NighetmareCit

[過去ﾛｸﾞ] NighetmareCit (265ﾚｽ)
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172: Now_loading...774KB [sage] 2006/01/14(土) 18:16:40 ID:+tk6ijKX

「・・・すまない」

>1はまず一言、俺と母さんに謝った。自分が先に逝ってしまうことに対してではなく、「また」ということに対して。母さんは泣きながら
「気にしないで、これを見たときときめきを感じた」と親父の手を握った。俺はどうすればいいのかわからなかった。俺は>1が理解
できない。意味のないスレをたて、次々と人を釣っていく。
>1を見て、哀れにさえ思えた。>1は俺に色々と話をした。>1とこんなに話をしたのは初めてかもしれない。だが話をしたと
はいっても俺はほとんど聞いてるだけだった。このテキーラはおごりだという事。そう思ってこのスレを立てたこと>1は淡々と語った。
だが話 を聞けば聞くほど>1のことがわからなくなる。何度も頭の中をよぎる「何故？」の一言。そして聞きたいのに聞けないもどかし
さ。そんなことを考えていると>1は信じられないことを口走った。

「ｷﾞｺ・・・・・お前に頼みがある。自分勝手なのは重々承知している。だが誰かがやらねばならんのだ」

「・・・・・何？」

「お前が・・・・・お前が他の奴を釣ってくれ」

――――――――釣る？何を言ってるんだ？何が言いたんだ？>1は人々をを釣るだけのために今まで俺や母さんを二の次
にして、挙句の果てにここでスレから逃げようとしているのか？？

「・・・・・このスレは人々をときめかせる力を持っている。残念だがこのスレに釣られる人々の大部分は悪しき考えの持ち主だ。
このスレが過疎化すれば、このスレはまず消えてなくなる。私はそれが怖かった。だから・・・だから私は人々を釣ろうと思った。
私が生きている内にこのスレを終わらせようと思ったのだが・・・・どうやらそうもいかないようだ。さぁ、注文を聞こうか」

――――――――悟った。俺は今までとんだ勘違いをしていたようだ。彼はれっきとしたスレ立て主だ。そう、俺の大好きだったときめき
の提供者だ。自分の中で>1をスレ立て主として見ることができた。目の前で叩かれている>1は哀れではない。

誇らしい。
俺は心に決めた。

俺は――――――――VIPへ行く。

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