ヘッポコ戦記 因果の旅路 (32レス)
ヘッポコ戦記 因果の旅路 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/
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1: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 12:34:09.25 ID:svPeG3sg 『ヘッポコ戦記 〜黒き因果の旅路〜』 焼け爛れた大地に、一人の男が立っていた。 漆黒の甲冑を纏い、背には巨大な鉄塊――“ボッシュートの刃”と呼ばれる異形の大剣。 それは剣というには余りにも重く、太く、そして禍々しかった。 触れた者を“異界”へと弾き飛ばすその一撃は、破壊と喪失の象徴だった。 「また……ボッシュートの声がする……誰かが……堕ちる音だ……」 喉の奥から漏れる呻き。 かつて“勇者”と讃えられた男、ヘッポコ。 今では“異界の処刑人”と呼ばれ、忌まれ、恐れられていた。 その身に宿る呪い――“ボッシュートの因果”は、倒した敵すら、友すら、愛した者までも、闇へと喰らい尽くす。 だが彼は歩みを止めない。 全てを失ってなお、呪われた大剣を握りしめ、彼は“運命”に抗う旅を続けていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/1
2: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 12:35:00.54 ID:svPeG3sg 焼け落ちた村の中、崩れかけた聖堂の隅で、女が膝を抱えて座っていた。 彼女の名はルイーダ。かつて聖剣教団に仕えた剣士であり、今はただ、呪われし勇者と共に生きる女。 「……遅いよ、ヘッポコ。あんた、また迷ったんでしょ……あの刃の声に」 血に塗れた男が、重い足音を響かせて現れる。 鉄塊のような剣を地面に引きずりながら、男は女の前に膝をつく。 「……ルイーダ。俺は、また……ボッシュートしてしまった」 「……そう。じゃあ、また一つ、償っていこう。二人でね」 ヘッポコの頬に触れたルイーダの指先は、温かかった。 この女だけが、異界に呑まれた彼を、“戻ってこられる場所”として繋ぎ止めている。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/2
3: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 12:35:43.56 ID:svPeG3sg 『ヘッポコ戦記 〜黒き因果の旅路〜』第二章:腐蝕の接吻 焔の残り香が立ちこめる廃都―― 崩れた石柱の陰、ルイーダは、血に濡れた手で鉄塊の刃を拭っていた。 その指先は既に焼けただれ、神経の感覚などとうに失っている。 「ヘッポコ……今夜もまた、ボッシュートしたのね」 彼女の視線の先には、無数の肉片と、異形に変じた兵士たちの骸。 それらは元は人間だった。 ヘッポコの刃は、“敵”と“味方”の境界すらも識別しない。 この呪われた剣に触れた者は、等しく“異界”へと吸い込まれるのだ。 「なあ……ルイーダ。お前は、俺がまだ“人”に見えるか?」 答えは沈黙。 その顔に浮かぶのは、笑みか、それとも泣き顔か――判別がつかない。 やがて、彼女はそっと、男の胸元に顔を埋める。 「私は、あんたが化け物でも……この手で、縛っておきたいの」 呟きは、祈りではなかった。 それは呪詛だった。 かつて愛した“勇者”が、呪いと共に墜ちていくことを知ってなお、彼女は離れられなかった。 「私はあんたを信じてるわけじゃない……ただ、壊れていく姿を、私だけのものにしたいのよ」 「……ルイーダ……」 鉄塊の剣が、地に落ちる音が響いた。 彼女の腕の中で、ヘッポコは初めて、ただの“哀れな男”に戻ったようだった。 だが、その背には、異界の目が無数に浮かび上がっていた―― http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/3
4: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 12:36:29.53 ID:svPeG3sg 『ヘッポコ戦記 〜黒き因果の旅路〜』第三章:深淵を孕む女 ルイーダは、泣きながら笑っていた。 それはもう、人間の顔じゃなかった。 その腹部――そこに“異界の胎”が宿っていた。 「ねえ、見て……これ、あんたの“ボッシュート”が孕ませたのよ……この世界の“因果”そのものを……」 狂気に囁く声は、もはや神のそれに近かった。 彼女の体内には、“ボッシュートの核”と呼ばれる呪いの胎動が蠢いていた。 それは生まれれば、この世界そのものを“異界”へと置換してしまう。 ルイーダは、世界を孕んだのだ。 ヘッポコはその姿を見ても、何も言わなかった。 ただ鉄塊を握りしめ、呻くように呟いた。 「……どうして、こんなことに……」 「それはあんたが、あのとき私をボッシュートしなかったからよ。 あのとき、私も“異界”に堕ちたかったのに。あんたは、私をこの世界に縛ったのよ……自分だけ呪われたつもりでいたんだ?」 “愛”ではなかった。 “復讐”ですらなかった。 これは“救済の模倣”――神を超えようとする、冒涜の始まりだった。 ルイーダの胎が、叫ぶ。 世界が、軋む。 そして―― 「ねぇ、ヘッポコ。私はあんたと神になるのよ。 この腐った世界をボッシュートして、二人だけの異界を創るの――」 刹那、鉄塊が振り下ろされた。 “ズブッ”という音がした。 それが誰を貫いた音なのか、世界はまだ知らない。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/4
5: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 12:39:16.26 ID:XIJaCSyh To be continued? http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/5
6: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/07(月) 13:29:57.13 ID:paqoDOa6 ~つまらん~ ~完~ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/6
