[過去ログ] 【ヘアアイロン】宝塚歌劇団いじめ疑惑2023について【弁明会】 (1002レス)
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33: 2023/10/16(月)15:40 ID:9/H6RsVv(1/23) AAS
真風涼帆パワハラ報道

真風は感情の起伏が激しく、まるで“王様”のように振る舞うため、下級生から恐れられています。彼女が廊下を通る時は、道をあけろといわんばかりに下級生が『ゆりかさん(真風の本名)が通ります!』と叫ぶ。気に入った子にはメイクを直してあげるなど優しい一面もある一方で、星風への当たりはきつく、当初から『なんであんな子が』と気に入らない様子でした。星風は『化粧の仕方が悪い』などと『ご注意』を受け、何度も号泣していました。星風が陰で真風への不満を漏らしていたことが耳に入り、当たりはさらにエスカレート。星風は追い詰められて行きました」(同前)

宝塚大劇場の楽屋には、大部屋に化粧机が3列ほど背中合わせに並んでおり、その突き当たりにアコーディオンカーテンで仕切られた幹部部屋があるという。

「星風は幹部部屋に呼び出され、真風と宙組の組長から『笑顔が可愛くない』『下膨れ顔』などと言われ、反省するよう1時間の正座を命じられたこともあります。朝食を食べていた星風に、真風シンパの下級生が『あんたデブのくせによくそんなもの食えるね。どんな神経してんの?』と言うこともあったそうです」(団員)
34: 2023/10/16(月)15:41 ID:9/H6RsVv(2/23) AAS
続き

真風が『デブだからこの人(星風)はリフト出来ない』と大勢の前で言い放ったそうです。男役が娘役を持ち上げて踊るリフトは公演の大きな見せ場ですが、実際に2人がやらなくなったため、ファンからは疑問の声が上がりました。ただ、当初は我慢していた星風も気が強い一面があり、だんだんと言うことを聞かなくなった。専科に異動する直前には『お伺い』も『ご注意』も拒否するようになり、2人の仲は険悪そのものでした」(別の劇団関係者)

しかし劇団はなぜ、真風に気を遣うのか。

「トップスターの任期は概ね3年ほどですが、真風は5年以上も活躍し、人気も一番ある。また、トップスターの私設ファンクラブは大量にチケットを買ってくれる大口のお客様。真風の振る舞いは劇団プロデューサーも見て見ぬふりで、星風が直訴しなければそのままだったでしょう」(同前)

 今年6月の退団を発表した真風。密かに胸をなでおろす下級生も少なくない。
35: 2023/10/16(月)15:42 ID:9/H6RsVv(3/23) AAS
みねりアイロン報道

「実は天彩さんは気が強い性格で、下級生への当たりがきついことで有名。彼女の役についた生徒は嫌われないように苦労する。Aさんも役が決まってからはビクビクしていました」

 7月20日の新人公演の直前、その事件は起こった。

「天彩さんがAさんに指導する中で『舞台での前髪の作り方を教えてあげる』と言って、高温のヘアアイロンをAさんの額に押し付けたのです」(同前)

 Aさんはあまりの熱さに嫌がったが、天彩はアイロンを当て続けたという。その結果、「Aさんは額にじゅくじゅくと水膨れになるほどのヤケドを負い、長い間、ミミズ腫れのような傷が残ってしまったんです」(同前)。
省3
36: 2023/10/16(月)15:42 ID:9/H6RsVv(4/23) AAS
続き

事件は消されたが、宙組には“火種”が残った。

「この件を耳にした男役2番手スターの芹香斗亜さんは“ドン引き”し、あからさまに天彩さんを避けるようになったのです。稽古中、天彩さんに向かって『あんたのふてぶてしい笑顔がムカつく』『(体重が)重たい』と言うことも。昨年の公演『Capricciosa!!』の稽古の際には、芹香さんが『(天彩を)リフトできません』と言ったため、2人のリフトの場面がなくなったと聞きました」(前出・宙組生徒関係者)

