わない方がいいかな?」

勘の鋭い子だから、また険悪な雰囲気になってしまいそうだ。
『西脇さん』の対応も面倒なので、とりあえず部屋の外へ出てしまおう。
139
(1): 2012/02/25(土) 01:27:27
>>138
『ガチャリ』
 
ドアを開けると、通路が左右に伸びている。
君が出た部屋のドアの上には、『院長室』と書かれたプレートが突き出ていた。
ふと、通路の右から線の細い長身の男性が歩いて来る・・・・・・・・・・・・・。
それが『西脇』である事は、すぐに分かった。
ポケットに右手を入れた『西脇』は、こちらに気付くと少し歩幅を広げて近付いて来る。
 
「先生、ちょっと宜しいですか。」
 
『西脇』は、左手で頭を掻きながら、そう口を開いた。
140
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/02/25(土) 01:38:48
>>139
「………なんでしょう?」

『前』は、『西脇さん』は『食事の伺い』をしてきたはず。
『流れ』が変わるのならば……それはなぜなのか?

少し警戒しながら、話の続きを促す。
141
(1): 2012/02/25(土) 20:38:37
>>140
「入院中の『彼女』・・・・・・・・・」
 
『西脇』は、そう言いながら君の前で足を止めた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
「『湯浅 由子』の父親が、面会に来てますが。
どうしますか?」
142
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/02/26(日) 22:39:05
>>141
「…………面会を許可しますので、
お父さんを『由子さん』のところへ案内して頂いていいですか?」

『早く』なっている………なぜだ?
だが、まあいい。今回は強硬手段に出てみよう。
143: 2012/02/27(月) 01:22:00
>>142
「先生は?」
 
『西脇』が尋ねて来る。
144
(2): 将『ザ・ジェネラル』 2012/02/29(水) 23:18:24
>>144
「私は、少し用事を済ませてから病室へ行きますので、
先に案内して頂いていいですか?」

『西脇さん』にお願いして、こっそり様子を伺う形をとる予定。
145
(1): 2012/03/01(木) 00:03:11
>>144
「分かりました・・・・・・・」
 
そう言うと、『西脇』は1階ロビーへと向かう。
院内に他の人影は無く、他の医師や看護士は全員帰宅したらしい。
146
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/01(木) 00:23:30
>>145
(他に登場人物がいないのは『ストーリーどおり』だな……)

行ったのを見計らって、非常階段で三階に赴く。
そして『305号室』と、『エレベーター』が両方見れて、
更に隠れられそうな場所を探す。
147
(1): 2012/03/01(木) 00:54:14
>>146
素早く3階に向かった君は、通路の陰に隠れた。
2〜3分後、エレベーターが開き、中から『西脇』が現れる・・・・・・・・・・。
その後ろには、見覚えのある中年男性の姿があった。
2人は、『305号室』の前まで来ると、二言三言話し合い、その場に留まる。
148
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/01(木) 00:59:09
>>147
(前回はここまでだったが……)

様子を見守ろう。『父親』が凶行に及ぶなら、
それはそれで『情報』となる。
149
(1): 2012/03/01(木) 01:14:17
>>148
2人は、立ったままポツポツと会話をしていたが、しばらくすると
『西脇』がその場を離れた。
一人残された中年男性は、病室のドアを見つめたまま動かない。
150
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/04(日) 21:57:08
>>149
(……待っているのか? 『塚本先生』を)

もう少し眺めても入っていかず、西脇さんも戻ってこないようならば声をかけにいく。

「……湯浅さん、面会ですね? どうぞお入りください」

けして男性に背を向ける事はしない。
151
(1): 2012/03/12(月) 18:16:45
>>150
男性に動きが無いのを確認した君は、声を掛けようと近付く。
ふと、同じタイミングで『西脇』が戻って来た。
 
「あ、先生・・・・・・・・・」
 
『西脇』が口走ると、男性は君の方を見て静かに頭を下げる。
152
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/14(水) 21:19:32
>>151
「……どうも」

こちらも男性に頭を下げる。

「私を待って下さったんですか? ありがとうございます。
……とりあえず、お入り下さい。
                        西脇さんも、どうぞ」

男性と西脇さんに、入室を促し、自分は二人がきちんと
入ってから、部屋に入りたい。
153
(1): 2012/03/16(金) 21:50:25
>>152
君が促すと、『西脇』が病室のドアを開き、先に男性を入室させる。
 
