異世界で冒険するノベルゲームを作ったよ! (8レス)
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1: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/01/18(土) 23:51:47.49 ID:qzMzZONO 毎回、ストーリーの展開が変わるよ インストール不要だから、試してみて! https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/onatech/1736423206/523 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/1
2: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:01:56.16 ID:A3ZrCAUF ある日、空が裂け、海が歪んだ。 異世界から吹き飛ばされた勇者ヘッポコは、小さな船に乗って海の上をさまよっていた。 「な、なんかすごい場所に来ちゃった感じする…空気が塩っぽい…いや、それは普通か」 そのとき、遠くからドカーンと音が響く。見上げれば巨大な船が一隻、煙を上げながら近づいてくる。 「おーい!そこの変な帽子のやつー!」 甲板に立っていたのは、麦わら帽子をかぶった少年。名はルフィ。世界で名の知れた海賊、麦わらの一味の船長だった。 「お前、強いのか?なんか面白そうな顔してんな。仲間になれよ!」 「え!?いきなり!?お、おれは勇者ヘッポコ!異世界からボッシュートされて…うわあ説明が間に合わない!」 勢いのままに、ヘッポコは麦わらの一味の船に引き上げられる。 剣士ゾロにはじかれ、料理人サンジの料理に泣き、チョッパーには謎の生き物扱いされながらも、なんとか馴染んでいった。 ロビンが古文書を読みながら言った。 「この地図、“ボッシュート・グランド”への入り口を示してるみたい」 ナミが眉をひそめる。 「その名前、初めて聞いたわ。もしかして…あんたの世界から流れてきた?」 「た、多分そう!知らないけど、絶対そう!」 ルフィは満面の笑みで叫んだ。 「じゃあ、行こうぜ!そのボッシュート・グランドってやつを取りに!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/2
3: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:03:51.36 ID:A3ZrCAUF 海は静かだった。風は凪ぎ、空には不気味なほど雲ひとつない。 ロビンが指差す方向に、黒く沈む巨大な渦が見えた。 「ここが…“ボッシュート・グランド”の入り口よ」 「え〜!?なにこの渦!めっちゃ吸い込まれそうなんだけど!」 ナミが舵を取り、渦に巻き込まれないように慎重に進路を変える。 だが、その瞬間だった。海面から、突如として巨大な影が現れる。 バシャアアアアッ!!! 水柱が上がり、空に浮かぶようにそびえ立ったのは―― 「うおおっ!?あいつ、デカすぎない!?てかなんで棺桶持ってるの!?」 棺を背負い、全身を深海の鎧で覆った謎の男が、船の前に立ちはだかる。 その名は“深海の処刑人”グラギル。ボッシュート・グランドを守る、四皇のひとり。 「この先へ進むには…お前ら、全員“ボッシュート”だ」 「ボッシュートってそういう使い方だったの!?なんで名詞が動詞に!?」 ルフィが前に出る。 「面白ぇな!やってやろうじゃねぇか!」 だが、次の瞬間―― ドゴォッ!! グラギルの一撃で、ルフィが吹き飛ばされる。船のマストごと真っ二つ。 「なっ…!?ルフィが…!?」 「強すぎるってば!!うおおおお!?おれ出番!?」 勇者ヘッポコ、覚醒の時。震える足を必死に止めながら、剣を構える。 「や、やるしかない…!この世界を守るために、おれは……ボッシュートしない!!」 嵐のような一撃を受け止める刃が、ついに火を噴く! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/3
4: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:07:18.73 ID:A3ZrCAUF マストは折れ、甲板は砕け、船は今にも沈みそうなほど揺れていた。 麦わらの一味は倒れ、ルフィもまだ立ち上がれない。 戦えるのは――ただひとり。 「ここで、おれがやらなきゃ……誰がやるってんだよっ!!」 ヘッポコの目に炎が宿る。背に負った剣が、光を帯びて震えだす。 「見せてみろ。その剣に宿ったものを」 グラギルは棺の蓋を開き、深海の闇を放出する。その中には、かつて処刑された者たちの怨念が渦巻いていた。 「ボッシュート・デスブレイク。これがお前の終点だ」 放たれた闇の衝撃波が、空間ごとヘッポコを呑み込む―― 「ぐっ……!うおおおおおおおおおおお!!」 だが、ヘッポコは立っていた。 腕を震わせながら、剣を前に突き出す。 