同公演では、真風・潤のトップコンビ、芹香・天彩の2番手コンビ、そして3番手コンビが舞台でデュエットダンスを舞う。時々、それぞれのペアが交替するのだが、他の娘役には笑顔で目を合わせて踊る芹香が、天彩の時だけ無表情になり、顔を見ようともしない。その不自然さはファンの間でも「怖かった」「たとえ不仲でも舞台で見せないで」などと話題になっていた。

「真風の卒業後は、芹香のトップスター就任がほぼ確定。しかし、芹香が天彩を嫌っているため、相手役のトップ娘役の候補として、花組の星空美咲や月組の彩(いろどり)みちるの名前が浮上している」(前出・内部関係者)
37: 2023/10/16(月)15:44 ID:9/H6RsVv(5/23) AAS
自殺報道

 有愛の初舞台は17年4月。順調にキャリアを重ね、将来を嘱望された。

「宙組67人の中で歌唱、ダンス、芝居と3拍子揃った中堅どころ。とりわけ歌唱力に定評がありましたが、娘役にしては身長164センチと背が高いため『トップ娘役になるのは難しい』と言われていました。明るい性格で、下級生の面倒見も良かった」(同前)

 宙組公演「PAGAD」が初日を迎えたのは、9月29日のこと。その日、有愛は普段と変わらぬ様子で舞台に立ったが、その翌日、彼女が宝塚大劇場に姿を現すことはなかった。

「劇場では『休演者』扱いになっていた。当日午後、『宝塚舞踊会』の稽古を終えた妹の一禾は事態を知り、その場で泣き崩れていました」(舞台関係者)
省1
38: 2023/10/16(月)15:45 ID:9/H6RsVv(6/23) AAS
続き

宙組はまさに“学級崩壊”

「あの子は成績優秀者だし、新人公演を仕切る資格は十分ありました。しかし、負担が相当大きかったことは事実でしょう。宝塚には5つの組がありますが、月組には7人、花組には8人の103期生がいるのに対し、宙組は有愛さん含めて3人。おまけに男役の亜音有星(あのんゆうせい)は休演中。有愛さんが中心となり、実質2人で新人公演の準備をしなければならなかった」(前出・舞台関係者)

 宝塚には、入団1~7年目の生徒だけで行う新人公演という舞台がある。本公演の期間中、各劇場1公演のみ若手が普段上級生がやる役を演じるのだ。ファンにとって次世代スターを見つける機会、若手にとっては将来の飛躍に繋がる檜舞台である。最年長の7年目として新人公演の宙組リーダーを任されたのが有愛だった。新人公演の演出は本公演を担当する演出家ではなく、演出助手が担当。多くの生徒が舞台上で輝けるよう配慮するのが通常の姿だった。ところが――。

「ここ数年は生徒たちがフォーメーションなどの演出を一部差配するのが慣例になっていた。彼女たちが演出に深く関わると、どうしても軋轢が生まれてしまう」(宝塚関係者)
省2
39: 2023/10/16(月)15:45 ID:9/H6RsVv(7/23) AAS
続き

 それに加え、有愛を苦しめたのは、上級生からの度重なる罵声だった。有愛の知人が重い口を開く。

「新公長(新人公演のトップ)として、上級生から尋常ならぬ怒号を浴びせられていた。“指導”と称した説教は夜中まで続き、亡くなる直前は深夜12時過ぎにまで及んでいました。宙組には新人公演のメンバー以外の上級生が約20人いますが、世話役である組長やトップスターは見て見ぬふりをしていました」

 実は、こうした言動は、宝塚の“お家芸”とも言えるものだ。小誌が入手した、宙組に所属する別の期の数十人の生徒が名を連ねるグループLINE。そこには、常軌を逸した“集団リンチ”の様子が克明に刻まれている。ある時は、稽古でミスを連発した下級生が集中砲火を浴び、〈まじでいい加減にしろよ〉〈お前、ぶっとばすぞ〉〈一刻も早く謝れよ〉というメッセージが深夜まで絶え間なく続く。下級生が〈すみません〉と謝罪しても〈許さねえから〉と拒絶。ほとぼりが冷めると、上級生は次の標的に狙いを定め、同じ言葉を投げかける。

