勇者ヘッポコ ・アヒルの警備員 (11レス)
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1: 04/08(火)03:05 ID:XNKmi0mF(1) AAS
世界の果て、霧の森の向こうにある静かな町——「モグリ村」。
魔王も災厄も関係ない、ただの田舎。畑と池と、ちょっと気の強いおばあちゃんがいるだけの場所。

でも、この村には、ひとつだけ変わった風習があった。

それは——

「警備員がアヒルであること」

そう、モグリ村の警備員はなぜか全員アヒル。
いや、正確には「アヒルの着ぐるみを着た人間」なのだが……その中に、ひとりだけ、本物の勇者がいた。
省11
2: 04/08(火)03:07 ID:M3wWRrXa(1/3) AAS
ヘッポコ

元・勇者。現在はアヒルの着ぐるみで村を見回る警備員。
勇者としての記憶はあるが、本人はあまり語りたがらない。
真面目にやってるつもりだが、よくアヒルの群れに混ざって行方不明になる。
好きな食べ物は「水に浸けたパン」。
決めゼリフ:「安全確認、ポコっとな!」


省24
3: 04/08(火)03:08 ID:M3wWRrXa(2/3) AAS
朝。モグリ村にいつものように、のんびりしたアヒルたちの声が響いていた。

「クワ〜ッ……クワ……ポコ〜……」

ヘッポコは池のそばで、アヒルの見回り中。
着ぐるみの中は、すでに蒸し風呂状態である。

「ふぅ……今日も平和だな。変なやつもいないし、アヒルたちも元気……」

そのときだった。
省26
4: 04/08(火)03:12 ID:M3wWRrXa(3/3) AAS
「ブオオオオオオッ!!」
池の中心で、火を吹くドラゴンアヒル。
その名も、後に「ファイアクワック」と呼ばれる災厄の始まりである。
アヒルたちは必死に逃げ惑う。
クワクワと鳴きながら水面を全力で走るもの、頭を水中に突っ込んで現実逃避するもの……。
「やばいやばいやばい!!焼き鳥パーティーになっちまう!!」
ヘッポコは着ぐるみの口元から、水鉄砲を構える。
省52
5: 04/08(火)16:27 ID:ccSU2HFM(1) AAS
ヘッポコは巨大オオスズメバチにさらわれた。
6: 04/11(金)23:41 ID:7NuD2ZOR(1) AAS
ふみえスレに粘着している
 ♭音符休符採り   
ことペコ太郎さん
ステキ💓
   
「私、♭音符休符採り のハンドルネームを使ってTikTokでカバー演奏と自作曲(一部)の演奏載せています。聴きに来ていただけたらと思います♪」 
      
省1
7: 警備員[Lv.10] 05/29(木)13:05 ID:Z5H7ZPL4(1) AAS
楽しかったです
8: 06/10(火)04:21 ID:HjDv7zVY(1/4) AAS
カルマ地方・外れの丘に立つボロ教会「キミッツ聖教会カルマ支部」

乾いた風が吹き抜ける荒野に、傾いた鐘楼。そこに着任した青年司祭ヘッポコ。
真面目で、信仰に厚く、しかし童貞。そんな彼に与えられた任務はただ一つ。

「この堕ちた教会を、キミッツ様の名のもとに立て直せ」

重々しく響く言葉の割に、支給されたのは小さなトランクと一通の通達のみ。

【ヘッポコ】
「キミッツ様…あなたの教えを、この地に根付かせてみせます…どんな障害があろうと」
省14
9: 06/10(火)04:23 ID:HjDv7zVY(2/4) AAS
シスターたちのあまりの淫乱ぶりに、早くも理性の限界を感じるヘッポコ。

「お、お願いです!服を着てください!ゲロを片付けて!妄想でしゃべらないで!!」

しかし、誰も聞いていない!
10: 06/10(火)04:26 ID:HjDv7zVY(3/4) AAS
夜になると、酒の匂いと喘ぎ声が混じる教会で、ヘッポコは祈った。

「キミッツ様…これは試練なのですね
でも、わたしは、どんなに淫乱でも、彼女たちを見捨てません。

この教会を、必ず、愛と信仰の場にしてみせます!!」

その目には、一滴の涙とほんのり滲む鼻血が。

To be continued…。
11: 06/10(火)04:30 ID:HjDv7zVY(4/4) AAS
そして夜が更け、教会の静寂が戻ったかのように思えた。

しかし、ヘッポコが一人ベッドに入ると、その布団の中に何かの熱が潜んでいた。
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