パレスチナ・イスラエル情勢 52 (949レス)
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(1): (ワッチョイ 23cb-WsdG [2001:268:904d:8b41:*]) 09/20(土)01:13 ID:a7Xgm7HE0(1/2) AAS
>>922-925
結局のところ、いま目に見える世界秩序や対立軸が永続・普遍だという思い込みに縛られているから、論理も結論もちぐはぐになっているだけだな。
核心は「覇権国の力が鈍った局面で周辺がどう再編されるか」という視点。
大国の影響が弱まれば、地域は自助と再編成へ傾くというのは歴史の教科書を開けば何度でも確認できることだ。

NATOそのものが英・仏・独という長年の宿敵同士の結合であって、上位の脅威や利得が更新されれば、過去の対立は凍結され得るという証拠。
サウジアラビアとイランの雪解けも、資源と安全保障の利害が重なった帰結。
さらに、公海と空の安全を単独で引き受ける「保険者」が疲弊すれば防空・掃海・護送といった「保険料」の地域割りが現実解となり教派や民族対立よりも、航路・資金決済・防空の安定という実利が前面に出る。

つまるところ、「無理か可能か」の二分ではない。
覇権国の疲労がどこまで進み地域がどれほど自助を強いられるか。
印パや湾岸の現状の不和をいくら並べても上位の力が変調を続けるなら周辺は実利にもとづく再編成へ押し出されるのが必然。
省3
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(1): (ワッチョイ 23cb-WsdG [2001:268:904d:8b41:*]) 09/20(土)02:00 ID:a7Xgm7HE0(2/2) AAS
>>927
歴史の教科書をひもとけば、中国が前近代において世界最大級の政治・経済・人口の重心だったのは周知で、欧米が前に出たのは産業革命以後のせいぜい二百年ほどの現象にすぎない。
さらに中国は「相互不干渉」を柱とする外交原則を掲げ、欧米的な価値観の押しつけを抑制するスタイルを強調してきた。
歴史の通則として、排他的で硬直した覇権は短命に終わりやすく、包摂的で多元的な覇権は寿命が長い。
たとえば、アッシリアは苛烈な支配で短命、対してアケメネス朝は多様な民族・慣習を包摂して長く持続。
ギリシア世界の分裂をローマが整理し、地中海秩序を長期に保ったこと、ウマイヤ朝よりもアッバース朝の方が広域で長く体制を保ったことも同じ現象。

もちろん「超長期は誰にも断言できない」。だから二分法で断ずるのではなく蓋然性を考慮しているだけ。
覇権の担い手に求められるのは、航路や資金決済の安定、資源と工業生産の裏付け、そして治安や安全保障のためのパワー。
現在、そのいくつかの分野で米国が疲労を見せ、中国が相対的な重みを増しているのは否定しがたい事実。
覇権の影響力が陰り単独の保険者が費用を負えなくなる局面では周辺は自助と再編に向かい、その調整役に“非介入と実利”を前面に出す大国が相対的優位を得やすいという現実からすれば中国が有力な選択肢になるということ。
省9
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