「“お叱り”と称して、下級生を寮のロビーに呼び出し、深夜から朝6時まで拘束。一睡もさせてもらえず、6時半に劇場に行くこともあった。一度上級生のターゲットになれば、衣装は破かれ、小道具は隠される。小道具の担当者は、それらが隠されたり捨てられたりすることを想定し、多めに作っているほど。また、上級生に『メイクの仕方を教えてあげる』と言われ、目の中に白粉をねじ込まれた下級生もいます。ストレス性難聴や適応障害になり、通院している子も多い」(前出・宝塚関係者)
40: 2023/10/16(月)15:46 ID:9/H6RsVv(8/23) AAS
続き

 冒頭とは別の有愛と同期の元団員の母は、宝塚を「異常な世界」と評する。

「舞台での立ち振る舞いに関する上級生からの罵倒やクレームは日常茶飯事。うちの娘は、人格を否定するような言葉を投げかけられることもありました。上級生からダイレクトに注意をされるのではなく、まるで伝言ゲームのように上級生が下の代に、さらに下の代に伝えていく」

 もっとも過酷なのは新人公演に向けた稽古だという。

「稽古は本公演の合間に深夜まで続く。生徒たちはちゃんと本番を迎えることができるのか、プレッシャーに晒されながら過ごしていますが、演出家や上級生に意見を言うことはできない。そんなことをすれば、干されるのがオチ。いくら努力しても演出家などの覚えがめでたくない子は役が与えられないのが宝塚なのです」(前出・舞台関係者)
41: 2023/10/16(月)15:46 ID:9/H6RsVv(9/23) AAS
続き

有愛の転機となったのは、21年夏の宙組公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」。彼女が新人公演で抜擢されたのは、ホームズの相棒であるワトスンの恋人・メアリー役だった。本公演でその役を演じたのは、14年に100期生として39人中5番の好成績で入団した天彩峰里(あまいろみねり)。事件が起こったのは21年7月20日の新人公演の直前のことだ。

「天彩が有愛に対し、『前髪の作り方を教えてあげる』と言い、高温のヘアアイロンを彼女の額に押し付けたのです。有愛はショックを受け、新人公演のときはギリギリの精神状態で出演していたといいます」(宙組関係者)

 有愛は体調不良を理由に、同年の秋冬公演「プロミセス、プロミセス」を全日程休演している。

「有愛が親族に相談し、親族が怒ってプロデューサーに話したことで劇団が知ることになったのです。ところが、有愛は泣きながら『天彩さんが怖いから大事にしたくない』と訴えた。さらに、天彩は『私、そんなことしません』と事実無根を主張したため、事件はなかったものとして蓋をされたのです」(同前。改めて劇団に問い合わせたところ「前髪づくりを手伝った際、『誤ってあたってしまった』と両当事者からの証言を得ております。『押し付けた』事実はありません」と回答)
省2
42: 2023/10/16(月)15:47 ID:9/H6RsVv(10/23) AAS
続き

 劇団の隠蔽体質が垣間見えるエピソードは、そればかりではない。小誌は、今年1月19日号で「宝塚娘役を追い詰めたトップ 真風涼帆の陰湿イジメ」と題した記事を掲載。宙組トップスター(当時)の真風涼帆(まかぜすずほ)が、相手役だったトップ娘役の星風まどかを「下膨れ顔」「デブ」などと罵倒し、1時間の正座を強いていたことを報じた。その顛末を知る俳優が、匿名を条件に打ち明ける。

「一連の記事が出た後の2月上旬、組長が上級生と下級生を招集し、組子全員の前で『弁明会』を開いた。それは、名前を呼ばれた生徒が『そのようなパワハラはなかった』と話していくというもの。一事が万事、『事実無根』の一点張り。ところが、有愛さんを含む下級生は、発言の機会すら与えられなかった」

 記事の掲載後、宝塚の体質などに疑問を抱いた有愛の同期生2人が退団。時を同じくして、有愛に降りかかる重圧は、物理的にも限界を超えていた。

「個々の演者の負担があまりに大きすぎます。公演中におしぼりが配られたのかを確認する『おしぼり表』や、音源の掛け方などを詳細に記入するマニュアルの作成から衣装、小道具の扱いに至るまで仕事は多岐にわたる。本来、演者は稽古時間を確保しなければいけない。それなのに、劇団はスタッフがやればいいことまで演者に丸投げなのです」(元劇団スタッフ)
省2
43
(2): 2023/10/16(月)15:47 ID:9/H6RsVv(11/23) AAS
続き