「おれは、誰にもボッシュートされないって決めたんだ!!」 「この剣は――勇気の証だ!!」 ヘッポコの剣が、空を割る。 その一閃は、深海の闇を裂き、グラギルの胸に届いた。 ズバァァァァンッ!! グラギルは信じられないという顔で膝をつき、そして…ゆっくりと倒れた。 「まさか……この力が、ボッシュートの名を持つとは…」 「いっけえええええ!決まったあああああ!!!」 海は静けさを取り戻し、空に光が差し込んでいく。 ルフィがニカッと笑う。 「お前、やるじゃねぇか。勇者ってのも…カッコいいな!」 「へへ…ありがと、でも心臓バクバクだし、今すぐ寝たい…」 こうして、最初の四皇を打ち倒し、ボッシュート・グランドへの扉が開かれた。 だが、ヘッポコたちの冒険は、まだ始まったばかりである。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/4
5: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:08:55.40 ID:A3ZrCAUF グラギルを倒したその夜、空は深紅に染まり、海が裂けるような轟音と共に“それ”は現れた。 渦の中心に浮かび上がる、巨大な石の門。 門の中央には、奇妙な文字が浮かび上がっている。 ロビンがその文字を指でなぞった。 「これ…ポーネグリフの一種ね。『この先に進む者、ボッシュートに抗う資格を持つべし』…だって」 「資格ってなに!?ボッシュートに抗うってなに!?おれボッシュートしかしてないんだけど!!」 ゾロが剣を構え、ルフィが拳を握る。 「やるしかねぇだろ!先に進めば何かわかる!それが冒険だろ!」 門がゆっくりと開く。中には光のない空間。重く、冷たい空気が全員を包み込む。 ボッシュート号が進み出す。 その瞬間――空間がゆがみ、世界が変わった。 「うわああああ!?なんだこれ!?船が宙に浮いてるーっ!」 見渡す限り、空に浮かぶ島々。重力が逆さまに働き、空と海が逆転している異常空間だった。 ナミが叫ぶ。 「これは…ボッシュート・グランドの中核!“反転の大空域”よ!」 「ひぇぇ…名前からして絶対ヤバい…!」 すると、空の彼方から無数の影が迫ってくる。 「おいおいおい、また敵かよ!?」 ロビンが目を細める。 「違うわ。あれは…“かつてボッシュートされた者たち”」 勇者に敗れた魔王、処刑された大海賊、異世界から落とされた神々の残像たちが、彷徨いながら迫ってくる。 そして、その先頭にいたのは―― 「まさか…あれ、ルイーダさん!?」 かつてヘッポコにボッシュートの力を教えた女剣士、ルイーダの姿だった。 目は虚ろで、口からはかすれた声が漏れていた。 「…勇者…ヘッポコ…この場所から……出ていけ……!」 ボッシュート・グランドの深奥。 そこには、失われた仲間たちと、何かを封じる謎の“因果”が眠っていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/5
6: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:11:19.03 ID:A3ZrCAUF 空が反転し、世界がねじれる中―― 空中に浮かぶ島のひとつに、ルイーダは立っていた。 その瞳は光を失い、かつての強さと優しさは影に沈んでいる。 剣を構え、ただ機械のようにヘッポコたちを見つめていた。 「ルイーダさん…っ!おれだよ!ヘッポコだよ!」 だが、返ってきたのは無情な一閃。 剣と剣がぶつかる。風が鳴り、島が揺れる。 「くっ…やっぱり、本当に…記憶が…!」 ロビンが呟く。 「“ボッシュートの因果”に触れた者は、自我を失い、存在の記憶を削られていく。 この空域にいる限り、彼女は永遠に過去の亡霊として…」 「そんなのイヤだあああああああ!!」 ヘッポコが叫ぶ。 「ルイーダさんは、おれに勇気をくれたんだ!“ボッシュート”って力はただ奪うだけのもんじゃないって、教えてくれたんだあああ!」 ルイーダの剣が止まる。 「…ゆうしゃ…?ヘ…ッポ…コ……?」 その瞬間、ルイーダの中に沈んでいた光が、微かに揺れた。 「覚えてる?初めて出会った時、おれビビりまくってた。 でもあんたは、そんなおれを笑って、言ったんだよ。 “ボッシュートされることを怖がるな。大事なのは、立ち上がる力だ”って…!」 その言葉が、空に響いた瞬間―― ルイーダの剣が崩れ落ち、体がふらりと揺れた。 そして、瞳に光が戻る。 「……お前…そんなこと、言ったかもしれないな」 ヘッポコの目に涙が浮かぶ。 「ルイーダさぁあああああん!!」 ルイーダは微笑んだ。 「バカ…お前、ちょっとカッコよくなったじゃないか」 こうして、ルイーダは“記憶のボッシュート”から帰還する。 だがその時、空が再び裂ける。 「ようこそ、勇者。君の記憶も、そろそろ奪わせてもらおうか」 そこに現れたのは、“黒き因果”の化身。 世界の裏側で、ボッシュートの力を操る本当の存在だった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/6
