【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 (801レス)
【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/
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751: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 22:42:54.33 ID:hkdunyKl ハッケヨイは、裏山でのんびり暮らしていた。ある日、空を見上げると、何かが落ちてくるのが見えた。 ズドン! 大きな穴ができた。近づいてみると、中から6本足の奇妙な生き物が飛び出してきた。 「ギャギャ! ここはどこだギャギャ!」 「なんでゴワス!? いきなり現れたでゴワス!」 すると、穴の奥からさらに三つの影が飛び出してきた。 一羽の大きなペリカンが、口ばしをパクパクさせながら言った。 「ここはどこじゃあ!? いったいどうなっとるんじゃあ!」 続いて、ふわふわのモモンガが地面に転がりながらつぶやく。 「ほえ? なんか変なとこに来たほえ?」 最後に、眼鏡をかけたた中年がゆっくりと立ち上がり、咳払いをした。 「ふむ、どうやら異世界に飛ばされたようですぞ」 「ちょっと待つでゴワス! いったい何者でゴワスか!」 6本足の生き物は飛び跳ねながら答えた。 「ギャギャ! おれは6本足ギャギャ! 走るのが得意ギャギャ!」 ペリカンが翼を広げて続く。 「わしはペリカン親分じゃあ! どんなもんでも飲み込めるんじゃあ!」 モモンガがぽよんと跳ねながら言った。 「ハラワタモモンガ、怒るとハラワタが飛び出すほえ?」 最後に、中年が眼鏡を直しながら微笑んだ。 「わたしは先生ですぞ。性の探究者ですぞ」 ハッケヨイは頭を抱えた。 「なんだかよくわからんが、とにかく無視したほうが良さそうでゴワスな」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/751
752: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 22:56:24.55 ID:hkdunyKl ペリカン親分は大きなくちばしを鳴らした。 「そうじゃあ! わしもいろんなもんを飲み込んできたが、そいつはまだ飲み込めんのう!」 ハラワタモモンガはぽよんと跳ねながら、きょとんとした顔をした。 「ほえ? 性っておいしいの?」 先生は真剣な顔でうなずいた。 「おいしいかどうかは人によるが、深淵なる学問ですぞ。太古の昔から生命が続いているのは、すべて性があるからこそ。そして、その探求こそが、わたしの使命ですぞ!」 ハッケヨイは深いため息をついた。 「…とにかく、おいどんの素敵な裏山で、そんな話をしている場合じゃないでゴワス!」 その時だった! 空が突然、真っ赤に染まった。地面が揺れ、遠くから巨大な影が迫ってくる。 ペリカン親分が驚いて叫ぶ。 「なんじゃあ!? 何か来るぞおお!」 影はみるみる大きくなり、それが巨大な生物であることがわかった。全身が黒く、無数の触手がうねっている。 ハラワタモモンガが震えながら言った。 「ほえ…なにあれ…?」 6本足は興奮して叫んだ。 「ギャギャ! 絶対やべーやつギャギャ!」 先生は冷静に眼鏡を押し上げると、低くつぶやいた。 「…ふむ、あれはもしや『生殖の神』ではありませんかな?」 ハッケヨイは頭を抱えた。 「もう嫌な予感しかしないでゴワスよ…」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/752
753: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 23:08:46.02 ID:hkdunyKl 巨大な影は、空を覆い尽くすように迫ってきた。無数の触手が空中で蠢き、不気味な低音が響く。 ペリカン親分が翼をバタつかせながら叫んだ。 「そうじゃあ! こんなでかい化け物、見たこともないぞお!」 ハラワタモモンガは、震えながらペリカン親分の背中にしがみついた。 「ほえ…やだ…食べられちゃうほえ…」 しかし、先生だけは落ち着いていた。むしろ、眼鏡を輝かせながら怪物を見つめている。 「これは…驚くべきことですぞ…!」 ハッケヨイは焦りながら先生の肩を揺さぶった。 「驚いてる場合じゃないでゴワス! なんなんでゴワスか、あれは!」 先生はウットリした顔で答えた。 「生殖の神に間違いありませんぞ!」 6本足がぎょっとして跳ねる。 「ギャギャ! そんなもんがいるのかギャギャ!?」 先生はうなずいた。 「生殖はすべての生命の源。そして、神話の中には種を繁栄させる神として、生殖の神が登場することがあるのですぞ!」 ハッケヨイは頭を抱えた。 「だからって、こんな化け物みたいな神がいるでゴワスか!?」 その時だった! 巨大な影の中央が裂け、そこから一本の巨大な触手が伸びてきた。触手の先端には、まるで目のような模様が浮かんでいる。 そして、触手はゆっくりとハッケヨイたちに向けられた。 そして、巨大な触手が、ゆっくりと動き、空中に文字を描いた。 その文字を見た瞬間、ハッケヨイたちは凍りついた。 そこに書かれていたのは—— 『交配セヨ』 ハッケヨイは絶叫した。 「とんでもないこと言い出したでゴワスー!!」 先生の眼鏡がギラリと光る。 「ふむ、これは興味深い…」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/753
754: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 23:20:42.00 ID:hkdunyKl 巨大な触手が空中に『交配セヨ』と描いたまま、静かに蠢いている。 ハッケヨイはガクガクと震えながら叫んだ。 「そ、そんな要求に応じられるわけないでゴワス!!」 ペリカン親分がくちばしをカタカタ鳴らしながら言った。 「そうじゃあ…わしは鳥じゃあ…交配って言われてもどうすりゃええんじゃあ!」 ハラワタモモンガは、恐る恐る先生の服を引っ張った。 「ほえ…先生…交配って、どういうことほえ?」 先生は眼鏡をクイッと上げ、神妙な顔でうなずいた。 「ふむ…交配とは、生物が次世代を生み出すための行為ですぞ。そして、この”生殖の神”が我々に求めているのは、新たな種の創造!」 6本足がぴょんと跳ねながら叫んだ。 「ギャギャ! ムリギャギャ! そもそもオレたち、種類バラバラギャギャ!」 巨大な影の奥から、不気味な声が響いた。 『アワセル……ヨロコビ……ウマレル……アタラシキ……セイメイ……』 それを聞いた先生は、目を輝かせた。 「…なるほど!! これは画期的な試みですぞ!!」 「何が画期的でゴワスか!!?」 ハッケヨイが絶叫するが、先生は聞いていない。興奮した様子で腕を組み、うんうんとうなずいている。 「異なる種の融合…これはまさに究極の生物学的挑戦! もしこれが成功すれば、宇宙の進化の歴史に新たな1ページを刻むことになるかもしれませんぞ!!」 「そんなページ、刻まれなくていいでゴワス!!!」 すると、突然先生が高らかに宣言した。 「よろしい!! では、わたしが先陣を切りますぞ!!」 「えええええええええ!!??」 ハッケヨイたちは、揃って悲鳴を上げた。 しかし、先生はすでに大きく腕を広げ、巨大な触手に向かって歩み寄っていた。 「さあ!! この未知なる生殖の神よ!! わたしと交わることで、新たな生命の可能性を示すのですぞ!!」 巨大な影が、低くうねるような音を立てる。 ハッケヨイたちはただただ、唖然とするしかなかった——。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/754
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