【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (816レス)
上下前次1-新
526: 12/19(金)11:05 ID:AgXnPmek(1/2) AAS
未必の殺意!?ドラゴンサンダー完全犯罪!真紅の闇!
劇中でドラゴンは四度描かれる
1:死者の国に来たばかりのスカーレットの頭上を飛び適当サンダーをばら撒く
2:盗賊サンダー
3:ヴォルディマンドの時の不発サンダー
4:クローディアスを虚無らせたファイナルサンダー
ドラゴンの正体や象徴については触れず「なんか雷落とすヤバいやつ」という扱いで行くことにする。
今回問題にしたいのは「スカーレットにクローディアスへの殺意があったか否か?」である。
2:盗賊に雷が落ちる時、スカーレットは空の雲行きが怪しくなると姿勢を低くしじっとしていた。これは一般的な雷を避けるための方法で、岩陰に隠れたヴォルディマンド達も同様。
つまりスカーレット(やヴォルディマンド)は現実の雷の対処法がドラゴンサンダーにも有効であると考えてることになる。(実際に有効かどうかは映画の描写を見るに少し怪しい)
では4:クローディアスの時に、復讐を断ち切り冷静になったスカーレットは何を考えていたのだろうか?空はゴロゴロ言いまくってるし雨で全身びしょ濡れ、ブチ切れクローディアスは剣を高々と振りかぶっている。これでは雷が落ちる可能性が高いし、至近距離にいるスカーレットも当然ほぼ直撃を喰らうことになる。(この時スカが雷鳴に気がついていたかどうかは判然としないし明示的な演出もない。自分としては「己を許せ」にたどり着いて冷静になり雨が降ってきた辺りで周囲の状況も把握できていたはずと解釈する)
そして、それを狙っていもしたのではないだろうか?この時のスカーレットは復讐を諦めた上に自分を死者だと思っている。ほっとけば勝手に落雷に撃たれる叔父と共に、消えてしまおうと考えていてもそれほど不思議はない。
もしクローディアスの虚無化を回避しようと考えるなら、ひとまず剣を振り回すのをやめさせて姿勢を低くしようとするはずだ。
総合すると、「積極的に殺しに行くことはしないが、勝手に事故ろうとしてる叔父を止めようとも思わない。そして自分がそれに巻き込まれても構わない」という境地であろうか。死ぬ可能性が高いことをしてる人を放置するのは殺意か否か?しかもその行為というのが己に対する殺人行為である。また、ドラゴンサンダーは必ず落雷を落とすわけではないことが2:ヴォルディマンドの時に示されてる。
細かく分解していくと複雑さが増していくが少なくとも「叔父が虚無っても構わん」程度の意識はあったと思う。こうした辺りが博愛・平和・反戦とはやや異なるこの映画独特の味わいだと思う
527: 12/19(金)12:39 ID:AgXnPmek(2/2) AAS
ふと思ったが、俺は「途中END」が好きなのかもしれない。果てスカも、スカの時代、聖の時代、両方とも幸せ追求への道のほんの半ばであることが示されてる。
他に例を挙げると「正解するカド」の「進歩って何かわかる?自分を途中と思うことよ」てセリフが大好き
途中!なんと希望と信念に満ち溢れた言葉か!
528: 12/19(金)13:16 ID:2eHO0yZp(1) AAS
>>505
韓国ドラマに出てきそうな若手イケメン
529: 12/19(金)15:22 ID:fR03z1+S(1) AAS
国王の「許せ!」はスカーレットちゃんの下着をクンクンしちゃった父を許せ
だったのかも知れん
530: 12/19(金)15:32 ID:QJEwLTni(1/2) AAS
いや、スカーレットにではなくクローディアスに「外患誘致をした兄を許せ」と言っていたのかもしれない
スカーレットに向かって叫んでるように見えたのはスカーレットの勝手な勘違い
531(1): 12/19(金)17:23 ID:LQGnqx2q(1) AAS
自分を赦せ、はあくまでスカちゃん解釈なんだよね
532(1): 12/19(金)18:30 ID:3g9k79XP(4/8) AAS
香港のレビュー
外部リンク:www.filmcritics.org.hk
「果てしなきスカーレット」:支配と許し
著者:鄭正
2025年12月13日
細田守監督・脚本の『果てしなきスカーレット』は、ヒロインの名を題名とした作品である。Scarletという名前を分解すると、一方でハムレット(Hamlet)を連想させ、他方で傷痕(Scar)を意味する。この物語はシェイクスピアの悲劇を呼応させつつ、傷を負ったハムレットの物語でもある。
『ハムレット』には数々の名台詞がある。例えば「弱き者よ、汝の名は女なり」 (Frailty, thy name is woman)といった名台詞があるが、細田守監督・脚本による『スカーレット』が描くのは、強靭な女性スカーレットの姿だ。彼女は死と向き合い、死から蘇る。復讐劇でありながら、平和を愛する女王の成長物語でもある。旅路には大小の試練が待ち受け、政治理念も育まれていく。純真な少女だった王女は復讐者となり、 「死者の国」を通り抜け、再び故郷へ戻り、女王へと昇華していく。
細田守は冒頭から、まるで逆さまになった世界——苦海のような空を提示する。主人公はすでに死んでいるが、虚無にはならず、死者たちの国でなお生きる力を保っている。映画の核心は憎しみと許しの二項対立であり、復讐者は逆に許しを学ぶのだ。
533: 12/19(金)18:31 ID:3g9k79XP(5/8) AAS
『スカーレット』は細田守が自ら監督・脚本を手掛け、彼のビジュアルデザインやスタイル、さらには世界観までもが凝縮された情報量の多い作品である。映画の中のスカーレットは、ハムレットのように、慈悲深い父王が叔父クローディアスに殺害され、王位を奪われる。復讐に燃えるスカーレットは逆に災いを招き、死者の国へとたどり着く。死者の国には魔女、雷を落とす大黒竜、多くの死者、そして「聖」と呼ばれる救護員がいた。「聖」は現代の日本人である。キャラクターデザインにおいて、「聖」は治療者、救助者、平和主義者、スカーレットの思想的啓蒙者であり、魔女は次々と、生とは何か、死とは何か、愛とは何かを問いかける存在である。大黒龍と父王は神の二面性を表す。大黒龍は三度にわたり決定的な瞬間に現れ、正義と救済を象徴する。父王の魂は愛と赦しを体現している。
スカーレットはクローディアスの配下である四大主将と対峙し、数々の難関を乗り越えた。父王の遺言が「許せ」であることは知ったが、その意味は不明だった。また、死者の国では誰もが無限の地へ入りたがっているが、無限の地へ通じる道はクローディアスの将兵に守られていた。映画はクローディアスの強者の道徳観と、庶民の弱者の道徳観を明確に描いている。弱者は確かに弱い存在だが、数で勝る群衆の力で、将兵たちの築いた高い壁を打ち倒したのだ。
534: 12/19(金)18:33 ID:3g9k79XP(6/8) AAS