7: 創る名無しに見る名無し [sage] 2025/04/06(日) 00:18:41.64 ID:n48RO6E6 黒き霧が空から降り注ぎ、ボッシュート・グランド全域が沈黙した。 その中心に立つのは、黒いローブに身を包んだ謎の存在。 「我が名は“インガ”。ボッシュートの始まりにして、終わりの存在」 その声は、空間そのものを震わせるような不気味さを帯びていた。 「ボッシュートは選別。この世界に不要なものを“消去”する力。 君たちは、選ばれなかった側だ」 「うるせぇよ!!」 ヘッポコが叫び、ルフィが立ち上がる。ゾロとサンジも構える。 だが、敵の気配が違う。 ただ強いだけじゃない。存在そのものが“記憶を喰らう力”でできている。 ルイーダが前に出る。 「ヘッポコ、奴の正体は、過去に消えた世界の残骸。 ボッシュートによって“削除”された人々の憎しみが、集合して生まれたもの…!」 「そんなもんが力持って、正義ヅラして…ふざけるなよ!!」 ヘッポコの剣が燃える。ルイーダがそれに剣を重ねた。 「行くぞ、勇者。お前の力、信じてる」 「うん!いくぞ、ルイーダさん!!ボッシュート・ダブル斬りィィィィッ!!」 二人の剣撃が、同時に走る。 それはまるで、闇に光が差し込むような美しさだった。 だが―― インガが笑う。 「ならば、君たちの“記憶”から、互いを消してやろう」 闇が迫り、ルイーダが苦しみ出す。 脳裏に“ヘッポコ”の名前が、消えていく。 「ダメだ…わたし…忘れてしまう…お前の顔も、声も……」 「ダメだよ…!お願い…!忘れないで…!おれを…おれたちを!!」 ヘッポコの叫びが、空を突き破る。 その瞬間、ヘッポコの胸に浮かび上がった不思議な紋章。 それはかつて誰にも解読できなかった古代の力――“記録のボッシュート紋”。 「これが…おれの中の“記憶”の力…!全部、全部返してやるよ!」 ヘッポコの剣が、光と記憶を束ねて炸裂する。 ズゴォォォンッ!! インガの体が引き裂かれ、溢れる闇が霧散していく。 「バカな……記録は……ボッシュートできないはず……が……」 その声と共に、黒き因果は消滅した。 戦いの後、ルイーダはふらりと立ち上がり、ヘッポコの肩に手を置いた。 「忘れなかったよ…ありがとう、勇者」 「へへ…よかった……あぶなかった……もう…寝ていい……?」 こうして、“黒き因果”との決戦は終わり、ボッシュート・グランドには平穏が戻った。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/7
8: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/06(日) 00:22:15.39 ID:n48RO6E6 戦いのあとの静けさを打ち破るように、ボッシュート・グランドの空にカラフルな紙吹雪が舞った。 「ボッシュート祭り、開幕だーーーっ!!」 ウソップが叫び、チョッパーが踊り、ブルックがバイオリンで祭り曲を演奏する! ナミ「……なんでこんなテンション?」 ロビン「いいじゃない。平和な時にしかできないお祭りよ」 そして――祭りのステージに、三人の影が現れる。 「……ヘッポコ……来ておるか……」 その声は低く、重く、しかしどこか愛のある響き。 そう、現れたのは―― ボッシュート界の開祖、“初代勇者ショッキリ”!!! 続いて、マントをひるがえしながら現れるのは… 「息子よ、おぬし、よくやったでゴワショウ…!!」 “鬼のハッケヨイ”こと、二代目勇者ハッケヨイ!!! そして真ん中に、ちょこんと立つのが… 「おれ、勇者ヘッポコ!今日は祭り!全員ボッシュートしちゃうぞっ☆」 麦わらの一味「可愛いなこの勇者ァ!!」 ショッキリが天を指さす。 「ボッシュートの儀、始めるぞい!これより―― 『伝説の三代同時ボッシュート乱舞』!!」 太鼓が鳴り、光が踊り、三人がそれぞれの“ボッシュート技”を披露! ◆ ショッキリ奥義・「記憶断絶・天地ボッシュート」 → 古の大地を割り、見てる側の記憶が吹き飛ぶ超技! ◆ ハッケヨイ奥義・「百八式・愛と哀しみのボッシュート連斬」 → 巨大な鉄拳で空ごと敵を叩き落とす!ダメージより演出が凄い! ◆ ヘッポコ奥義・「ボッシュート・フェスティバル∞(インフィニティ)」 → なにも考えずノリで放つが、なぜか全員巻き込まれてしまうお祭り技! 「ボッシュートォォォォォ!!!」 ズドォォォォォォォォンッ!!! 花火が上がり、島が爆発(エフェクト)。空に浮かぶ巨大な文字がひとつ―― 「祭」 ルイーダ「…こんなに騒がしい勇者、初めて見た」 ロビン「…逆に尊いわね」 こうして、ボッシュート・グランドに伝説の三世代がそろい、平和の証として「ボッシュート祭り」が正式に世界遺産認定された。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1737211907/8
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