[過去ログ] 【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (1002レス)
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398: 12/15(月)16:29 ID:h3KnpoPv(4/5) AAS
そこで劇との直接的な繋がりは終わる。スカーレットがクローディアスが実際に彼女を毒殺したことを発見した後の映画の残りの部分は、あの世と呼ばれる異世界が舞台となる。そこは広大で不毛な場所であり、歴史上のあらゆる時代の人間が占め、死後も戦い続けた戦士たちの鎧や軍服、武器が散乱している。復讐の使命が失敗に終わったと信じたスカーレットは、当初は無数の粘着質な手に引きずり込まれ虚無へと消え去ろうとする。しかしクローディアスも異界にいると知ると、死後も自らの暴力的な探求を続ける決意を固める。

プロットはこれほど単純だが、映画の作画スタイル同様、表面的な装飾以上の深みを持つ。視覚的美学について言えば、おそらく「何でないか」で説明するのが最も適切だろう。デンマークでのプロローグや現代へのフラッシュバック(この概念は後ほど明らかになる)にはそのスタイルの見た目や動きが感じられるものの、この技法は伝統的な手描きアニメーションではない。

しかしスカーレットが冥界に足を踏み入れると、アニメーションはより深みを増す。デジタル技術を用いて、平面的なキャラクターデザインを再現しつつ、色彩や陰影、立体感を重ねていく手法によるものだ。動きに関しては、映画の様々な戦闘シーンであれ、より単純な動作であれ、動作に若干のぎこちなさがあり、この場所に何か違和感を即座に感じさせる効果がある。何しろ異世界では時間は無意味であり、あらゆる場所や時代の人物が絶え間ない緊張や対立の中で共存しているのだ。そして、そのたどたどしい動きこそが、その概念を際立たせているのである。
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