『果てしなきスカーレット』の結末で、スカーレットは上昇の道を歩み、無限の地の門前で父王の魂、クローディアス、そして負傷した「聖」と再会する。スカーレットとクローディアスの再会シーンは『スカーレット』におけるシェイクスピア的瞬間であり、役所広司が声を担当したクローディアスが『ハムレット』第三幕第三場から、クローディアスの懺悔の祈りの一節を朗読する。シェイクスピア劇のハムレットは、彼を天国へ送ることを望まず、ただ殺すことを控えただけである。『果てしなきスカーレット』において、クローディアスの祈りはスカーレットを躊躇させたが、クローディアスに悔い改めの誠意はなかった。しかしクローディアスに打ち勝つには、人間の力ではなく神の助けが必要なのである。
『果てしなきスカーレット』は細田守の普遍的な視野を体現している。シェイクスピアの『リア三部作』から着想を得つつ、デンマーク人のアイデンティティを保持し、「聖」は日本人として描かれる。旅の途中で彼らはアラブ人とも出会う。世界の戦争と混乱に直面し、細田守は平和主義の視点から、優れた政治指導者は戦争をなくし、民衆に思いやりを持つべきであり、対立を生み出し他者を排除すべきではないと訴える。『マクベス』が必然的に抱える影響への不安に対し、細田監督は数多くの改編と応答を加え、物語に際立った現代的意義を与えている。
535: 12/19(金)18:34 ID:3g9k79XP(7/8) AAS
また、アラブの首長は神が人間の言葉など必要とせず、人間は踊りで神に応えるのだと信じていた。『果てしなきスカーレット』には二つのダンスシーンがあり、第二幕はスカーレットが時空を旅する夢(本作は筒井康隆『時をかける少女』の影響も受けている)で、色彩豊かに彩られ、〈祝祭の歌〉が響く中、スカーレットと「聖」が共に舞い踊る。これは映画における啓示の瞬間であり、スカーレットは愛の力を悟る。
『果てしなきスカーレット』は生存の意味を探求する作品であり、そのメッセージは必ずしも万人受けするものではない。平和主義、弱者への道徳、寛容の精神、愛と平和といった価値観は、現代社会においてしばしば試練と疑問に晒される。しかしこれらは細田守がアニメーションを通じて伝えたい真理であり、その真理が大衆と繋がり共鳴を生み出すには、必然的に困難が伴うのである。
536(1): 12/19(金)20:39 ID:CWFotVK9(1) AAS
観に行って良かったと思ったシーン、聖が敵の一人を助けたあと手を差し出し握手を求めるも拒否して立ち去る。二度目に助けた時は敵が握手を受け入れる。次にあった時はスカーレットと聖の味方として戦ってくれる。たしか松重豊が声優のキャラ。
537: 12/19(金)23:30 ID:3g9k79XP(8/8) AAS
ライオンキングとハムレット(とスカーレット?)
『ライオン・キング』とシェイクスピアの悲劇『ハムレット』は、叔父による王殺し、主人公(シンバ/ハムレット)が故郷を追われる(または追われるように)、父の亡霊(幻影)との対話、復讐と王位継承のテーマなど、多くの類似点を持つ作品ですが、『ライオン・キング』は悲劇を喜劇・成長物語に転換した「ハッピーエンド版」として描かれており、特に父の亡霊が「お前が誰か(王としての使命)を忘れるな」と励ます点が、『ハムレット』の復讐の誓いとは対照的で、「過去(復讐)に向かう」ハムレットと、「未来(自分自身)に向かう」シンバという違いが大きなポイントです。
主な類似点(ハムレットとの関係)
物語の骨格: 王である父が叔父(スカー/クローディアス)に殺され、主人公(シンバ/ハムレット)は真実を知り、故郷を離れる(または追われる)。
父の亡霊: 父の亡霊が現れ、主人公に語りかける(ただしメッセージは異なる)。
葛藤と決断: 最終的に主人公は自分の置かれた状況と向き合い、王としての責任を果たす(王位に戻る)。
大きな違い
結末: 『ハムレット』は復讐を遂げるも悲劇に終わるのに対し、『ライオン・キング』は復讐ではなく、自己の確立と王位への回帰という形でハッピーエンドを迎える。
父のメッセージ: ハムレットへは「復讐せよ」という「過去」への導き。シンバへは「お前が誰か(王族の使命)を忘れるな」という「未来」への導き。
スカーの最期: ハムレットは復讐を遂げるが、シンバは自らの手でスカーを殺さず、スカーは自らの罪(ハイエナへの裏切り)によって自滅する。
まとめ
『ライオン・キング』は、『ハムレット』のプロットをベースにしつつ、悲劇を乗り越え自己を確立し、王として未来を築く「成長物語」へと翻案した作品と言えます。
538: 12/19(金)23:37 ID:QJEwLTni(2/2) AAS
お前なんか簡単にフクロにできるんだけど? て言われても お前はスカーレットの仲間なの? て言われても曖昧な笑顔でスルーする聖ちょっと面白かった
539: 12/20(土)03:38 ID:F/vrTpbB(1) AAS
聖いいキャラだよな
540: 12/20(土)05:17 ID:RdIYuzEL(1) AAS
>>531
細田監督の正解はあるんだろうけど、観客の解釈で良いんだよな
「俺はこう感じた」それで良いと思う
541: 12/20(土)10:55 ID:84kAF1SW(1) AAS
こういう箱庭の小さく精緻な世界をつくりました、見てくださいていう作風ではなくて
私には世界がこう見えています。貴方にはどう見えてますか?て感じの作品だしね
542: 12/20(土)15:02 ID:P1e5//Mn(1/3) AAS
外部リンク:www.commonsensemedia.org
星4/5
By Tara McNamara
この美しく描かれた想像力豊かなアニメは、シェイクスピアの最も有名な作品の一つを読む(あるいは再読する)ための刺激的な動機となる。『ハムレット』を再構築した本作『スカーレット』は、悲劇の王子を十代の少女として再解釈するという独創的な選択により、伝説的な戯曲をより親しみやすくしている。シェイクスピア作品に精通した観客にとっては、本作自体が遊び心あふれる「モグラたたき」ゲームとなる。ローゼンクランツとギルデンスターンが登場する場面や、スカーレットが聖に「修道院へ行け!」と命じる場面など、原作への言及が浮かび上がるたびに、胸が高鳴る瞬間が訪れるのだ。
制作陣の創造的解釈は、難解に感じられる原作への入り口を提供すると同時に、古典が再創造されるからこそ不滅であるという教訓を伝える。スカーレットは復讐心に燃えつつも、不屈の精神、勇気、決意、そして慈愛に満ちている。そして相棒の聖は、目的を持って生きる模範を示しているのだ。
543: 12/20(土)17:02 ID:v5r9hdDm(1) AAS
ハムレットは悲劇で救いようのない物語だけど、この悲劇を避けられる方法はあるのか問うのがこの作品のテーマだと思う。
544: 12/20(土)17:26 ID:+QVT4kvE(1) AAS
>>92
映画館のねえちゃんに「色紙の入荷数と今ある在庫数教えて」と言ったら「ひみつ!」って言ってた。
レイトショー1回きりで基本10人以下の観客、たぶん果てしなく余ってる。
545: 12/20(土)21:28 ID:P1e5//Mn(2/3) AAS
安藤麻吹 声優
精霊の守り人(バルサ)
ファイナルファンタジー(ヲルバ=ユン・ファング)
ER緊急救命室(クレオ・フィンチ)
など
外部リンク:x.com
名作だこれ...
