[過去ログ] 数学の本 第98巻 (1002レス)
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(1): 2024/06/16(日)11:35 ID:u+1dTVIO(1/5) AAS
H. L. Royden著『Real Analysis Third Edition』

p.23 Problem 26

選択公理と再帰的定義の一般化された原理を使って、各無限集合 X は可算無限部分集合を含むことを示せ。

この問題ですが、松坂和夫著『集合・位相入門』では、選択公理を使って示しています。
ですが、再帰的定義については当たり前のこととして何も注意していません。

一般化された再帰的定義の原理とは、

X を集合とする。
各自然数 n に対して f_n を X^n から X への関数とする。
a ∈ X とする。
そうすると、 X の列 <x_i> で x_1 = a および x_{i+1} = f_i(x_1, …, x_i) であるようなものが一意的に存在する。

この原理を使うと解答は以下のようになります。

X のすべての部分集合からなる集合を P(X) と書く。
M を P(X) から空集合を除いた集合とする。
選択公理によって、 M から X への写像 g で g(A) ∈ A であるようなものが存在する。
n を任意の自然数とする。
X^n から X への関数 f_n を以下で定義する。
f_n(x_1, …, x_n) = g(X - {x_1, …, x_n})
a を X の任意の元とする。
一般化された再帰的定義の原理により、 X の列 <x_i> で
x_1 = a, x_{i+1} = f_i(x_1, …, x_i) を満たすようなものが一意的に存在する。
明らかに、 i ≠ j ならば x_i ≠ x_j である。
{x_1, x_2, …} は X の可算無限部分集合である。
395: 2024/06/16(日)18:32 ID:u+1dTVIO(2/5) AAS
H. L. Royden著『Real Analysis Third Edition』

半順序の定義がまた癖が強いです。

a < b かつ b < c ⇒ a < c
a < b かつ b < a ⇒ a = b

この2つの条件を満たすとき半順序といっています。

そして、

すべての a に対して a < a が成り立つときrelexive半順序と言っています。
すべての a に対して a < a が成り立たないときstrict半順序と言っています。

癖が強すぎますよね。
396: 2024/06/16(日)18:50 ID:u+1dTVIO(3/5) AAS
癖が強すぎる本なので、読み続けるかどうか迷っています。
癖が強いので、勉強になる面もあります。

やはりAxlerさんの本のほうがいいですかね?
399: 2024/06/16(日)20:57 ID:u+1dTVIO(4/5) AAS
H. L. Royden著『Real Analysis Third Edition』

p.26 Problem 30

Give an example of a partially ordered set that has a unique minimal element but no smallest element.

解答:

有限集合だとダメそうですね。
{0, -1, -2, …} ∪ {i} は半順序集合であり、 i はただ一つの極小元です。最小元は存在しません。

河東さんはRoydenの本の演習問題を褒めていましたが、この問題などはくだらない問題ですよね。
400
(2): 2024/06/16(日)21:16 ID:u+1dTVIO(5/5) AAS
公理的でない集合論の日本語の本で良い本はありますか?
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