哲学論文公開する (6レス)
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1: 空希果実 01/25(日)21:17 ID:0(1/6) AAS
関係性の改善の哲学

――倫理フレームの階層構造と価値統合に関する一考察――

要旨(Abstract)

本稿は、「関係性の改善の哲学」を、既存の規範倫理に代替する新たな倫理理論としてではなく、倫理的判断が適用される枠組みそのものを統括する最上位の倫理フレームとして位置づける理論的提案を行うものである。
功利主義、義務論、徳倫理といった既存の倫理理論は、行為・結果・人格を評価するための強力な規範装置である一方で、その適用が人間関係を過度に硬直化・断絶させ、倫理そのものの実践的機能を失わせる場面が存在する。本稿はこの問題を、倫理理論間の優劣の問題ではなく、倫理フレームの適用順序および階層構造の問題として再定式化する。
関係性の改善の哲学は、倫理的判断が機能し続けるための関係の場を最優先で確保する最上位フレームとして構想され、既存の規範倫理はその内部で具体的判断を担う下位フレームとして位置づけられる。さらに本稿は、この最上位フレームが、近代政治思想における象徴的価値三原理である「自由・平等・博愛」を否定することなく、実践的に統合しうる上位概念として理解可能であることを示す。


省5
2: 空希果実 01/25(日)21:18 ID:0(2/6) AAS
2. 既存アプローチの限界

この問題に対して、従来は主に二つの方向性が採られてきた。

第一に、ケア倫理や対話倫理など、特定の倫理理論を他の理論より優位に置くことで問題を解決しようとする試みである。しかしこの方法は、倫理理論間の競合を別の形で再生産するにとどまり、倫理の実践的機能不全という構造的問題を十分に説明しきれない。

第二に、倫理的判断を相対化し、状況依存的・当事者依存的なものとして扱う立場である。しかしこの方向性は、倫理の規範的拘束力そのものを弱め、恣意性や正当化不能性の問題を招きやすい。

本稿が採る立場は、これらとは異なる。問題は、どの倫理が正しいかではなく、どの順序と階層で倫理を適用するのが、倫理を実践的に機能させ続けるうえで最適かである。
省6
3: 空希果実 01/25(日)21:18 ID:0(3/6) AAS
4. 倫理フレームの階層構造

本稿の中核的主張は、関係性の改善の哲学を倫理フレームの最上位に位置づけるという点にある。

この構造は次のように整理できる。
• 最上位フレーム:関係性の改善の哲学
倫理的判断が機能し続けるための関係の場が維持・再起動可能かを問う。
• 下位フレーム:既存の規範倫理
功利主義、義務論、徳倫理などが、具体的な行為・判断・評価を担う。

この配置において、関係性の改善の哲学は、既存の倫理理論を否定も修正もしない。ただし、それらの適用順序を規定する。すなわち、倫理的判断を下す前後において、その判断が関係性を完全に断絶させ、倫理そのものの適用可能性を失わせていないかを検討する役割を担う。


省5
4: 空希果実 01/25(日)21:19 ID:0(4/6) AAS
6. 自由・平等・博愛との関係

近代政治思想において、「自由・平等・博愛」は象徴的な価値三原理として位置づけられてきた。これらはそれぞれ重要な規範的役割を果たしてきたが、実践においては相互に緊張関係に立つことも少なくない。

本稿が提案する関係性の改善の哲学は、これら三原理を否定するものではない。むしろ、自由・平等・博愛が同時に実践的意味を持ちうるための上位フレームを提供する点に特徴がある。

相互意思確認プロセスに入る自由を尊重し、あらかじめ優位な立場や正解を固定しないという点で平等を内包し、愛や善意を命令せずとも関係を即時に断絶しないという点で博愛を制度化する。この意味において、関係性の改善の哲学は、自由・平等・博愛を個別に掲げる代わりに、それらを一つの枠組みの中で実践的に統合する概念として理解されうる。


省3
5: 空希果実 01/25(日)21:22 ID:0(5/6) AAS
日本語で哲学論文を投稿できるサイトがないみたいなので、こちらで投稿させて頂きました。
ちなみに、この論文については英文で、国際的哲学サイトに投稿済みです。

この論文の内容についての闊達な議論を希望します。
6: 空希果実 01/26(月)03:51 ID:0(6/6) AAS
日本哲学会に入会して、論文の提出を行いたいのですが
会員の方の推薦が必要らしいです。
どなたか推薦者になってくれないでしょうか?
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