BSD/LinuxでのOffice/Desktop環境を語れ! Part03 (395レス)
BSD/LinuxでのOffice/Desktop環境を語れ! Part03 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
レス栞
あぼーん
10: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 11:04:08.38 □FreeBSDにおけるwime導入手順の再まとめ(2021/10/18) wimeとは、Wine環境下にインストールされたWindows用日本語IMEを Cannaサーバに見せかけて、Unix界に蓄積されたCanna系ソフトウェアを そのままで使えるようにする、というものです。 ここでは、もっともシンプルに、Cannaとして使う方法を記述します。 ただし、Wineが正常に動く事が大前提となります。 ※初出 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1107211157/804-n □環境 FreeBSD(i386) ports : wine , wine-devel どちらでもよい。ただし、現在のFreeBSDでは、 i386において、Wine5.8以降は、makeは通るが、バイナリは動作しない。 ※https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1107211157/919-n amd64のi386-wineでは、メンテナのAlexander88207氏の対応により、 Wine6.0/Wine6.12は動作する。 ※https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/6 pkg : ja-canna-lib-3.7p3 wimeをmakeするために必要。 現在では、ja-canna-libが、ja-canna-serverに依存していないので ja-canna-libだけを入れればよい。 pkg : gmake-4.x wimeをmakeするために必要。 wime-4.x.x.tar.bz2 公式サイトより取得の事。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/10
11: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 11:12:15.31 ■ portsのWineに、wimeのimm-magicパッチをあてる 1. % /usr/bin/tar xvzf wime-4.x.x.tar.bz2(ユーザ権限でよい) 2. ほどいた wime-4.x.x/patch/imm-magic-1.7.3 の記述内容を変更。 最初の2行の両行とも、以下のようにバージョン名を削除。 wine-1.7.3/dlls/imm32/imm.c → dlls/imm32/imm.c ※すべきかどうかわかりませんが、patchの文法を知らないので。 現在の判断(未検証)ですが、おそらく内容変更も、 ファイル名変更も、しなくてもよいと思います。 3. wimeのimm-magic-1.7.3 を、patch-imm-magic-173 などと ファイル名を変更し、 /usr/ports/emulators/wine/files/patch-imm-magic-173 などとして置く。 ※リネームはしなくてもよいと思いましたが、すでに置かれている 他のパッチの命名方法にならいました。パッチをあてる順番の 正解はわかりませんが、imm.cを見ると、C言語は分かりませんが パッチ通りに変更されているように思えました。 4. ports/emulators/wine 下で、「# make ; make install」 私はmakeオプションは特に変えませんでした。 make install一発でも、portinstallとでも、お好きにどうぞ。 つまり、あらかじめ、wimeのパッチをwineのportsの パッチ置き場(wine/files)の下に置いておくのがポイントです。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/11
12: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 11:22:37.04 ■ wimeをmakeする ※gmakeが必要 1. wime-4.x.x/conf.mk を対象に、wimeのmake時の変数を変更。 PREFIX?=/usr/local ※FreeBSDでは、このままでよい。 WINEDIR?=/usr/local ※FreeBSDでは、このままでよい。 WOW64?=1 ※「WOW64?=0」へ変更。 ※FreeBSD(i386)で32bitOSなので、Wineも32bit版となるため。 USE_CLANG?=0 ※FreeBSDでCLANGなので「USE_CLANG?=1」へ変更。 ※「USE_CLANG?」の記述がない場合は、単なる書き落としです。 処理内容は、conf.mkの末尾に存在するので、書き足してください。 「USE_CLANG?=1」がない場合、gccでコンパイルされてしまい、 FreeBSDでは動作しないバイナリができます。 2. wime4.x.x下で、ユーザ権限でよいので「% gmake」。 3. root様で「# gmake install」し、root様で「# ldconfig」。 ■ ATOKをWineへインストール 1. 「wine setup.exe」などとして、ATOKをWine環境下へインストール。 2. 「wine regedit.exe」し、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts の「E0020411」を「E0010411」に変更。 3. 上記レジストリキーの「Ime File」が、フルパスつきの「atok??w.ime」 であった場合、パス部分を削ってファイル名のみに変更する。 ■ winecfgでの注意 「/usr/local」を W: ドライブなどのドライブに割り当てておく。 そうしないと、Wineからは「/usr/local」以下が見えないので wime起動時に「wine:cannot find 'wime.exe.so'」と言われて 起動できません。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/12