7: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/07(月) 13:31:05.77 ID:paqoDOa6 何が「ボッシュート」だ 若い人はボッシュートの意味がわかるのか? http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/7
8: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/07(月) 14:38:39.01 ID:dcEtlRD9 僕はナウイヤングたからわからない http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/8
9: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 15:29:45.14 ID:Ja1F/NMe 荒らし悔しいのうw http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/9
10: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 15:54:29.42 ID:Ck9WXWl2 >>6 変態ショタババアはこのシラケるつまらん長文が面白いと勘違いしてるw しかも自分が天才だと思ってるw http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/10
11: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 16:03:39.09 ID:Ck9WXWl2 荒らしの変態ショタババアが乱立したスレ一覧 【ヘッポコ クエスト】 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1744008605/ ヘッポコ戦記 因果の旅路 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/ ぼっち・ざ・ボッシュート! https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743867560/ 【リレー小説】ハッケヨイの冒険 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743823703/ 【ヘッポコ戦記 】異世界ボッシュート https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743620092/ 〘リレー小説〙新世紀スネヲホネカワ https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1742142813/ 〘リレー小説〙銀河鉄道スネ夫ナイン https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1742089970/ 〖リレー小説〗ふるちん戦士スネ夫 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1742073941/ 【リレー小説】殺人鬼スネとスネオの脛隠し https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1742060592/ 【リレー小説】肩の筋肉が骨川スネ夫 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1741811059/ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/11
12: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 16:07:32.06 ID:Ck9WXWl2 荒らしの変態ショタババアが乱立したスレ一覧 【リレー小説】殺人鬼スネ夫の事件簿 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1741714149/ 【リレー小説】葬送の殺人鬼スネ夫Part655 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1741368512/ 【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/ 【リレー小説】薬屋殺人鬼スネ夫のひとりごと https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731231223/ 【リレー小説】ニュータイプの殺人鬼スネ夫 part 257 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1722364843/ 【リレー小説】パイロットの殺人鬼スネ夫 part256 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1722364362/ 「葬送のフリーレン」で二次創作 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1716514886/ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/12
13: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/07(月) 16:32:51.60 ID:paqoDOa6 スネ夫を全部消す方向で http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/13
14: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 16:34:55.24 ID:Ck9WXWl2 いつもつまらんシラケる自演リレーしか書けないのに、自分には一定レベルのセンスがあると勘違いしてるショタババア 554 創る名無しに見る名無し sage 2025/02/14(金) 02:40:12.09 ID:XbA9uu6z 一定レベルのセンスが無いヤツは余所に行って欲しいかな(^.^; http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/14
