【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】 (292レス)
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241(3): 名前が無い程度の能力 2011/11/24(木)02:23 ID:IoRF1Zpw0(1) AAS
【団子】
「珍しいな、こんなところで」
紅魔館からの帰り、買出しに立ち寄った人里の西商店区。
立ち並ぶ店の一つ、広い道に面した甘味屋で、見慣れない女性が長いすに座っているのを見かけたのだ。
たいていの物が和様な人里で、鮮やかな赤いドレスと絹のような輝く緑髪のシルエットはかなり目立って、周囲から切り離されているように強調されて見えた。
そんな姿になんとなく興味を惹かれて、声を掛けてみたのである。
その女性――"鍵山雛"という名前だと、にとりに以前聞いた――はわたしを見上げて、口に運んでいた団子の串を皿に戻した。隣いいか、と聞くと薄く微笑んでゆるりとうなずきをくれる。箒を足元に置いて厄神を見ると、その膝には三毛猫が心地よさそうに丸まっていた。
省29
245: 1/2 2011/11/25(金)23:13 ID:zS91v5bQ0(1/2) AAS
>>241
「試験」
霜月も半ば、迷いの竹林にも肌寒い風が吹いている。
そんな日の午前十時五分前。永遠亭の一室では緊張した雰囲気が漂っていた。
ホワイトボードを背に、厳めしい表情で教壇に立つ八意永琳。手にはストップウォッチを握っている。
その傍らには蓬莱山輝夜が椅子に座って火鉢に手を翳しながらにこにこと不敵な笑みを浮かべている。
そして、永琳と対峙するかのようにフローリングの床に机が三つ、縦に並べられている。
省17
249(1): 名前が無い程度の能力 2011/12/06(火)21:39 ID:aZTFKISkO携(1) AAS
>>241『お暇をいただきます』
「−ということは、私めはもう必要でないと」
主人の座の前に立ち、唇を噛み締めながら十六夜咲夜は、そのかすれかけた声で口にした。
「いや、そういうわけではないのよ」
領主は苦笑いしながら応えるものの、潤んだ瞳の主にはほとんど耳には入っていなかった。
「私が人々の間でどういう立ち位置であるか、お嬢様には分からないわけではないはずです」
咲夜はあたかも歯ですり潰したような言葉を領主にかける。
省13
251: 名前が無い程度の能力 2011/12/11(日)09:38 ID:yy3FGHag0(1/2) AAS
>>236 >>241
「夜」「雪」
※既に消化済みだけど「雪融け」の要素も含んでます
肌寒い冬の夜。私は妹と二人で銀色の雪原を歩いていた。
空には赤銅色に染まった満月。遠くでは百鬼夜行の騒擾する気配を感じる。
凍みた雪は世界を覆い、遥か遠くの地平線まで白く塗り潰している。
私たち姉妹はその果てしない銀世界を、ただ黙って歩いていた。
省23
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