[過去ログ] 【あ、】雑魚 (530レス)
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91: 07/29(火)19:01 ID:t6bUjqoV(8/8) AAS
二度、三度と肉の擦れ合う音が脳内に響く。その度に、弱男の体は小さく跳ねる。痛みと
快楽は、精神的なものと物理的なものが混じり合い輪郭を曖昧にしていく。自分が何のためにここにいて、何に耐えているのか。そんな思考さえ、鈍くなっていくようだった。
親父の表情は見えない。どんな感情を込めているのかも分からない。ただ、荒い息を吐きながら、弱男に覆い被さるようにしてそこにいる。そして、彼の意思のままに、この空間を支配している。
弱男にとって、親父は、抗うことのできない、運命のような存在になってしまっていた。
やがて、肉が軋み擦れ合う音が止んだ。張り詰めた空気と肉体が、ゆっくりと弛緩する。弱男は、そのままの姿勢で、しばらく動けずにいた。体よりも、心に刻まれた跡の方が、深く、癒えそうにもなかった。
親父は、何も言わず立ち去る。部屋に残されたのは、弱男一人。そして、肌に残る微かな熱と、心の奥底に沈殿する、言いようのない虚しさだけだった。
弱男はゆっくりと立ち上がり、体を起こす。窓の外は、相変わらず曇り空だ。波風を立てない。それが、彼の生きる世界だった。そして、この親父との関係性もまた、彼にとっての「波風を立てない」ための、歪んだ均衡の上に成り立っているのかもしれなかった。
彼はただ、息を潜める。そして、次に親父がやってくる時まで、静かに待つことしかできなかった。
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