[過去ログ] 背理法と対偶って違うの? (117レス)
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(1): 2024/11/30(土)08:21 ID:9Sqq12HI(1/6) AAS
>>68 追加

www.chart.co.jp/subject/sugaku/suken_tsushin/stusin_backnum.html
数研出版
数研通信(1号〜50号) 【教授用資料】
3号
背理法の定義について(塩見浩三)見る[102KB]

ですが、発行年が不明
1号
行列の指導について(猪熊正雄)見る[383KB]
の記事から、1号が1985年以降と推察できる

また、36号 1999年12月、37号 2000年4月 などとあるので、4〜5ヶ月に一回の発行と思われ
1年に3回とすれば、1号は 1990年ころかもしれない

5号
高等学校数学科の学習指導要領(案)について見る[123KB]
が、平成6年度より実施される高等学校数学科の学習指導要領案について
とあるので、この記事は平成5年 つまり、1993年か

とすれば、3号は 1993年か1992年かも
75: 2024/11/30(土)08:24 ID:9Sqq12HI(2/6) AAS
>>69-73
ご苦労さまですw
76
(2): 2024/11/30(土)08:44 ID:9Sqq12HI(3/6) AAS
>>74 追加

数研出版
数研通信 3号
背理法の定義について 塩見浩三 愛媛県西条高等学校
より

(引用開始)
数研出版の「数学I」の教科書では106頁に,√2
が無理数であることの証明を例にして

背理法”とは「ある事柄を証明するのに,まず
その事柄が成り立たないと仮定して矛盾を導き,
それによって事柄の成り立つことを証明する方
法」である.
と書いています.

また,他の参考書には,”背理法〃とは「証明すべ
き結論を否定して論理を進めていき,与えられた条
件と対立する結論を導き出して矛盾(不合理)を示
す一つの証明方法である」と書いています.

対偶については,186頁に
1命題の真偽は,その対偶の真偽と一致する.
2命題 p→qが真であることを示すために,
 その対偶q^- → p^-が真であることを示し
 てもよい.
と書いています.
(注: p^-は、pの否定を表す。テキストではpの上にバーがある。q^-も同様)

背理法の中に対偶法も含めているのがほとんどの
教科書,参考書の書き方である.上の数研出版の教
科書の説明も同じである.
しかし,参考書は,対偶法の説明を背理法と考え
ている.
どちらも間違いではないが,定義がどうもあいま
いで,生徒にとって(先生自身にとっても)すっき
省23
77
(3): 2024/11/30(土)09:47 ID:9Sqq12HI(4/6) AAS
>>66 タイポ訂正

背理法は、
・命題の論理で 「Q & Pの否定 → 矛盾」です
 ↓
背理法は、
・命題の論理で 「P & Qの否定 → 矛盾」です

さて
>>76 つづき

数研通信 3号
背理法の定義について 塩見浩三 愛媛県西条高等学校
より
(当時の)数研出版の「数学I」の教科書で
対偶については,186頁に
1命題の真偽は,その対偶の真偽と一致する.
2命題 p→qが真であることを示すために,
 その対偶q^- → p^-が真であることを示し
 てもよい.
と書いています.
(注: p^-は、pの否定を表す。テキストではpの上にバーがある。q^-も同様)
(引用終り)

つまり
1)命題 p→q ベン図ではP ⊂ Q
 対偶 q^- → p^- ベン図では Q^c ⊂ P^c (P^c 、Q^c は補集合を表す)
 と教えている
2)そう教えるならば、その流れで
 背理法 qの否定(q^-) & p → 矛盾(あり得ない) ベン図では P∩Q^c=Φ(空集合)
 とするべき
 「証明すべき結論(上記のq)を否定して論理を進めていき」とするのが正
 「ある事柄を証明するのに,まず その事柄が成り立たないと仮定して」は誤
 ”その事柄が成り立たない”などと、あいまい表現がよくない
 ”命題 p→q ”としたら、命題の否定とは 結論qの否定とすべき
省25
78: 2024/11/30(土)10:08 ID:9Sqq12HI(5/6) AAS
>>77 つづき

√2が無理数であることの証明の背理法の構造
を分析してみよう

命題 p→q
p:√2は、x^2=2となる 正の実数
q:x=√2 は 無理数

ここで、q:x=√2 は 無理数 が、使いづらい
つまり、実数R で 有理数Q は定義が明確で分かり易い
一方 無理数は 実数R中の有理数Qでないものという定義だ

なので
q^- :x=√2 は 有理数
を使いたい

対偶法と背理法が考えられる
対偶法では
p^-:x^2=2 以外の (正の)実数
が出てくる
これも使いづらい
p:√2は、x^2=2となる 正の実数
の方がスッキリ

だから、「q^- :x=√2 は 有理数」と「p:√2は、x^2=2となる 正の実数」の組合せ
背理法による証明がベストなのだ

これを一般化しておくと
命題 p→q の証明で
qの部分が あいまいで使いづらいときに
qの否定(q^- )を考えると 良い場合がある
このとき、対偶法と背理法が考えられる

対偶法で、pの否定 p^- が使いやすければ
対偶法でも可

しかし、上記の例のように pの否定 p^- が使いにくいときがある
そのときは、pとq^- の組合せの 背理法が良いってこと

上記 ”√2が無理数であること”の証明事例は
省1
80: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2024/11/30(土)14:08 ID:9Sqq12HI(6/6) AAS
>>79
>・命題の論理で 「Q & Pの否定 → 矛盾」です

ご苦労さまですw
ありがと

で、そこな
訂正入れたよ(>>77)

なので
・命題の論理で 「Q & Pの否定 → 矛盾」
 ↓
・命題の論理で 「P & Qの否定 → 矛盾」


重箱の隅だが (^^
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