刺さりまくりで ずっと苦しかった ずっと私自身が問われ続けていたような... 混沌とした葛藤の中に身をおき 苦しんだ事 今もなお苦しみもがいている人間には 感じるとこ多しでは?いい意味でとても心が乱れた 早く観れば良かった あと何回か観たい
546: 12/20(土)22:53 ID:dPuyGvbx(1) AAS
7種類ランダムの特典なんて初めてだわ…最低7スカか
547: 12/20(土)23:13 ID:P1e5//Mn(3/3) AAS
古川登志夫(スカーレットのキャスト)
外部リンク:x.com
◆反戦を主題にしたアニメがあったとする。日本のアニメが、国境や人種や言語や宗教といった垣根を一足飛びに、高い評価を得たとする。結果世界から戦争は無くなったか……「否」という絶望感。しかしその絶望を次代の子供達に引き継がせていいか…….「否」。だから創り続ける、という某アニメ監督の思いは、ズッシリと胸に来る。海外コンベンションに参加する際にいつも脳裏をかすめるのは、ポップカルチャーは時としてハイカルチャーを超える、という思いである。
548(1): 12/21(日)00:06 ID:sGVSBf8p(1) AAS
火垂るの墓やペリューよりよほど反戦映画だ
悲劇で終わるのでなく平和への道筋を提案しているから
549(1): 12/21(日)07:04 ID:bBCO6/v4(1) AAS
そう、
スカーレット観るとスカッとする
550(2): 12/21(日)07:16 ID:KPWpxbvF(1) AAS
>>548
火垂るの墓もペリューもこんな酷いことがありましたで終わってんだよ
見る側も映画の中だけで終わってしまう
劇場出ればもう忘れてる
551: 12/21(日)07:46 ID:Z6A8uqF5(1) AAS
「アバターなげー、3時間20分もあるじゃん、新幹線の東京→岡山間じゃん、トイレもたねーよ、なら果てスカを観るか」と言う人、全国に5人位いそう。
552: 12/21(日)10:19 ID:ZTbxrHik(1) AAS
2観てないからいいや
553: 12/21(日)10:41 ID:5vIMl0n6(1/2) AAS
アバタって5部作予定らしーな
スカーレットも5部作にすればいいのに
第二作目は「果てしなきスカーレット:ウェイ・オブ・ウォー」だ
554: 12/21(日)10:54 ID:gT76u9v8(1) AAS
アバターは1でもうダメだった
主人公が親父にゲーム取り上げられたけど僕ゲームの世界に住むからいいもん!っていう話にしか見えない
555: 12/21(日)12:21 ID:mn6amWdX(1) AAS
3時間20分って、どんだけわがまま仕様だよ。みねえわ。
556: 12/21(日)13:35 ID:eLqmoiu1(1) AAS
アバター見てきました
スカーレットとテーマは同じだった
戦いは連鎖するからやめよって
557: 12/21(日)19:05 ID:LDjaSaGi(1/2) AAS
内田善彦元東大教授が高評価していた
外部リンク:x.com
558: 12/21(日)19:49 ID:xyKMRzEp(1) AAS
アバターって1の地球人がもういないのに何がアバターよ?
559: 12/21(日)20:12 ID:q0ZSHEcc(1/3) AAS
>>274
海外でも無事爆死
台湾人とベトナム人にも人格攻撃してることになってて草
560: 12/21(日)20:15 ID:LDjaSaGi(2/2) AAS
Xでは海外評価いいと書かれてる
北米限定公開分かな?
