花屋をやりたいのですが…… (691レス)
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682: 2021/11/22(月)01:15 ID:D98Ab3cA0(1/2) AAS
世界中のどの自動車メーカーも中国における販売を拡大する、あるいはシェアを伸ばすために巨額の投資をしているが、
フェラーリの戦略は少し違うようだ。長期にわたるブランディングで自分たちの価値を高め、
文化を根付かせるための戦略をとっているのが特徴的で、これらの数字はその表れのひとつともいえる。
例えばクルマ好きにはおなじみの「跳ね馬のエンブレム」。この使用を許可するライセンス&マーチャンダイジングビジネスは、
フェラーリの重要な収入源ともなっている。クルマ単体に頼らず、「ブランド」自体を売る、
そして価値を上げる戦略である(実際クルマを手に入れられなくても手軽に「あこがれ」が購入できる等

「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした」日本人・奥山清行氏の存在も、フェラーリと日本の特別な関係性、物語性を高めていることは確かである。
このように、日本ではすでにその文化、価値は理解されているという前提で販売戦略が組まれている。
一方の中国では、物語と文化が浸透しておらず、その途上にあるという認識がフェラーリ側にもあることが、
過去の発言からもうかがえる。喉から手が出るほど欲しく、魅力的な中国市場で、フェラーリが「あえて売らず」、さらにプレミア性を高めるしたたかな戦略をとっているのだ。
683: 2021/11/22(月)01:24 ID:D98Ab3cA0(2/2) AAS
ワイン好きの知人はチリ産や南アフリカ産のコストパフォーマンスの良さを認めながらも、ここぞというときには、やはりフランスのボルドーやブルゴーニュ、イタリアのトスカーナなどのワインを開けることが多いといいます。幅はあれど、どれもなかなかの価格です。
ファッションに関心のない方でも、フランスのエルメスやルイ・ヴィトン、イタリアのフェンディやプラダなどの名前は知っているのではないでしょうか。数百万円もするにもかかわらず、生産が追いつかず数年待ちというバッグもあります。
バッグはバッグ、物を入れて運ぶという機能に変わりはないのに、日本製のしっかり作られた革のバッグの何倍もの価格で売れるのは、それだけの価値があると認める人が存在するということです。
スペックや価格を競うのではなく、その商品やサービスが持つ本質的な価値によって選ばれて、それにふさわしい金額を支払ってもらう。私の考えるブランドづくりのひとつのお手本がここにあります。

世界の人がその価値を認めるから、作り手にも十分な報酬が支払われる。その結果、職人が誇りを持って仕事に打ち込める環境が整い、さらに良いものが作られる。地域を代表するブランドとそこで働く職人は地元の人の誇りとなり、それにあこがれる若者や子どもたちが出てくる。こうした好循環がブランドとしての強さを確固たるものにしています。
では、日本製のバッグの品質や職人の技術が劣っているのかといえば、そんなことはありません。日本製の上質なバッグは、品質もデザイン面でも、世界のトップブランドにひけをとりません。でも、数百万円でそれを買おうという人はいない。技術や品質で勝ったとしても、ビジネスで負けているのが現状です。
工芸品の職人を希望する若者は少なくありません。しかし、その報酬の額を聞くと二の足を踏んでしまう。修業の名目の下に、将来設計が描けないほどの額しかもらえないケースが珍しくないから当然です。
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