【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (812レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

562
(1): 12/21(日)20:36 ID:q0ZSHEcc(3/3) AAS
>>550
火垂るの墓観てそんな感想になっちゃうのかここの連中は

ーー以前の講演では、「愛する人を守るために戦う」というような最近の戦争映画にはちょっと違和感を感じるとおっしゃていましたね

愛する家族のために戦うっていうのは、そんなことは当時言ってなかったので、歴史の偽造です。公には国のため、あるいは天皇陛下のためだったんです。だって、自分が死んだら妻は一体どうするのか。死なない方が大事なんだよね。

コロリとみんな騙されてますよね。見る側も「愛する人を守るために戦う」と言われると安心して、主人公のヒロイックな行動に共感する時に、水をさされないで済むからね。みんな「良かった、泣けた」って言いたいから、作り手が媚びているわけですよ。

戦争の持ってる問題を、人を感動させながら伝えるなんてことは、できないんだって考えた方がいいと思うんですよ。多くの人を感動させて、なおかつ問題を伝えたいなんて、そんな欲ばってるよ、だいたいが。

ーーそんな「美しいもの」なんかじゃないんだ、と。

別の感動はあり得るよ。ひどくて目を背けたいけど、背けるべきかどうかってことで見る人が悩むとかね。しょっちゅう僕が例に挙げるのは、戦後のイタリアの貧困を描いた映画「自転車泥棒」(1948年)ね。

これは父と子が盗まれた自転車を探し回る物語ですけれど、とにかく子どもが可哀想だし、見てて本当に辛いんですよ。だけど、そこには真実があるんですね。だから感動もするし、僕も何回見たか分からないけど、快楽として見るつもりは全然ない。快楽を与えてくれませんから。

もし、そこで親子の情愛の美しさでうまく締めくくるとか考え出したとたんに、商業的には当たるかもしんないけど、そこでダメな映画になると思うんですよね。

〝悲惨〟だけを伝える映画は無力 高畑勲監督が語る「火垂るの墓」
外部リンク:withnews.jp
563: 12/21(日)23:39 ID:5vIMl0n6(2/2) AAS
>>562
「心中モノ」の構造は言われてみるとナルホドだな
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.027s