香港のレビューも高評価
>>532
561: 12/21(日)20:25 ID:q0ZSHEcc(2/3) AAS
>>549
ご都合ドラゴンがぶっ殺してくれるからなwww
562(1): 12/21(日)20:36 ID:q0ZSHEcc(3/3) AAS
>>550
火垂るの墓観てそんな感想になっちゃうのかここの連中は
ーー以前の講演では、「愛する人を守るために戦う」というような最近の戦争映画にはちょっと違和感を感じるとおっしゃていましたね
愛する家族のために戦うっていうのは、そんなことは当時言ってなかったので、歴史の偽造です。公には国のため、あるいは天皇陛下のためだったんです。だって、自分が死んだら妻は一体どうするのか。死なない方が大事なんだよね。
コロリとみんな騙されてますよね。見る側も「愛する人を守るために戦う」と言われると安心して、主人公のヒロイックな行動に共感する時に、水をさされないで済むからね。みんな「良かった、泣けた」って言いたいから、作り手が媚びているわけですよ。
戦争の持ってる問題を、人を感動させながら伝えるなんてことは、できないんだって考えた方がいいと思うんですよ。多くの人を感動させて、なおかつ問題を伝えたいなんて、そんな欲ばってるよ、だいたいが。
ーーそんな「美しいもの」なんかじゃないんだ、と。
別の感動はあり得るよ。ひどくて目を背けたいけど、背けるべきかどうかってことで見る人が悩むとかね。しょっちゅう僕が例に挙げるのは、戦後のイタリアの貧困を描いた映画「自転車泥棒」(1948年)ね。
これは父と子が盗まれた自転車を探し回る物語ですけれど、とにかく子どもが可哀想だし、見てて本当に辛いんですよ。だけど、そこには真実があるんですね。だから感動もするし、僕も何回見たか分からないけど、快楽として見るつもりは全然ない。快楽を与えてくれませんから。
もし、そこで親子の情愛の美しさでうまく締めくくるとか考え出したとたんに、商業的には当たるかもしんないけど、そこでダメな映画になると思うんですよね。
〝悲惨〟だけを伝える映画は無力 高畑勲監督が語る「火垂るの墓」
外部リンク:withnews.jp
563: 12/21(日)23:39 ID:5vIMl0n6(2/2) AAS
>>562
「心中モノ」の構造は言われてみるとナルホドだな
564: 12/22(月)01:13 ID:CR34ix1j(1/2) AAS
太平洋戦争ものはさんざん泣かされてきたから、
ペリリューはもういいやって感じ。
565: 12/22(月)01:28 ID:MbpLEtrY(1) AAS
勝つ話が観たい
566: 12/22(月)02:01 ID:CR34ix1j(2/2) AAS
ベトナム戦争ものも散々泣かされた。
567: 12/22(月)05:50 ID:VbqTTeHd(1) AAS
子供の時に「地獄の黙示録」観て全く理解できなかった
今ならある程度分かるけど
568: 12/22(月)06:23 ID:WJIsqmzU(1) AAS
「果てスカ良かったよ!」と熱く語っても、変な目で見られたり、路地に連れて行かれてぶんなぐれたりするので果てスカ信者とばれないよう、わずかの仲間とメールで感想を言いあったりしてる。
一種の「かくれキリシタン」状態。
569(1): 12/22(月)08:46 ID:+jNFXOeP(1) AAS
スカの上乳見たさにリピートしてるんだが
相変わらずハイエナユーチューバー達は脚本がどうのこうのお前本当にそこまで気になるんか問いたい問い詰めたい
過去作まで批判してるけどミライも竜そばもそういうものやん与えられた世界観の中で可愛い子がスクリーンを動き回るそれ以外に何が観たいんだ?
570: 12/22(月)10:18 ID:pMCOp78c(1/2) AAS
>>569
そこが残念なところで、もう少しで良いからスカーレットちゃんのサービスカットがあれば「スカーレットの魅力をスルーしてる間抜けな奴www 」と冷笑できるのに
571: 12/22(月)10:34 ID:cinmhLHo(1) AAS
タイミング的にロレンかな?あれは褒めてる方だと思うけど
スカの批評もスカーレットに対して変なのに目覚めそうって他の批評家じゃ出ない感想あって驚いた
IMAXで観てるとわかるしパンフも読んでて納得感ある
572: 12/22(月)10:44 ID:QpDSbHOH(1) AAS
スカーレットかわいいよ
過去キャラ一番じゃね
573(1): 12/22(月)11:22 ID:qdXpXKEB(1) AAS
>>550
そのふたつは昔々こんな酷いことがありましたの映画だから
未来への提示なんかつけたら蛇足だよ
574: 12/22(月)11:33 ID:WEjTBbKf(1/2) AAS
>>573
全然違うでしょ
火垂るの墓は最後に現代神戸のシーンがあるし高畑は現代の青年のことを描いていると言ってる
575(1): 12/22(月)11:40 ID:3QtGi5aL(1/3) AAS
高畑といえばかぐや姫の天人パレードの能天気なBGMがどこか渋谷ダンスの祝祭の歌に通ずるものがあるな
なんというか、地上や現世のあれやこれやなんか知ったことかってノリのマイペースな雰囲気が
576: 12/22(月)11:45 ID:3QtGi5aL(2/3) AAS
ググったら天神の音楽もサンバにヒントを得てるらしい
577(2): 12/22(月)12:46 ID:pMCOp78c(2/2) AAS
あの曲を聴くと
ブームの「風になりたい」を思い出す
サンバだからだと思うけど
578: 12/22(月)12:48 ID:nVQqKqLR(1) AAS
>>577
分かる
マインド・ゲームの曲も似てる
579: 12/22(月)13:50 ID:OSZ6+VnX(1) AAS
スカーレットのねんどろが出たら買う
580: 12/22(月)14:56 ID:heisC795(1) AAS
>>577
懐メロで草
581: 12/22(月)15:42 ID:NSjCGJ2u(1) AAS
>>575
せっかくの名作が最後の場面で、だったね
墨絵の渋さが良かったのに、キンキラキンの終わり方は
それにやはり、個人的にだけど最後の挨拶はおじいさんからにして欲しかった
582: 12/22(月)18:46 ID:WEjTBbKf(2/2) AAS
スカーレットの海外レビューまとめ記事
外部リンク:note.com
【メタ批評】世界は『果てしなきスカーレット』をどう観たか。
北米10都市では『Scarlet』として主に批評家向けIMAX上映が始まった。
これはいわゆるFYC公開(For Your Consideration=ご検討ください)で、1週間だけ。本公開は2月6日から。
アカデミー賞長編アニメーション部門を予想するオンラインカジノがいくつかある(日本では違法なため、賭けないようにご注意を)。
それらのをオッズを串刺しに並べて紹介しているサイトがあるので、それを見ていただこう。
長編アニメーション部門、12月12日現在、1番人気は北米で大当たりした『K-popガールズデーモンハンター』で1.57倍。続いて『ズートピア2』3倍。3番人気に『果てしなきスカーレット』5倍。『哪吒2』7倍、『アルコ』10倍、『エリオ』11倍、『リトルアメリと雨』15倍、『夢の中で』17倍、『壮大なる人生』21倍、『アニマルファーム』21倍、『鬼滅の刃』26倍と続く。
583: 12/22(月)19:40 ID:HjlXU2M9(1) AAS
果てスカ小五郎
584(2): 12/22(月)21:44 ID:CSx9QwWW(1) AAS
4年前は幸せだった。
中村佳穂紅白出場ー!!って盛り上がってた。
585: 12/22(月)21:48 ID:FazmCP4I(1) AAS
>>584
でもぶっちゃけ紅白の歌唱は酷かった
あれ、生で歌う歌じゃないわ
口パクにしなかったのは評価するが
586: 12/22(月)21:49 ID:3QtGi5aL(3/3) AAS
>>584
今年は紅白に細田守が出るよきっと多分
587(2): 12/22(月)22:12 ID:IfHrR7A3(1) AAS
正直なとこ復讐や興収や哀愁や偏執や閨秀とは無関係に
そんな考察するに値するような脚本ではないと思う
現代にも通じるとかでなく、ただ女子高生を異世界転生させたかっただけでしょ
ハムレットを性転換で女体化した度胸だけは評価いたします
588: 12/23(火)00:17 ID:ES1Iivx0(1) AAS
>>587
見てないのバレバレ
589: 12/23(火)00:37 ID:Z0oA8UUK(1/3) AAS
>>587
けいしゅう
【閨秀】
学問や芸術に特にすぐれた女性。
なんて読むんだろ?て思ってググったけど、もしかして細田守のことを女性だと思っているのですか?
