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★炭治郎を乙武仁美さんの性器貶しに使うな
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>>152 > 「さっき、『必ず帰ってくる』って言ったよね。それは・・・死んだ人も?」 > 彼女はニッコリ笑って頷き、 > 「帰ってくるよ――昔、いたずらで筆を使った事があるんよ」 > 相方は筆を一本取り出して、毛先を弄りはじめた。 > > 「8歳くらいの時かな。 > お昼に縁台で遊んでたら、私と同じくらいの年恰好の男の子がいて、『ただいま』って言うんだよ。 > 親戚の子かな?って思ったけど、女の子しか居ないハズなんだよね。叔父さんにも叔母さんにも。 > ウチはその子の名前知らないんだけど、向こうは何故かウチの名前を知っちゅう・・・ > > で、夏の間、ず〜っとその子と遊んでたんだけど、名前だけは教えてくれなかった。 > > 夏の終わり頃、夕方になってその子が現れて、いきなり『さよなら』って言うんだ。 > 『名前も聞いてないのに帰っちゃうの?』ってウチが言うと、最後に名前だけ教えてくれた。 > 『タツロウ』って。 > > その日の夜、親に『タツロウくん帰っちゃった』っち言うと、母親がギョっとして言うたね。 > 『そい、お前の兄ちゃんぜえ』って。 > 自分はずっと一人っ子やと思ってたんだけど、 > 何でも、ウチが生まれてすぐ死んだ子で、池で溺れたとかで、遺体も見つからなかったちて。 > 形見は、4歳の時に髪から作った筆だけやったって。 > 本当は、筆の髪の主が死んだらその筆は処分せないかんだけど、ウチの親が捨てれなんだんやろうね」 > > そう言うと、相方は手に持った筆を箱に戻した。 > 「ウソくさ。近所の家の親戚とかじゃないんか」 > 「・・・そうかもね」 > 「で、ソレがお兄さんの筆?」 > 「うん」 > 「小さいな」 > 「うん」 > 「何やの?これ使って、また呼ぼうとか考えてるん?」 > 「ううん・・・もう来てる」 > > クーラーもない真夏の部屋だったが、その日は真冬のように涼しかった。
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