13: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 11:38:41.59 ■ wimeの実行 wime4.0.0以降では、「wime -e atok」で起動する。 ■ wimeによるWindows版ATOKでの変換を試す ng-canna(注1)は、設定せずに、直接Cannaが扱えるので、 ng-cannaなどで、ジャストシステムのサイトで例示されている 二重敬語の校正指摘の例文を変換してみるとよいでしょう。 変換候補が以下のように表示されればATOKが動いています。 「お読みになられる《二重敬語「→お読みになる」》」 あとは、canna.el(注2)でも、yc.el(注3)でも、 scim-canna(注4)でも、kinput2 -cannaでも、 あたかもCannaServerを使っているかのように使用できます。 もちろん、この場合は、.cannaも読んでくれますので、 .cannaで、変換候補を1回で開くような設定をしていても、 (setq romkana-table "KANAinput_JibunKeyBoard.kp") みたいな設定をしていても大丈夫です。 (注1)Emacs like。pkg(8)では「ja-ng-canna」。 (注2)現在のほぼ公式と言ってよい、 https://ikumi.que.jp/cmp/emacs.html での、canna.elは、執筆者としては、yc.elで 満足しているため未検証です。 昔ながら(Muleなど)のcanna.elは、ng-cannaで いけるので大丈夫だと思います。 (注3)公式サイトは http://www.ceres.dti.ne.jp/~knak/yc.html 。 pkg(8)に「ja-yc.el-emacs27」などとして存在する。 (注4)https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1107211157/993-n http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/13
14: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 11:57:01.04 □FreeBSD(amd64)でwimeを使う場合 FreeBSD(amd64)でもwimeは使えますが、32bitなATOKの場合、 i386-wine , i386-wine-devel で使用する事になります。 また、wimeも32bit版をmakeしないといけませんので、 実機のi386機なり、仮想環境のi386でmakeし、ファイルコピーなどで wimeのバイナリ群を持ってくる必要があります。 ※amd64でwimeを32bitとしてクロスコンパイルできれば、 持ってくる必要はありません。 また、32bitなWineでパッチがあたった「imm32.dll.so」も、 amd64のi386-wineに持ってくる必要があります ※i386-wineで、wimeのパッチがあたるかは、執筆者は未検証。 i386でWineにパッチをあてた「imm32.dll.so」は、 i386-wineに持ってきても、単純なファイルコピーで動きます。 ・imm32.dll.soを配置する場所。 amd64(i386-wine)/usr/local/lib32/wine/imm32.dll.so i386(wine) /usr/local/lib/wine/imm32.dll.so ・makeされたimm32.dll.soのバイナリが置かれている場所。 ※portsでは、該当ディレクトリのworkの下に インストール前のバイナリが置かれている。 ※以下は5.0でのパス。 emulators/wine/work/wine-5.0/dlls/imm32/imm32.dll.so なお、thomas氏によると、FreeBSDでは、64bit版ATOKは インストールできなかったそうです(公式サイト)。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/14
15: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 12:04:41.67 □年度別のATOKのwimeでの動作状況 2004 ○ https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1107211157/804-n ※執筆者によるCannaServerとしてのみの検証 2008 ○(公式)動作する 2010 ○(公式)動作する 2011 ○(公式)動作する 2012 ○(公式)動作する 2014 ×(公式)動作しない(詳しくは公式サイトで) 2015 ○(公式)動作する 2016 ○ https://mao.5ch.net/test/read.cgi/linux/1472658083/24-n ※おおむね動作する 2017 △(公式)動作するが(詳しくは公式サイトで) ※試用版と製品版では動作が異なる可能性があります。 ※他年度版の動作状況があれば、報告していただけると幸いです。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/15
16: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD [sage] 2021/10/18(月) 12:11:57.96 □現在執筆者が把握する似たような手法としての他の成果物一覧 ※URLは省略しました。ググれば出ます。 ・えせかんな(esecanna) 商用のVJE3.0/2.5,Wnn6をCannaクライアントで使う。 現在もFreeBSDには存在する。 japanese/esecannaを参照の事。 ・ximimm Windows版ATOKをWine上で動かし、LinuxのX11上のXIMから使用する。 2010年の製品版で動作確認、 2014年の体験版はインストールできず、との事。 ・canna2imm32 Cygwin環境下で、Cannaプロトコルにより、Windows側のIMEを使う。 ・FepBridge DOSエミュレータで、DOS/VのFEPを動かして、Unixから使う。 ・(OMRON)Wnn8 for Linux/BSD ※似たような手法ではありませんが。 現在も販売されているLinux/BSD用の商用かな漢字変換。 IIIMF(wnn8le)、XIM、GTK2系。 有志によるWebの知恵によると、Wnn7Egg、esecanna、 tamago-tsunagi(修正すれば)で、使う事が出来るとの事。 ※公式によると、FreeBSD12.1R以降ではamd64のみ対応、との事。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/unix/1633521461/16
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
1.371s*