 10月1日、「宝塚舞踊会」が兵庫・宝塚バウホールで4年ぶりに開催された。開演前、木場健之理事長は観客に対し、次のように挨拶したという。

「昨日の報道については哀悼の意を表します。しかしながら、現段階では詳細は公表しません」

 さらに木場理事長は翌日、「お客様にはご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」という、わずか305文字の紋切り型のコメントを公表したのだった。

「不祥事などが起こると、みずから説明することはなく『報道が出たので』として声明文を発表するだけ。自ら矢面に立つことを嫌い、会見を開くことはありません。今年5月15日、『1789~バスティーユの恋人たち~』の取材会では、星組トップスターの礼真琴が『千秋楽から約2カ月の休養を取る』と、みずから発表。本来であれば理事長が会見で発表するべきで『生徒を全く守っていない』と非難囂々でした」(前出・宝塚関係者)
44: 2023/10/16(月)15:48 ID:9/H6RsVv(12/23) AAS
続き

死の前日、母に送った言葉

 多くの関係者の証言から浮かび上がるのは有愛が新人公演の準備を進める中で、過度な緊張とストレスに苛まれ続けていた姿だ。9月28日夜には上級生から強烈な罵声を浴びせられた。肉体は竦(すく)み、精神は悲鳴を上げている。9月30日早朝、手提げ鞄を手にした有愛は、いつも通りのガーリーな普段着に身を包み、17階の自室を出た。10月19日の新人公演の本番に向け、初稽古が行われる日だ。だが、彼女は下層階に降りることなく1つ上の18階に歩を進める。滔々と流れる武庫川の先には、宝塚大劇場の鳶色の屋根が見える。彼女は鞄を通路に置くと、何百回と足を運んだ憧れの聖地に向かって身体を前傾させ、一気に身を委ねた――。

 実は死の前日、有愛は母に、こんなメッセージを送信している。

〈28日夜にはマンションから飛び降りることを決めていた。精神的に崩壊している……〉
省9
45: 2023/10/16(月)15:49 ID:9/H6RsVv(13/23) AAS
いじめ自殺報道

「タカラジェンヌ(25)自殺の真相」宝塚歌劇団は壮絶イジメを8カ月放置した《内部告発続々》
2023/10/11
「週刊文春」編集部

「マインドが足りない!」「噓つき野郎」「文春なんてどうでもいい」。先輩たちから罵声を浴びせられた彼女は2日後、自ら死を選んだ。小誌が2月に報じたイジメ問題を「事実無根」と断じて放置した宝塚は、自殺後に突如、説明を一変させた。

 9月29日、宝塚大劇場で開幕した宙(そら)組公演「PAGAD(パガド)」。その舞台は、彼女が宝塚歌劇団に捧げた8年余の集大成になるはずだった。

 稽古が始まったのは、8月15日。入団7年目の有愛(ありあ)きい(25)は、兵庫県宝塚市にある自宅マンションと宝塚大劇場を繋ぐ宝塚大橋を往復する日々を送っていた。だが、劇場の5階にある稽古場に足を踏み入れた多くの生徒たちは、間もなく宙組に漂う不協和音を肌で感じることになる。
46: 2023/10/16(月)15:50 ID:9/H6RsVv(14/23) AAS
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「ちょっと来て」

 稽古中、有愛が上級生らに頻繁に呼び出され、そのたびに彼女は身体を硬直させた。顔を曇らせた有愛に容赦なく詰め寄るのは、宙組67人を束ねる組長の松風輝(あきら)と、男役トップスターの芹香斗亜の2人。厳格な上下関係に支配された劇団に身を置く有愛が10期以上離れた上級生と向き合えば、萎縮するのは当然だった。宙組の生徒の1人が、匿名を条件に打ち明ける。

「有愛さんは2人から『あんたが下級生をまとめないでどうするんだ!』と執拗に怒鳴られ、連日連夜、泣きながら謝り続けていました。あるときは廊下に連れ出され、周囲から遮断された空間で叱責されていた」

