九州の職場一般バンド Part 13 (410レス)
九州の職場一般バンド Part 13 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/
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342: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:43:18.03 ID:QNB6YMZ4 さあ、今から批評家気取りで感想を書き散らかします 長文イヤイヤな方はコテハンごとNGでお願いします・・・ 1.佐賀市民吹奏楽団 3/フェスティバル・ヴァリエーション(C.T.スミス) 課題曲。強奏の音が詰まりすぎ、アタックの瞬間がややべちゃっとした感触で、 造形が整っていない印象がある。しかしバンド全体の立体感は秀逸。 それだけに、オーケストレーションの対比を利用したアプローチがもっと欲しい。 せっかくなので、たとえば練習番号Fの1小節目と3小節目には違いをつけ、 3小節目で金管の立体感(輪郭)を強調するような演奏もアリだったかもしれない。 自由曲。スクールバンドではなかなか再現できないよなあと思っていたところを ことごとく再現し、楽譜から逃げない姿勢を鮮明にした。 傷も多かったかもしれないし、フレージングに熱量が足りない場面もあったかもしれないが、 勢いだけの汗臭い演奏ではなく、しっかり各声部の動き・ハーモニーが見えていた。 それもこれも、主旋律パート以外の人たちの頑張りがあってこそ。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/342
343: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:45:39.87 ID:QNB6YMZ4 2.アンサンブル・ラフォーリア 3/トリトン・エムファシス(長生淳) 課題曲。県大会を抜けたバンドはどこも上手い。 旋律解釈において、非和声音(特に倚音)が雑に扱われることも少ないし、 サウンドそのものにも大きな破たんはなかったと思う。 長調と短調が交互に主張しあう楽譜に対し、短調の翳りや力強さがもっと欲しかったかな。 刺繍音が混じった序盤の動機が練習番号G直前にも登場し、 終止形にパンチのあるひびきを与えているところなど、 さまざまな仕掛けを見つけ出し、ことごとく表現にむすびつけてほしい。 自由曲。第2楽章部分は弱奏にもしなかやかさがあり好感が持てる。 第1楽章部分は、トランペットの強奏に楔のようなトゲトゲしさが目立つようになる。 第3楽章部分は、オーケストラ全体で朗々としたうたを聴かせてくれたが、 全体的に騒々しさが否めず、強奏を生かすためにもっと耐える部分を作ってほしい。 長生作品には、確かに細かい動きや装飾的なフィギュレーションが多いと思うが、 演奏の「核」になる和声や旋律の動きというものが、きっとあるはずだから・・・・ 3.ウインドアンサンブルティラミス 2/アスファルト・カクテル(J.マッキー) 課題曲。自然な歌心が演奏に現れ、語り掛けるような和声にもあたたかみを感じる。 練習番号Aの2小節目など、対旋律の倚音に大げさに重心が乗りがちだが、節度をもった趣味のよい演奏。 練習番号Gでは跳躍進行のモチーフがホルン主体で力強く奏され、 下行形モチーフの高音金管に押しつぶされずに済んでいる。 個人的には、跳躍モチーフは木管主体で演奏してほしかったですw 自由曲。強奏での和音形成が不安定だったり、オーバーブロウ気味だったりするが、 それでも、この曲が持つ荒々しさ、凶暴さ、なによりも「物騒な」雰囲気が良く表現できていたと思う。 クラリネットのベルアップの場面はオーラ全開、波動のようなものすら感じる。 この表現意欲だけで金賞に値するかなと思ったが・・・・ http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/343
344: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:49:14.96 ID:QNB6YMZ4 4.那覇市民吹奏楽団 2/バレエ音楽「四季」より秋(A.グラズノフ/手塚徹) 課題曲。旋律の「引き」の場面の音色がかなり暗く感じる。 楽曲の進行上、弱奏にエネルギー感の減衰が見られるのはもったいない。 しかし良いところもある。練習番号C前後のサックスとホルンの下行形動機が効果的に奏され、 調性がはっきりしない浮遊感をうまく印象付けていた。 自由曲。「小さなアダージョ」では、伸びやかなうたが印象的。 それだけに、和声の構築失敗やにごりがやや気になる。 前半と後半で演奏されるバッカナールは、ちょっとだけ騒々しい印象がしたw 5.早良市民吹奏楽団 1/彩をえがく鳥(コンクールバージョン)(芳賀傑) 課題曲。短く切りすぎてしまいがちなスタッカート付き四分音符の扱いが秀逸。 リズム感はカッチリしながらも優雅な印象すら与える。 ダイナミクスも単独フォルテで節度ある強奏。 ラスト3小節目の最強奏も、余裕のあるリラックスした音色。 全体的に徹底的なアナリーゼの跡が見える、趣味のよい演奏であった。 自由曲。フレキシブルなスコアにして情報量も豊富なこの楽曲を この団体は一回のライブで見事に演奏しきった。 金管強奏のファンファーレにモードトーン(?)が入り混じる瞬間は不思議な感動が!! 後半、執拗に演奏されるクラリネット群のメカニカルなパッセージは単調な演奏になりがちだが、 生命力を感じさせるすばらしい演奏実践!! 初めてこのバンドの演奏を聴いたが、ヤバイやつらだ!! 全国行ってほしかったぞw http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/344