590(1): 12/23(火)06:58 ID:E4YBuvB2(1/9) AAS
太平洋戦争で事実として日米双方が相手に対して強い憎しみを持って戦い日本が敗戦してアメリカへの復讐心を苦労して捨てて平和国家として戦後の繁栄を築いたわけだがこれが理解できない層がいて驚いた
日本史で太平洋戦争について教えないとはよく言われるけれどやはり天皇の戦争責任とか戦時中の政治家がそのまま戦後も日本の政治の中核で居続けたこととか親米政策には不都合とかあって自民党=文部科学省が後ろ向きだったせいなんだろう
スカーレットのテーマから日本の現代史を想起するのは自然なことだと思うのだが
ただ一点「国体」なるものをあれだけ天皇と当時の政治家が守りたがったことだけはずっと理解できなかった
反共主義とか自分の地位にこだわる身勝手な考えかと思ってたが1945年から80年前は1865年で江戸時代なわけで統一国家日本が崩れて日本が幕藩体制のようなものに戻ってしまうという恐怖があったのではないかと思うようになった
今の日本が戦前の日本に戻る恐怖みたいなものがね
591(1): 12/23(火)07:27 ID:c7F3GpHe(1/2) AAS
>>590
戦争始める理由なんて「憎しみ」じゃないでしょ。個人にはあったかもしれないけど
個人的な感情を世界規模の政治と同一視できる人が安易にこういうこと考えるんだろうな
スカーレットも幼女と会話するまで憎しみ一辺倒で国家規模の思考は無かったし似た者同士って感じ
スカーレットは一応成長したってストーリーだけど観てる側がこんな解釈しかできないんじゃあね
592(1): 12/23(火)07:58 ID:E4YBuvB2(2/9) AAS
>>591
日本は第一次世界大戦でアメリカと同盟国で親米だったのだけどアメリカが日本人の移民だけ禁止した排日移民法(1924年)で一気に反米になったんだよ
昭和天皇自身が太平洋戦争の遠因だったと言ってる
wikipedia
--
この排日移民法によって日本は大きな移民先を失ったため、その代替として満州を重視せざるを得なくなり満州事変につながったとする見方が古くから存在する。昭和天皇が敗戦後、日米開戦の遠因として「加州(カリフォルニア)移民拒否の如きは日本国民を憤慨させるに充分なものである(中略)かかる国民的憤慨を背景として一度、軍が立ち上がつた時に之を抑へることは容易な業ではない(『昭和天皇独白録』より)」と述べているのが好例である
いずれにせよ、排日移民法は当時の日本人の体面を傷つけ、反米感情を産み、太平洋戦争へと突き進む遠因となったのは疑いないところである。新渡戸稲造が同法成立に衝撃を受け、二度と米国の地は踏まないと宣言する(実際は1932年に満州事変の国策擁護目的の米国講演を行うこととなり、翌年カナダで客死)など、特にそれまで比較的親米的な感情を持っていた層に与えた影響は大きかった。
--
593(2): 12/23(火)07:59 ID:wDfMkgzn(1/2) AAS
>>536
それ読むと、聖ってなんだかなあ、と思うけどね
敵だろうが握手を求められたら形上するのが紳士だし
594(1): 12/23(火)08:15 ID:cvO2I+kJ(1) AAS
>>593
ん?
聖は握手を求めたけど受け入れなかったのはコーネリウス(松重豊)でしょ
で、後で握手したと
595: 12/23(火)08:32 ID:mtk1rI59(1/3) AAS
吉田鋼太郎の方じゃね?
596: 12/23(火)08:41 ID:Z0oA8UUK(2/3) AAS
ヴォルディマンド(銃使う黒いおっさん)だな
まあ>>593はわざと映画にもレスにも書かれてないメチャクチャな事を言って気を引こうとしてるだけだと思うよ
597: 12/23(火)08:42 ID:Z0oA8UUK(3/3) AAS
正しくは
ヴォルティマンド
だったわ
598(1): 12/23(火)10:05 ID:c7F3GpHe(2/2) AAS
>>592
それを「憎しみ」の一言で表現するのが変でしょって話なんだけど
何もわかってないね
中学生でももう少しマシな歴史認識持ってるよ
599: 12/23(火)10:19 ID:wDfMkgzn(2/2) AAS
>>594
ああそうだったんだ
誤解すみません
ありがとです
いまだに観に行こうか悩む自分だけど
観に行きたい気持ちに傾いてきた
600: 12/23(火)11:47 ID:E4YBuvB2(3/9) AAS
>>598
日中戦争でアメリカは中国を支援していたので一般人もアメリカ憎しとなり真珠湾攻撃の際はほとんどの国民が快哉を叫んだ
戦争をするのには南方資源獲得という合理的な理由もあるわけだが最終的には感情が大きくものを言う
日本人は政府に騙されてアメリカ憎しと思ったのではなくアメリカへの敵意から新聞や国民が政府に対米戦争を要求した面が強いことは最近は普通に語られるようになった
601(1): 12/23(火)12:19 ID:mtk1rI59(2/3) AAS
なんか、最後に選挙演説みたいなことをやっちゃったせいだろうねえ・・・
やっぱりね、監督に駄目だし出来る人が居なかったんだろうなぁ・・・
602: 12/23(火)12:24 ID:eHcjuDzI(1/2) AAS
>>601
やっぱりスカーレットが海から顔を出した瞬間に暗澹
どでかいタイトル文字をドーン!と出して終わりの方がヨインがあって良かったかもね
603: 12/23(火)12:35 ID:eHcjuDzI(2/2) AAS
ネットだと細田監督我の強いジャイアン説が濃厚だけど、実際に喋ってるのとか見ると、めっちゃ相手に合わせるスネ夫気質の人間に見える。
細田監督作品のアクは細田監督のものではなく大いなる陰謀に脅されて細田監督が操り人形と化して作ってるものではなかろうか
パヤオやトミノみたいに剛腕振るうタイプにも高畑みたいに周囲が死屍累々でも平然と我が道を歩くタイプにも、見えないんだよなぁ
604: 12/23(火)13:01 ID:mtk1rI59(3/3) AAS
調子に乗ったスネ夫かもw
605: 12/23(火)13:43 ID:E4YBuvB2(4/9) AAS
世界のスカーレット評価紹介記事
外部リンク:note.com
評論家に高評価 一般人に低評価
若者は高評価 中年は低評価
らしい
中年一般人が多い5chはその傾向が出ているのか
606: 12/23(火)18:30 ID:Gy3iXzQe(1) AAS
アバターは字幕、吹き替え、専用メガネで見るやつと3つもあり優遇されててくやしいのう。
果てスカは夜1回だけ、予約は0ではないけど。
607: 12/23(火)20:23 ID:LjvRKze4(1) AAS
【アニメノミライ・ねとらぼ支店】なぜ「傑作」が苦戦しているのか?