 彼女がみずから命を絶ったのは、それから約1カ月半後の9月30日。自宅マンションの18階から視線を落とすと、武庫川を挟み、宝塚大劇場の屋根が見える。彼女は劇団の聖地に向かって身を投じたのだ。
省5
47: 2023/10/16(月)15:50 ID:9/H6RsVv(15/23) AAS
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入団1~7年目の若手が普段上級生がやる役を演じる新人公演。ファンにとって次世代スターを見つける機会として注目度が高く、若手には輝かしい将来を約束する檜舞台になる。最年長の入団7年目として新人公演のリーダーを任されていたのが有愛だった。だが、前述のように稽古場の一面には茨が敷かれていた。本公演初日を翌日に控えた9月28日朝8時半。有愛は約50人の下級生全員を集め、みずからを鼓舞するように話した。

「失敗を皆で共有して繰り返さないようにしよう」

 通し舞台稽古のため、楽屋入りしたのは午前10時のこと。だが、そこで繰り広げられたのは、下級生らが思わず目を背けたくなる暴力的な光景だった。

「稽古中、有愛さんは4人の上級生から『下級生の不手際は、すべてお前の責任だ』と“集団リンチ”のような目に遭っていました。舞台袖の出番直前にも彼女たちが有愛さんに執拗につきまとって大声を出す。休憩中にも、代わる代わる延々と詰め寄られていました」(前出・生徒)
省6
48: 2023/10/16(月)15:51 ID:9/H6RsVv(16/23) AAS
続き

宝塚大劇場の2階。舞台袖の廊下を挟むと、前方に生徒たちの楽屋が広がる。さらに進むと、カーテンで仕切られた4人分のスペースにぶち当たる。組長、副組長、トップスターらが座する通称「幹部部屋」である。その日、静まり返った“奥の院”に、ドスの利いた怒号が轟いた。

「文春なんてどうでもいい! 言いたいことを言わせてもらう!」

 カーテンの向こうには、下級生の化粧前がある。おのずと耳に入ってくる芹香の罵倒に慄いた彼女たちは皆、目を伏せた――。

「なんで、あんたが泣いてんの!」
省4
49: 2023/10/16(月)15:51 ID:9/H6RsVv(17/23) AAS
続き

「この事件を巡って、有愛さんは宙組の『お父ちゃん』と呼ばれる世話役や、総務部長にもメンタル面の辛さを訴えていましたが、劇団側は取り合わなかった。彼女が苦にしていたのは文春に記事が掲載されたこと自体ではなく、イジメの事実をなかったことにされ、むしろ総攻撃されたことによる絶望だったのです」

 遡ること約2年前。21年8月のある日の出来事だ。天彩に呼び止められた有愛は、こんな言葉を交わした。

「芹香さんから『有愛に前髪を教えてあげて』と言われたからさ」

「でも、ヘアセットは自分でやります」
省5
50: 2023/10/16(月)15:52 ID:9/H6RsVv(18/23) AAS
続き

「火傷は重症度別にⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と分かれています。Ⅰ度は表皮が赤くなる程度で数日経てば良くなります。Ⅱ度は真皮まで火傷が達している状態。有愛さんのように皮が捲れて水膨れができているということであれば、Ⅱ度に該当する可能性が高い。その後、かさぶたができているのなら、なおさらでしょう」

 複数の下級生が目にした有愛の火傷痕は、過失で起こりうるものなのか。

「ヘアアイロンが130~160度と仮定すると、体の他の部位と比べて皮膚の薄い額であっても、2~3秒程度押し付けないと皮が捲れるほどの火傷にはなりません。当院にも『ヘアアイロンが当たってしまった』という火傷に関する受診はありますが、大体Ⅰ度。彼女のようなⅡ度の火傷は『たまたま当たってしまった』というレベルではありません」(同前)

 小誌の発売日翌日である2月3日。さらに有愛を奈落の底に突き落とす出来事が起こる。幹部部屋に呼ばれた有愛を待ち受けていたのは、組長(当時)の寿(ことぶき)つかさ、トップスター(当時)の真風涼帆(まかぜすずほ)、松風、そして芹香。化粧前に陣取った4人は眉間に縦皺を刻み、代わる代わる有愛を罵った。
省4
51: 2023/10/16(月)15:52 ID:9/H6RsVv(19/23) AAS
「全ての出来事を忘れて、さぁ切り替えてこれから頑張ろう!」

