河出書房の奇想/国書刊行会の冒険/晶文社の追悼 7 (781レス)
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603(1): 2024/03/24(日)00:07 ID:NGiziiG9(1/3) AAS
>>600
> 新訳って、結局は翻訳の著作権切れを回避するため、出版社側の都合でやってることだと思う。
具体的な例を挙げて話をすると、日本は環太平洋パートナーシップ協定(TTP)の締結により、2018年に著作権の有効期限を(著者の死後)50年から70年へと延長した。
もしも著作権が延長されなかったら、村岡花子訳のアンシリーズは2018年に著作権が切れていたし、阿部知二訳のホームズ・シリーズも今年から青空文庫で自由に読めていたかも知れない。
そのため、出版業界では(著作権50年を前提に)20年前くらい前から改訳や新訳をどんどん出すようになった。
新潮文庫のアン・シリーズは、村岡花子訳となっていても訳文にかなり手を加えられているし、阿部知二訳のホームズ・シリーズは深町眞理子訳に置き換えられた。
省2
606(1): 2024/03/24(日)01:40 ID:NGiziiG9(2/3) AAS
>>605
> TTPと新訳出すのは関係ないだろう
もちろん、TTPと新訳は関係ない。
むしろ、出版社は(TTPで改正される前の)著作権50年を前提に動いていたということ。
>>604
原作の著作権が早く切れることには、従来の翻訳とはちがう別の翻訳が出てくる可能性があるというメリットがある。
たとえば、2014年に著作権の切れたC・S・ルイスの「ナルニア物語」では、瀬田訳とは別に(児童書の「です・ます」文体ではない)土屋京子訳や河合祥一郎訳が出た。
省2
611(1): 2024/03/24(日)13:30 ID:NGiziiG9(3/3) AAS
>>608
> 訳者権利が切れるほど昔の日本語なら改定が必要では
それって、出版業界の洗脳だと思う。
そもそも日本の小説だって、江戸川乱歩や太宰治のような著作権の切れた古い作品を読む人は多い。
また、新訳でもクセの強いものや訳文が小説の文体になっていないものはあるし、旧約の方が読みやすいケースも少なくない。
たとえば下はトウェインの「ハックルベリイ」の新旧訳で、柴田訳(2017年)の(子供ふう)文体は人を選ぶ訳文だろうし、村岡訳(1959年)の方が(優等生すぎる嫌いはあるものの)読みやすいという人も多いと思う。
そういう意味では、古典のように翻訳は複数の中から選べる方が望ましいと思う。
省7
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