映画『果てしなきスカーレット』が陥った“巨大配給”という落とし穴 ねとらぼ
外部リンク:nlab.itmedia.co.jp
また女子高生バイアスのかかった案件記事が出てきてしまった
いつもの細田作品でしたよ 今までの評価がおかしかっただけ
「ネトゲのスカート。」は予告を見れば誰にでもわかる通り、労作ではあるが傑作ではないです
要は「ゲド戦記。」(※レンタルで1回見ただけであんま覚えてない)の再来でオンラインゲームのアニメ化
ハムレットは脚本が破綻したので後付けコピペしたのが見え見え
608(1): 12/23(火)20:47 ID:AEPrtGvT(1) AAS
ゲド戦記の時も大規模公開で爆死祭りだったの教えて老害
609: 12/23(火)20:53 ID:03V8/7+L(1) AAS
>>608
調べたら竜そばよりも上だったよ見た上でみんなよくわかんねって言ってた
610(2): 12/23(火)21:00 ID:E4YBuvB2(5/9) AAS
これマジ凄い
最初の20分間がスカーレット特集でふんだんにスカーレットの映像が使われてる
ハーヴァード大教授が熱く語ってる
外部リンク:www3.nhk.or.jp
露骨に三途の川の石積みだったんだな
611: 12/23(火)21:29 ID:bLGsS+VX(1) AAS
>>610
おお!いいね
見入ってしまう
また見に行きたくなるわ
612: 12/23(火)21:29 ID:E4YBuvB2(6/9) AAS
聖がスカーレットと出会ったところは三途の川のイメージ
スカーレットが現世で毒を飲んで落として転がった杯の動きは死者の国で吐き出した虫の動きと対応しているように見える
613(1): 12/23(火)22:11 ID:E4YBuvB2(7/9) AAS
ハーヴァードの先生は「私は楽しく見ました。細田監督の従来の作品とは異なる新しい試みなのが大変興味深かった」とか言ってる
614(1): 12/23(火)22:32 ID:Ph/3+ChB(1) AAS
>>613
女性の方は複雑な気持ち(Mixedfeeling)って言ってなかった?
615: 12/23(火)23:02 ID:E4YBuvB2(8/9) AAS
>>614
女性は(3D処理の)戦闘シーンは素晴らしいけれど同時にhand draw(手描き)のアニメーションも大好きなので複雑な気持ちだと言ってるのでは?
616: 12/23(火)23:42 ID:+8iqu+QG(1/2) AAS
ハーバードの先生が認めた!と大はしゃぎする日本人恥ずかしいよ
617: 12/23(火)23:48 ID:+8iqu+QG(2/2) AAS
まあ、NHKもね
ふんふん
618: 12/23(火)23:49 ID:E4YBuvB2(9/9) AAS
スレタイも読めないのはもっと恥ずかしい
619: 12/24(水)00:04 ID:+2Wwv5KQ(1/14) AAS
公式Xが死者の国には聖1人を除いてスカーレットの時代以前の人しかいないと明言してるんだな
スカーレットが想像し得る人しかいない世界か
620: 12/24(水)00:10 ID:H1vTktJM(1/5) AAS
へえ、じゃあ聖だけが特殊な立ち場って事か。
621: 12/24(水)00:13 ID:+2Wwv5KQ(2/14) AAS
外部リンク:x.com
622(1): 12/24(水)00:54 ID:IoixJUKq(1) AAS
スカーレットと聖以外、キャラについてみんなほとんど言及していないけど自分はコーネリウスと言う最初は敵で後半味方になるやつが良かった。松重豊が声優のやつな。
623(3): 12/24(水)01:36 ID:JSJiM98T(1) AAS
>>622
井之頭五郎役ですね
ミニマリストでテレビは持ってないですが、1月に映画館で拝見しました
12月31日に放送されるそうです
また別の実写やアニメ声優もお願いします
孤独のグルメ2025大晦日スペシャル おかわりは、五郎セルフで運びます!
テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
外部リンク:www.tv-tokyo.co.jp
>>610
あらすじ解説以外はあんま肯定的ではないなあ
結局、ハムレットのパクリ、死後の世界=結局いつもの異世界転生
手描きに見えるデジタル技術で労力削減は素晴らしいと言ってるだけだったよorz
624: 12/24(水)02:05 ID:SGbQ2kQi(1) AAS
聖以外のキャラ
厳ついおじさんがたくさん出て来て良いなと思った
たぶんあの役割を細いイケメンや流行りの路線のイケオジにしたらもっと興収伸ばせたんだろうがそれをしなかったのを讃えたい
実際戦場で強いのは厳ついおじさんだろうしリアルで良かったよ
超能力や魔法を使って戦う奴がいなくて皆泥臭く地に足をつけた戦い方をしているのも良かった
だからこそあの猛者たちと渡り合って戦士として生きるスカーレットの異質さが際立つ
聖じゃないがスカーレットが普通の女の子だったらどんなだろう?って俺も想像した
若い頃に家庭環境によって意に沿わぬ生き方を強いられて凄く努力して来たが本当は違う生き方をしたかったと思っている人は
スカーレットに共感するところがあるんじゃないかな
俺は渋谷ダンスで泣いたよ
625: 12/24(水)05:15 ID:v0hhpC1W(1) AAS
>>623
まあパクリというより
新解釈「細田版」ハムレットだよな
古典だし監督自らハムレットを下敷きにしてるのを公言してるんだし
626: 12/24(水)06:02 ID:+2Wwv5KQ(3/14) AAS
>>623
ハムレットのパクリどころかハムレットと全然違うと言ってるよね
どこでパクリと言ってると思った?
