【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 (801レス)
【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/
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766: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/03(木) 17:15:30.76 ID:j8j9+PrL スネ夫は世界から削除された。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/766
767: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/03(木) 17:21:32.84 ID:j8j9+PrL スネ夫は消えた──はずだった。 だが、次に目を開けると、見知らぬ草原に倒れていた。 「……え?」 空は紫、草は黒く蠢き、風はまるで呻き声のように響く。 「転生……?」 自分の手を見た。五本指──ではない。指の間にもう一本ずつ余計な指が生えている。 「……なんだよ、これ」 ズルッ……ズルッ…… 近くで、湿った何かを引きずる音がした。 振り向くと、黒いマネキンのような物が無数にこちらを見ていた。 顔は、どれもスネ夫だった。 「おかえり」 無数のスネ夫が、同時に微笑んだ。 ──スネ夫の異世界生活が、始まった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/767
768: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/03(木) 17:26:12.52 ID:j8j9+PrL スネ夫は後ずさった。しかし足がもつれ、黒い草に倒れ込む。 奇妙な草はまるで生きているかのように絡みつき、肌を優しく撫でた。ざわざわと囁き声が聞こえる。 「おかえり」「新しいスネ夫」「お前もスネ夫」「さあ、こっちへ」 立ち上がると、目の前にいた無数のスネ夫たちがゆっくりと歩み寄ってくる。 そのうちの一人が手を差し出した。顔はスネ夫だが、目が縦に並んで三つあった。 「お前も仲間だ。怖がることはない」 別のスネ夫がにやりと笑った。耳が五つもある。 「ここでは誰もがスネ夫。お前もすぐに馴染むさ」 恐怖が限界を超え、スネ夫は叫びながら駆け出した。 しかし、どこへ逃げても景色は変わらない。黒い草原がどこまでも広がり、空には巨大なスネ夫の顔が浮かんでいた。 気がつくと、目の前にまたスネ夫が立っていた。 「無駄だよ。ここはスネ夫だけの世界なんだ」 スネ夫は叫ぼうとしたが、喉から出たのは笑い声だった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/768
769: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/03(木) 17:27:44.02 ID:j8j9+PrL スネ夫は笑った。 いや、笑わされた。 喉の奥から押し出されるように響く、自分のものではない笑い声。 指が増え、腕がねじれ、皮膚がずるりと剥がれ落ちる。 黒い草がざわめいた。スネ夫たちが一斉に顔を上げた。 「おかえり」 スネ夫はゆっくりと立ち上がる。 包丁が手に現れる。かつてのものより長く、禍々しく輝いていた。 「俺がスネ夫だ」 そして、一人目のスネ夫を斬り裂いた。 笑い声がこだました。 殺人鬼スネ夫の逆襲が始まる。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/769
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