15: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/07(月) 16:55:54.26 ID:CL6jA8LV ここはセンスあるな http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/15
16: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 17:31:46.92 ID:qvEU6zcR >>14 あ、無能百姓だ! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/16
17: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/07(月) 22:46:10.43 ID:Ck9WXWl2 いつもつまらんシラケる自演リレーしか書けないのに、自分には一定レベルのセンスがあると勘違いしてるショタババア 554 創る名無しに見る名無し sage 2025/02/14(金) 02:40:12.09 ID:XbA9uu6z 一定レベルのセンスが無いヤツは余所に行って欲しいかな(^.^; http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/17
18: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 02:16:01.58 ID:Bvk/QJFL 『ヘッポコ戦記 〜黒き因果の旅路〜』第三章:深淵を孕む女 ルイーダは、泣きながら笑っていた。 それはもう、人間の顔じゃなかった。 その腹部――そこに“異界の胎”が宿っていた。 「ねえ、見て……これ、あんたの“ボッシュート”が孕ませたのよ……この世界の“因果”そのものを……」 狂気に囁く声は、もはや神のそれに近かった。 彼女の体内には、“ボッシュートの核”と呼ばれる呪いの胎動が蠢いていた。 それは生まれれば、この世界そのものを“異界”へと置換してしまう。 ルイーダは、世界を孕んだのだ。 ヘッポコはその姿を見ても、何も言わなかった。 ただ鉄塊を握りしめ、呻くように呟いた。 「……どうして、こんなことに……」 「それはあんたが、あのとき私をボッシュートしなかったからよ。 あのとき、私も“異界”に堕ちたかったのに。あんたは、私をこの世界に縛ったのよ……自分だけ呪われたつもりでいたんだ?」 “愛”ではなかった。 “復讐”ですらなかった。 これは“救済の模倣”――神を超えようとする、冒涜の始まりだった。 ルイーダの胎が、叫ぶ。 世界が、軋む。 そして―― 「ねぇ、ヘッポコ。私はあんたと神になるのよ。 この腐った世界をボッシュートして、二人だけの異界を創るの――」 刹那、鉄塊が振り下ろされた。 “ズブッ”という音がした。 それが誰を貫いた音なのか、世界はまだ知らない。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/18
19: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/08(火) 14:47:39.96 ID:ccSU2HFM >>17 あ、無能百姓だ! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/19
20: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/08(火) 15:25:55.86 ID:ccSU2HFM >>11 >>12 スネ夫が多すぎて腹立つのでスネ夫追放しろ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/20
21: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 15:40:05.10 ID:hvz0kz06 自分でスレ乱立しといて何を言ってるんだい?w http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/21
22: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/08(火) 16:08:34.75 ID:ccSU2HFM >>21 乱立魔が人のせいにしようとしている… http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/22
23: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 16:44:53.73 ID:Bvk/QJFL すまん全てはワイのせいです http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/23
24: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 16:48:21.94 ID:+OmHqs25 >>23 あ、無能百姓だ! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/24
25: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 17:13:42.18 ID:Bvk/QJFL ごめんでごわす 天才的な長文が次々に湧いてくるんでごわすよ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/25
26: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/08(火) 17:35:58.54 ID:ccSU2HFM 長文でいいから創発に住んでる 「つまらない下ネタを繰り返し書き込むマン」を追放してくれや まじでツマランからイラッとくるんだよアイツ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/26
27: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 18:02:12.38 ID:jP1LryoA >>25 嘘つけ短文百姓 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/27