むしろ今までと違うチャレンジをしたことを高く評価していると思うが
627: 12/24(水)06:11 ID:+2Wwv5KQ(4/14) AAS
スカーレットはハムレットの名前などを使っているがbut actually quite diffrentと女性が紹介している
628: 12/24(水)06:12 ID:BOS5eslY(1/4) AAS
>>623
ハムレットは悲劇
最後は希望のない終わり方
ハムレットの最後のセリフは「あとは沈黙。」
細田監督は悲劇で終わらさず希望を後に残す終わり方にしたかった
629: 12/24(水)07:53 ID:KtRqx2fo(1) AAS
焚き火セクロスで聖の子を宿すオチだと最高だった
630: 12/24(水)11:43 ID:H1vTktJM(2/5) AAS
松重と吉田鋼太郎は、王殺しに加担したことへの呵責があって、本当は姫とは敵対したくないっていう描写があったら、
最後味方になる伏線にもなるんだけどな。
631(1): 12/24(水)11:54 ID:+2Wwv5KQ(5/14) AAS
よく見るとその二人は王を切っていないとか
632: 12/24(水)11:57 ID:jzzWibTa(1/5) AAS
>>631
あまりよく見えないけど、剣に血がついてないんよね 前2人の貴族親子は明らかに剣先が血で汚れてる
最初は手抜きかと思ったわw
633: 12/24(水)12:09 ID:jzzWibTa(2/5) AAS
コーネリウスもヴォルディマンドも初手は素手でスカーレットと戦ってる点も興味深いし、最初から剣と銃で襲いかかるポロニウス、レアティーズと対照的。
もちろんコーネリウスには衛兵を襲ってる賊がスカーレットであると確かめる都合があるし、ヴォルディマンドも生け捕りにしろと命令されてたのかも知れないけど、効率的にやるなら投石なんかせずに投げナイフで致命的な傷を負わせたり、ラリアットじゃなく剣や銃で大怪我をおわせればいい
そうしないのはこの2人にスカーレットに対する戦士としての敬意が多少はあるからとも受け取れるので、状況次第では味方になり得る可能性は描かれてる(一応命を見逃された借りがあるしね)
同様にスカーレットにはラリアットなヴォルディマンドが聖には隠れて銃撃するあたり、誇り高き戦士でない奴への差別、見下し、嫌悪感が見て取れる。(それはそのままクローディアスやお貴族ポロニウスへの反感にもなりうる)
634: 12/24(水)13:13 ID:H1vTktJM(3/5) AAS
バケモノの子は舞台化されたんだよな。
本作も、舞台劇としてやったらサマになるかもね。
舞台なら映画のようなリアリティは求められないし。
635: 12/24(水)13:22 ID:H1vTktJM(4/5) AAS
本作も、時代設定は現代にして、劇中劇としてハムレットをやるとか。
あるいは、ハムレットを題材にした劇作、その演目が「果てしなきスカーレット」とか。
で、主人公の女優は、その「果てしなきスカーレット」のヒロインを務める事になったが、
クローディアス役の俳優と色々と因縁があって、さて、赦すや赦さざるや、それが問題だ。みたいな。
こんな感じなら映画としてのリアリティは出るよな。
636(1): 12/24(水)13:24 ID:qc07wuUv(1) AAS
許せの意味について議論したり
白黒になって葛藤する場面とか舞台なら異和感なく観れそう
637: 12/24(水)13:52 ID:jzzWibTa(3/5) AAS
>>636
逆に舞台じゃないとリアリティレベルを調整できないというのは謎い。
鬼滅とかチェンソーだって「ジャンプ漫画としてのリアリティと荒唐無稽さ」というチャンネルに調整してるでしょ
スカーレットだって導入部分で神話とか昔話のチャンネルに調整すれば良いだけだよ
わざわざ舞台にしなきゃ調整できないものではない
638: 12/24(水)14:00 ID:jzzWibTa(4/5) AAS
キャラクターで言うと出番や活躍は少ないけど、レアティーズの世間を小馬鹿にしたような態度が好き。特に馬をパカらせて壁の付近に進軍する時の得意げなドヤり顔なんてもう最高
劇中で初めて撃った弾がオッサンの弾込め棒で暴発させられてアッサリ散る所も少し喜劇みたいで笑える
639(2): 12/24(水)14:02 ID:H1vTktJM(5/5) AAS
ま、そもそも「ハムレット」だからね。
剣を突き立てられたら急にゆるしてくれ~とか、スカがクロの顔を鷲掴みにしたらクロがぎゃああああ~とか、
あとスカが自分の心情をセリフで延々語る所とか、
このあたり舞台用の演出だと思うよ。
640: 12/24(水)14:17 ID:jzzWibTa(5/5) AAS
>>639
それならそれで舞台的な演出がある映画
で調整すりゃ良くね
舞台的だ!じゃあ舞台じゃなきゃダメだ!
てのはジャンプ漫画的な表現だ!
じゃあ紙の漫画じゃなきゃダメだ!
てのと同レベルだと思う
641: 12/24(水)14:39 ID:+2Wwv5KQ(6/14) AAS
そもそも演出手法として
宮崎駿は観客が主人公やヒロインと一体化して観客は自分が主人公やヒロインになったような感覚にさせる
高畑勲は主人公やヒロインを観客席から傍観させる
を意図的に行なっている
片渕素直や細田守は高畑派なので意図的に劇のようにやっている
642: 12/24(水)15:06 ID:+2Wwv5KQ(7/14) AAS
Xでバズってた記事
外部リンク:news.yahoo.co.jp
なぜ「傑作」が苦戦しているのか? 映画『果てしなきスカーレット』が陥った“巨大配給”という落とし穴
ネット上では、作中のキーワードになぞらえて「虚無」だとか「細田監督はもうダメだ」といった辛辣な言葉も飛び交っています。
しかし、実際にエンドロールを見送った筆者の感想は真逆でした。
「え? すごく良いんだけど……」
643: 12/24(水)15:30 ID:doOj85eL(1) AAS
SCREENX版3画面の恩恵はあまり感じなかった
左右の画面暗いのってどういう意図なんだろ
音は良かったな大きめだし環境音(鳴き声やモブの会話等)がよりはっきり聞こえた
久々に骨太なイキ声聴けたわ
644: 12/24(水)15:46 ID:IiffjtgY(1) AAS
スピーカーの音数えてた方が楽しいっていうのも音響がすごく良いって事の裏返しだろうね
645: 12/24(水)16:05 ID:vckAI8C1(1/2) AAS
結局 スカーレットと聖が居たのはこの世とあの世の狭間の世界という解釈で良いの?
