【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】 (292レス)
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37(4): 名前が無い程度の能力 2009/04/20(月)23:55 ID:s1FP7IQ60(1) AAS
>>36
題:籤 シリアス限定
キャラ:指定なし
41(1): 37 2009/04/21(火)18:51 ID:7smCPDGM0(1/4) AAS
正直、自分でもかなりの無茶振りだと思っていたので、
これだけすばらしい作品をお書きになるとは、感服いたしました。
紫の立場と、それに対する魔理沙の思いを籤でここまで奇麗に表せるとは……
さて、私も遅筆ながら何か掌編を書こうと思うので、お題を頂けるでしょうか?
できれば、ギャグだけはご勘弁願いたいのですが……。
43: 37 2009/04/21(火)19:55 ID:7smCPDGM0(2/4) AAS
れんあ……い?
全く書いたことのない分野ですが、頑張ってみます。
遅筆故、だいぶお待ちを。
44: 37 2009/04/21(火)21:03 ID:7smCPDGM0(3/4) AAS
甘酸っぱいと言えるかどうかわからない代物ですが、出来たので投下します。
『妖精逢人而変妖怪 ―妖精 人に逢ひて妖怪に変ず―』
もう随分と経ってしまったわねぇ、と幽香は独り呟いた。
正面にあるのは一面の菊。林の一角が全て菊に覆われ、今は盛りと咲き誇っていた。
そう、この場所で彼に会った。向こうは妖怪を狩る人として、こちらは一介の妖精として。確か彼が、他の妖怪に襲われていたのだったと思う。幽香に日常茶飯事であった。
最初に彼を見て思ったのは、こいつは美味しいかな、だったはずだ。
それが、どうしてか気まぐれで助けてしまったのが始まりだったと思う。どういう心境の変化だったかなんて覚えていない。ただ辺りにいた歯牙にも掛からぬ妖怪共を一蹴して――こちらはまだ妖精だったけれど、並の妖怪くらいなら難なく潰せた――怪我だらけになった彼を助け起こしてやって、わざわざ手当までしてやったのだったと思う。今ならまずありえないのだろうな、と幽香は思う。
省17
45: 37 2009/04/21(火)21:04 ID:7smCPDGM0(4/4) AAS
「それで、彼は残ってくれた。私の為に、残ってくれたのよね」
くす、と幽香は少し頬を染めて笑う。もう古びた記憶だが、いつ思い返しても未だに恥ずかしい。
「どうせ残ってくれるなら、早く言ってくれればいいのに」
実は、もう残ることを決めていたと、後で彼に聞かされた。曰く、彼は彼で幽香の本当の気持ちを知りたかった、とか。幽香は怒ったが、それでも嬉しくて仕方なかった。
そんな風にして、平穏で満ち足りた生活が始まるはずだった。幽香と彼との共同生活が。妖精と人と立場は違うのかもしれないけれど、それでも気持ちの通い合わせた二人での生活を、少なくとも幽香は満喫する予定だったし、その希望に満ち溢れていた。
しかし、現実はそうならなかったのだった。二人で獣を狩りに行ったところで、妖怪に襲われてしまったのである。その妖怪は、いくら力ある妖精の幽香にもどうにもならぬ妖怪で、幽香も懸命に戦ったがどうしようもなく、結局彼が幽香の身代わりに攻撃を受けてしまったのだった。
そうして彼は、あっさり幽香の腕の中で息を引き取った。
省11
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