 張り詰めた緊張が一瞬で緩和し、上級生たちに笑顔が戻る。憧れのトップスターの言葉に感動し、滴る涙を拭う者もいたという。

「まるで白々しい茶番劇を見ているようでした。しかも、その間、有愛さん本人には一切の発言が許されなかった」(前出・下級生)

 終了後、有愛は過呼吸になり、1人廊下で泣き崩れた。そこに芹香が通りかかり、顔を至近距離まで近付け、言葉の牙を向ける。

「なんで、あんたが泣いてんの!」
省5
52: 2023/10/16(月)15:53 ID:9/H6RsVv(20/23) AAS
続き

「通し舞台稽古では、自分の出番に間に合わない出遅れが多発するなど下級生の失敗が目立っていた。散々絞られた有愛は、それでも1つ下の下級生を集め、上級生からの注意を改善するための話し合いをしていた」(前出・劇団関係者)

 その日、多くの生徒や劇団関係者が、彼女の変化に気付いている。前出の下級生が振り返る。

「有愛さんは舞台化粧をする間もないほど忙しく、上級生から下級生の粗相について怒られていました。いつもは細かく綺麗に化粧を施すのに、その日は大雑把に塗っただけ。公演後、新人公演のメンバーで集まった際にはやつれた表情を浮かべ、話しかけられないほどでした。その一方で、気力を振り絞り、新人公演のヒロインに優しく丁寧に歌を教えていた」

 会見で木場理事長は「亡くなる前に様子がおかしいなどはなかったか」という記者の質問に対し、「いつもと変わらなかったと聞いている」と発言。死の直前の変化すら覚知できない管理体制であれば、それ自体批判を免れまい。
省3
53: 2023/10/16(月)15:53 ID:9/H6RsVv(21/23) AAS
続き

その後、事態は急展開を迎える。同日夕刻、プロデューサーから有愛の自死を知らされた宙組の生徒は騒然となった。突然降り掛かった仲間の死に嗚咽する下級生。そのうち数人は錯乱状態のまま過呼吸に陥った。混沌の中心にいた芹香と松風は気丈な振る舞いに徹し、こんな言葉を交わしていた。

「それでも私は公演をやりたい」

「休みたい人がいるなら、できる人だけでやればいいじゃない!」

 この時、芹香はパニックに陥る下級生に「さぁ頑張ろう」と発言している。
省2
54: 2023/10/16(月)15:54 ID:9/H6RsVv(22/23) AAS
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「芹香さん、松風さんら上級生も、劇団という閉鎖的な組織の犠牲者でしょう」

 そう話すのは、彼女たちを知る宝塚関係者である。

「10年近く、劇団は業績ばかりを追い求め、生徒にチケットの販売の責任を押し付けてきた。親会社の阪急阪神東宝グループから天下りしてきた総務部長と制作部長は『代役を立ててでも休演はするな』という考え。利益優先のあまり、生徒たちの精神的ケアを長年怠ってきたのです。芹香さんだって、そういったプレッシャーの中で精神的に限界に達していました」

 今回の宙組公演に際し、芹香は有愛に対し「あんたがリークした文春のことがあったから宙組はチケットが売れなくて困っているのよ」と責任転嫁するなど、焦りを見せていた。
省4
55: 2023/10/16(月)15:54 ID:9/H6RsVv(23/23) AAS
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一連の経緯について宝塚に質問状を送ったところ、「ご親族の心情ならびに弊団員の心身の状況を考えると、このような時期に、このような仄聞に基づく質問に回答することは致しかねます」と回答があった。

 下級生の1人は小誌の取材に対し、次のように有愛への感謝の言葉を述べた。

「素敵な笑顔で周りを明るくし、優しく下級生全員に気を配っていただきました。舞台に対する熱い気持ちを人一倍お持ちで、下級生の士気を上げ、引っ張ってくださいました」

 こうした声すらも宝塚は放置し、また隠蔽するのか。
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