646: 12/24(水)16:15 ID:+2Wwv5KQ(8/14) AAS
露骨に三途の川
画像リンク[jpeg]:i.imgur.com
647: 12/24(水)16:26 ID:vckAI8C1(2/2) AAS
三途の川なら奪衣婆がいたら面白いな。
648: 12/24(水)19:47 ID:+2Wwv5KQ(9/14) AAS
外部リンク:x.com
なるほど武士もいる
649(1): 12/24(水)21:43 ID:+2Wwv5KQ(10/14) AAS
外部リンク:beneaththetangles.com
映画レビュー:「スカーレット」
2025.12.19
昔ながらの復讐劇には、正義が果たされ悪党が当然の報いを受ける姿に、どこか痛快な満足感がある。しかし復讐の代償とは何か?そしてそれはどんな文化を育むのか?細田守監督の最新作『スカーレット』は、シェイクスピアの『ハムレット』を再解釈し、こうした問いを掘り下げる。中世の時代設定と劇中の多くの登場人物はそのままに、物語は生と死の狭間にある幻想的な世界へと移される。その結果生まれたのは、復讐の不十分さと、真実の人間関係が持つ変革の力について、心を揺さぶる深い考察を伴う物語である。
スカーレットは生まれた瞬間から、父であるアムレト王の深い愛情に包まれ、後継者として育てられていた。しかし叔父のクローディアスが王を暗殺し王位を奪取したことで彼女の世界は揺らぎ、復讐の道へと歩み出す。クローディアスが圧政を強める中、スカーレットは兵舎でひたすら鍛錬を積み、暗殺の好機を待ちわびていた。その機会は舞踏会で訪れた。彼女は叔父の飲み物に睡眠薬を混ぜ、二人きりになった隙に殺害を企てる。しかし叔父は一歩先を行き、先に彼女の飲み物に毒を盛っていた。結局、地面に倒れたのはスカーレットの方だった。意識が遠のく中、悪辣な叔父が勝利の笑みを浮かべる姿が見えた。
しかし物語はそこで終わらない。スカーレットは煉獄のような異界で目を覚ますと、「クローディアスもここにいる」という声を聞く。復讐の旅は終わっていない。スカーレットは未だにクラウディウスにふさわしい永遠の死を与えうる。だがその旅路で、彼女は暴力と憎悪の残酷な現実、そして平和が支配するより良い未来を語る者たちと直面する。こうした出会いと、聖という名の謎めいた医療従事者との芽生えつつある恋を通じて、スカーレットは復讐が果たして死ぬ価値があるのかと問い始める。
650: 12/24(水)21:44 ID:+2Wwv5KQ(11/14) AAS
『スカーレット』は、復讐へと駆り立てるトラウマと、癒しをもたらす人間関係の力について描いた映画である。タイトルにもなっているヒロインは、父の死への復讐心と、その結果として自らの人生に蔓延する暴力への幻滅との間で揺れ動く。その葛藤は胸を打つもので、私はスカーレットが自分を傷つけた者たちへの憎しみと、癒しを求める切実な探求の両方に、自然と共感してしまった。彼女の動機は複雑でありながら、その行動のすべてに感じられる誠実さが、見事に描き出されたキャラクターとなっている。声優・芦田愛菜(『告白』『海獣の子供』)の見事な演技は、不安や幻滅から憧れや希望まで、あらゆる感情のニュアンスを豊かで真実味のある表現で伝えている。映画の感情の高ぶる場面での彼女の演技には、鳥肌が立つほどだった。これらの瞬間は、岩崎太整の音楽によって美しく支えられており、その音楽は壮大で——ほとんど宇宙的とも言える——静かな喜びと悲しみに満ちた優しさも併せ持っていた。
スカーレットは、最初はゆっくりとしたペースと繰り返しのカットに苦労するが、スカーレットと聖が、文化や世代の壁を越えて意外な友情を築いた異世界の人々の放浪のグループと共に滞在する後半で、映画は勢いに乗る。違いを超えた団結のこのメッセージは、細田守とスタジオ地図の長年のファンには驚きではないだろう。細田は、衝突する世界の交差点で登場人物が癒しとつながりを見つける映画をいくつか監督してきた。2021年のヒット作「ベル」では、仮想現実が主人公たちが自分を表現し、癒しを見つけ、そして学んだことを現実世界に持ち込む空間となる。同様に、スカーレットでは、明るくエネルギッシュな色彩設計で溢れる現実世界と、落ち着いた素朴な美学に浸った異世界という2つの世界が、視覚的に力強い方法で衝突する。
651: 12/24(水)21:44 ID:+2Wwv5KQ(12/14) AAS
スカーレットの演出とキャラクターデザインもまた、異次元というテーマに合致しており、西洋と日本のアニメーションを融合させている。ジン・キムは『ベル』に引き続きキャラクターデザインを務め、上杉忠弘が参加している。両アニメーターはディズニー出身で、『ベイマックス』をはじめとするピクサー作品に携わっており、細田監督は主人公たちの表情や衣装の細部に至るまで、特に彼らの功績を高く評価している。衣装のグリムダークな美学には国際的な影響が大きく表れており、異次元の悲惨な設定を引き立てると同時に、各キャラクターの個性を際立たせている。例えば、スカーレットの衣装は、映画の冒頭で自らの手で殺した戦士たちの衣装を寄せ集めるなど急速に変化するが、復讐への執念に疑問を抱き始めると停滞し、映画全体を通して彼女のキャラクターアークを反映している。優れたデザインと傑作を分けるのは、まさにこうした細部へのこだわりなのだ。
アニメーションもまた、CGと手描き2Dアニメーションの要素を組み合わせたハイブリッドな構成となっている。細田監督は『サマーウォーズ』や『BELLE/ベル』といった仮想世界の創造においてCGアニメーションを巧みに取り入れてきたが、本作ではその技術が新たな高みに到達している。2Dの現実世界を描いたオープニングシーンから、異界では2DとCGが見事に融合している。本作ではCGが際立っており、美しい背景が不気味な世界観を支え、ダイナミックなカメラワークによって息を呑むような壮大なショットが展開される。全体として、細田作品に期待される通り、アニメーションはまとまりがあり、壮大な作品に仕上がっている。
『スカーレット』は、人と人との繋がりの中に見出される希望を訴え続ける監督の作品が光る美しい映画だ。復讐や暴力は、約束された正義をもたらすことはできない。むしろ、『スカーレット』は、異なる世界の間に橋を架けるという努力は価値があると観客に信じさせようとしている。まさにタイムリーなメッセージだ!
652: 12/24(水)21:46 ID:+2Wwv5KQ(13/14) AAS
スカーレットの批評は日本のプロの評論家のはイマイチで海外の方がずっとまともなのが多いのは面白い
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 164 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.049s