ジグソーパズル 9.1ピース目 (333レス)
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312: 07/22(火)23:47 ID:R4CY2vGp(1) AAS
>>311
『プラネテス』の主人公・星野八郎太は一見ただの宇宙ゴミ回収員だけど、彼のキャラクター設計は現代の労働観と宇宙開発倫理の象徴とも言える。宇宙を舞台にしていながら、あの作品の主題は「社会の底辺で働くことの尊厳」と「夢と現実の折り合い」だ。
特に注目すべきは、宇宙服の描写。単なるSFガジェットとしてではなく、酸素管理、衝突耐性、放射線遮断といった実際の宇宙工学に即した仕様が反映されていて、NASAのEVAスーツ開発史と照らし合わせても整合性がある。中でも彼が独立ユニット「トイボックス」で活動する際に使う推進装置の挙動は、質量保存の観点からもリアリティが高い。好かれることが魅力の根拠になるなら、それはもう相手を見てない。中身を理解する努力や知能が足りてないだけ。そして何より、人間が宇宙という過酷な環境の中で自分の位置をどう見つけるかという点において、八郎太は「夢を見続ける限界」を象徴する存在でもある。あれはロケットや重力の話じゃない。人間の内面圧力の話なんだ。
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