「どうぞ、先生。」
 
『西脇』は、ドアを開けたまま君に言った。
薄暗い病室の中で、男性は少女の眠っているであろうベッドの方へ歩いて行く。
154
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/17(土) 00:45:22
>>153
「……西脇さんから、お先に」

西脇さんの先の入室を促す。
155
(1): 2012/03/18(日) 03:14:50
>>154
「はい・・・・・・・・・・」
 
『西脇』は、怪訝そうな表情を浮かべながらも、君の指示に従った。
2人が病室に入るのを確認した君は、それに続いて室内に足を踏み入れる・・・・・・・・・・・・・・・。
 
『ドドドドドドドドドドドドドド』
 
ベッドの上には、少女が眠っていた。
病室内の様子は以前見たのと同じだったが、ベッドの前には男性が立っている。
ドアの横に立った『西脇』は、男性と君とを見比べる様に見ていた。
156
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/23(金) 20:53:49
>>155
「………眠っていますね。どうします?」

『西脇さん』と『男性』を確認出来る位置に陣取り、『男性』に声をかける。

「起こして頂いても、いいですが」
157
(1): 2012/03/27(火) 03:24:27
>>156
「最近は、以前よりも安定して来ましたよ。」
 
君の言葉に、『西脇』が付け加える様に言った。
男性は、しばらく少女を見つめていたが、やがて顔を上げると踵を返す。
 
「顔が見られて、安心しました・・・・・・・・・」
 
そうポツリと言った男性は、ドアの方へと歩き出した。
ドアの左右に向かい合って立つ君と『西脇』の間を、男性が通り過ぎる形で
病室を出て行く。
158
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/03/30(金) 19:02:35
>>157
(何も、ない、か)

しかしあの晩、確かに『何か』があったはずなのだ。
まだ、この『タイミング』だからだろうか?

「…それだけでいいのですか?」

男性を呼び止めてみる。
159
(1): 2012/04/03(火) 13:35:34
>>158
呼び止めると、男性はドアの前で足を止めた。
 
「ええ・・・・・・・・他に何か?」
 
そう尋ねながら、男性はチラリと少女の方を見ると、見比べる様に君へと視線を移す。
160
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/04/06(金) 21:25:50
>>159
(…彼女には申し訳ないが、これはもう『過去のことだ』。
『ハチあわせると、どうなるのか?』 見させてもらおう)

「お父様も忙しいでしょうし、……折角来て頂いたのだから、起きて頂きましょう」

そう言いつつ、『湯浅由子』のベッド近くへ行き、『由子』に声をかける。

「由子さん、お父さんが来てますよ。起きてください」

『不審』な行動だとは思うが、『過去』の恥は書き捨てだ。
起きないようなら、身体を揺すってみる。
161
(1): 2012/04/14(土) 02:46:10
>>160
声を掛けると、少しして少女の目が薄っすらと開いた。
その顔を覗き込む君の後方から、歩み寄って来た『西脇』と男性も同様に覗き込む。
 
「・・・・・・パパ・・・・・・・・・・・・?」
 
そう呟きながら、少女は君達3人の顔を見比べた。
162
(1): 将『ザ・ジェネラル』 2012/04/15(日) 09:35:51
>>161
「…具合はどうですか? 由子さん。
お父さんが面会に来てますよ」

そう言いながら男性の方を見やる。
おそらく何かしらの声かけをするだろう。
そして……どうなる?
163: 2012/04/17(火) 00:20:48
>>162
男性の方を見ると、彼の方も君を見ていた。
 
「これで・・・・・・・・・・・『守られる』のか?
お前を信じてもいいんだな?」
 
男性が口を開く。
 
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
 
その言葉が、君では無く━━━━━━━━━━━━━━
君を挟んだ、『傍らの人物』に投げ掛けられた言葉だと気付いた時には、君の側頭部を
強い衝撃が襲っていた。
薄れ行く意識の中、冷たい床に倒れ込んだ君の耳に、少女の悲鳴が響く。
目を閉じた君は、もう二度と目を覚まさない様な不安を感じていた・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
『花レ身 将』 スタンド:『ザ・ジェネラル』
                  ━━━━━━━━━━『死亡』
164: 2012/04/17(火) 00:22:48
 
ミッションコンテストNo.3
 
『生存限界 −LIVING END−』
 
               THE END
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