28: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/08(火) 18:08:31.02 ID:ccSU2HFM みんなでこのクソ臭え糞スレを埋め立てようぜ! 【リレー小説】クソ殺人鬼のび太 PART88 https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1358779539/ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/28
29: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 20:06:18.68 ID:Bvk/QJFL 彼の声はいつも高かった。 そして、誰よりも冷たかった。 「僕ってさ、弱いヤツ見ると安心するんだよねぇ」 のび太がスネ夫と再会したのは、廃墟となったスネチャマ・タワー。 最上階のスイートルーム。 壁には、“友達アルバム”が並んでいた。 額縁の中には、笑顔のジャイアン。 泣き顔のしずかちゃん。 半壊したドラえもん。 ――そして、過去ののび太たち。 スネ夫は、ループの全てを記録していた。 「キミ、今日で38人目ののび太だよ?」 スネ夫は言った。 彼は”観察者”だった。 世界が壊れても、自分だけは傷つかない位置にいて、 「強い人の味方」を装ってきた。 ジャイアンが壊れた時も、しずかちゃんが消えた時も、 スネ夫は手を貸さなかった。 ただ写真を撮っていた。 「ボクね、“友達コレクター”なんだ。 みんなの最期を保存して、思い出にするのが好きなんだよ」 部屋の奥。 ガラスのカプセルに並ぶ、保存された「記憶体」。 一つだけ、空っぽのものがあった。 名前札には――「NOBITA」 「キミの最期も、完璧に飾ってあげるからね」 スネ夫が取り出したのは、ドラえもんから奪った「超記憶カメラ」。 撮られた者のすべてを”データ化”して閉じ込める、禁断の道具。 けれど、スネ夫は知らなかった。 のび太は、既に記録できない存在になっていた。 「悪いね、スネ夫。ボク、もう写真に写らないんだ」 次の瞬間、スネチャマ・タワーが崩れ落ちる。 “記憶”に頼りすぎたスネ夫は、何も見えず、何も知らず、ただ記録装置と共に消えた。 ⸻ No.08:骨川 スネ夫 / TR-∞ / “メビウスの記録者” スネ夫も、保存された。 でも彼のデータは不完全だった。 アルバムのページは、どこまでも白紙だった。 「思い出にしないでよ……友達を」 のび太は、笑っていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/29
30: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/08(火) 20:06:36.14 ID:Bvk/QJFL 彼の声はいつも高かった。 そして、誰よりも冷たかった。 「僕ってさ、弱いヤツ見ると安心するんだよねぇ」 のび太がスネ夫と再会したのは、廃墟となったスネチャマ・タワー。 最上階のスイートルーム。 壁には、“友達アルバム”が並んでいた。 額縁の中には、笑顔のジャイアン。 泣き顔のしずかちゃん。 半壊したドラえもん。 ――そして、過去ののび太たち。 スネ夫は、ループの全てを記録していた。 「キミ、今日で38人目ののび太だよ?」 スネ夫は言った。 彼は”観察者”だった。 世界が壊れても、自分だけは傷つかない位置にいて、 「強い人の味方」を装ってきた。 ジャイアンが壊れた時も、しずかちゃんが消えた時も、 スネ夫は手を貸さなかった。 ただ写真を撮っていた。 「ボクね、“友達コレクター”なんだ。 みんなの最期を保存して、思い出にするのが好きなんだよ」 部屋の奥。 ガラスのカプセルに並ぶ、保存された「記憶体」。 一つだけ、空っぽのものがあった。 名前札には――「NOBITA」 「キミの最期も、完璧に飾ってあげるからね」 スネ夫が取り出したのは、ドラえもんから奪った「超記憶カメラ」。 撮られた者のすべてを”データ化”して閉じ込める、禁断の道具。 けれど、スネ夫は知らなかった。 のび太は、既に記録できない存在になっていた。 「悪いね、スネ夫。ボク、もう写真に写らないんだ」 次の瞬間、スネチャマ・タワーが崩れ落ちる。 “記憶”に頼りすぎたスネ夫は、何も見えず、何も知らず、ただ記録装置と共に消えた。 ⸻ No.08:骨川 スネ夫 / TR-∞ / “メビウスの記録者” スネ夫も、保存された。 でも彼のデータは不完全だった。 アルバムのページは、どこまでも白紙だった。 「思い出にしないでよ……友達を」 のび太は、笑っていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/30
31: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/11(金) 00:58:33.90 ID:7NuD2ZOR ふみえスレに粘着している ♭音符休符採り ことSeirios・A ◆RbpAJOf656 さん ステキ💓 「私、♭音符休符採り のハンドルネームを使ってTikTokでカバー演奏と自作曲(一部)の演奏載せています。聴きに来ていただけたらと思います♪」 https://egg.5ch.net/test/read.cgi/owarai/1741521224/1 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/31
32: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/11(金) 23:38:24.90 ID:7NuD2ZOR ふみえスレに粘着している ♭音符休符採り ことメイルダ・マチさんステキ💓 「私、♭音符休符採り のハンドルネームを使ってTikTokでカバー演奏と自作曲(一部)の演奏載せています。聴きに来ていただけたらと思います♪」 https://egg.5ch.net/test/read.cgi/owarai/1736091661/155 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1743996849/32
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