345: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:52:39.46 ID:QNB6YMZ4 6.福岡交響吹奏楽団 3/天雷无妄(天野正道) 課題曲。イントロでは、ヴィヴァーチェの快活な雰囲気が良く出ている。 練習番号Hのワルツも、2拍目にコードの変化が入ってくる様子が ちゃんと伝わってくる。それだけに金管強奏がやや鈍重に感じた。 スラーがかかった旋律もやや能動性に欠ける演奏だったか。 自由曲。サックスソロで示されたテーマが高音木管で拡大される様子や 後半の「泣き」のテーマは非常に伸びやかに演奏できていたと思う。 一方、翳(かげ)りのある和音の表現が今一つに感じた。特に弱奏がこころもとない。 7.北九州交響吹奏楽団 1/「交響曲第5番」より 終楽章(D.ショスタコーヴィチ/C.B.ライター) 課題曲。「マーチは楽しくなきゃ!」といわんばかりのブリリアントな響きで好印象。 その分、3・4小節目にアクセントがあることがわかりにくくなったかな・・・・ 練習番号Dは金管と木管のかけあいなので、木管の合いの手のときのトランペットは もっと耐えてほしいw 自由曲。全体的な曲想に対して金管強奏の音色がやや明るすぎか? 金管強奏は無理に出そうとした結果、全体を通して短く鋭い音ばかりが鳴り響く。 中盤の高音木管群は、もっといきいきとしたフレージングにできるはず。 ティンパニは強奏弱奏問わず、この曲の進行に必要な拍動を自分で作りだそうとする意欲に あふれた、堂々たる演奏。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/345
346: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:56:00.19 ID:QNB6YMZ4 8.吹奏楽団コザ・フェスタ 2/「ポカホンタス」より(アラン・メンケン/宍倉晃) 課題曲。イントロから練習番号Bまでかなり俺の好みだw バックに控えるハーモニーが、かなりいい味だしてるぜ・・・ 重層的なハーモニーの場面や練習番号G直前の転回形の和音の表情もかなりいい。 Gでは、高音金管が下行形モチーフを輝くように演奏するが、語尾を少し抜いた演奏で、 木管の旋律線の動きをさまたげない。なかなか好印象。 自由曲。重厚で華美な映画音楽の再現を目指したのだろうが、 高音金管強奏がかなり汚いw 歌いこむことへの思いが強すぎて旋律が重く感じるw 弱奏がやや暗く、終止形のアイデアもやや貧しく感じる。 それでも、終盤では旋律線を墜落させない程度に情熱がこもり、感動的な演奏だった。 9.高SPO高森吹奏楽団 1/斐伊川に流るるクシナダ姫の涙(2022年版)(樽屋雅徳) 課題曲。高音金管がしなやかに鳴り響き、全体的に四声の動きが良く整理され、 聴いているほうからすると楽曲の構造がすっと入ってくるような演奏であった。 しかし、短音符の処理が記譜の音価よりやや短く感じ、フレーズ全体の優雅さをやや失うことに。 練習番号Cのsub.mfはややmpくらいまで落ちてしまったかw フレーズの山を強調するようなバスドラムの演奏のやり方、俺には良し悪しがわかりませんでしたw 自由曲。それぞれの声部の分離感に優れ、分散和音の場面のカッコよさが引き立つ。 ヨコの流れを重視しすぎて、和声感がおざなりになったきらいがややあるものの、 後半ではすばらしい節回し。転回形の和音では、もっと低音が出てきてほしいな。 とはいえ、ここまでやって銀賞とは厳しすぎる。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/346
347: 名無し会員 ◆3O3fZIDqLY [sage] 2024/09/10(火) 21:59:25.00 ID:QNB6YMZ4 10.ブリヂストン吹奏楽団久留米 3/「管弦楽のための協奏曲」より終楽章(B.バルトーク/榛葉光治) 課題曲。イントロ4小節目、5小節目の3拍目に9thが付いた和音もすばらしいひびき。 調性の変化によって濃淡が変わる音楽の前後関係、動機が変形した細かい動きなど、 この楽譜のギミックがすさまじい解像度をともなって演奏され、聴いててワクワクしますw 最後、9thコードが戻ってくるが、あまり力みを感じない。 結果、一番最後の木管の上行形※クレッシェンドがちゃんと聴こえる!感激!! 自由曲。ホルンの主題の直後からバイオリンの無窮動が続くが、 それを高音木管が意欲的に再現している。木管が金管を喰う勢いすら感じるw 中盤のトランペットソロは堂々たる演奏、その主題が無窮動を経て最後に拡大、 再提示される場面は圧巻。 チャイムの一撃とともに、ゆったりと力強く旋律線の全体像を聴かせてくれる。 個人的に、全体を通して見得を切るようなストレッタがやや鼻につくように感じたが、好みの問題だろう。 ティンパニの存在感はもっと欲しいかなw グリッサンド一発で天国へ、強打一打で地獄を見せるような気迫がw ※イントロ3小節目の木管の動機が、 練習番号Bの2小節目、Fの2・4小節目などに形を変えて顔を出す。 それが最後の瞬間に登場して折り重なる仕掛け?ここは木管が聴こえるように演奏してほしいな。 11.ジョリーカンパニー・ウインドアンサンブル 3/百年祭(福島弘和) 課題曲。イントロでは思わず跳ねるように演奏しがちな2小節目のタイで どっしり構える演奏。旋律の解釈としてはこれで正解だと思う。 先の展開をはやく見せたくて、曲の進行がちょっと滑ったりするのはご愛敬w 長調に転じたときの高音金管はしなやかで、とてもいいですw 自由曲。良くも悪くもテナー・バスのひとたちの朴訥な演奏が心に残る。 サックス群のビブラートの深さがなんとも言えない風情を醸し出す。 輪郭がキッチリでている金管、シャープやフラットが付いている和声はそれらしく演じており、 この楽曲の魅力を引きだせているように感じられた。 続きは、今週の連休でやりますよっと・・・ http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/suisou/1661842605/347
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