【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 (801レス)
【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/
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726: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 03:16:42.57 ID:bw8nqO2G 一年後──。 スネ夫とハッケヨイは、異世界から現代に戻ったばかりで、まだ現実の空気に慣れきっていなかった。 そんな中、公園を歩いていると、奇妙な生き物を見つけた。 「おい、ハッケヨイ……あれ、なんだ?」スネ夫が指さす先には、小さな影が地面を這っていた。 「むむっ! これはただの犬でも猫でもないでゴワスぞ!」ハッケヨイが慎重に近づくと、その生物は彼らに気づき、小さく哭いた。 「ギャギャ!」 6本の足を小刻みに動かしながら、背中の皮膚がまるで裏返ったような異様な姿。 そして、どこか悲しげな雰囲気も漂わせている。 「うわっ……すごい形してるな……」スネ夫は後ずさりながらも興味津々だ。 「異世界で進化した生物なのかもしれないでゴワス。あるいは……」ハッケヨイは腕を組んで考え込む。「この世界に適応しきれず、歪んだ形になってしまった存在でごわしょうか」 「ギャギャ!」その醜い生物は嬉しそうなのか、悲しいのか分からない鳴き声をあげる。 スネ夫とハッケヨイは顔を見合わせた。 これはただの発見ではない。 この生き物の運命に二人は関わることになるかもしれなかった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/726
727: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 03:29:37.80 ID:bw8nqO2G スネ夫とハッケヨイは、6本足の生き物をじっと見つめた。 「どうする? これ、放っておくか?」スネ夫が小声で言う。 「いや……これはただの奇妙な生き物じゃない気がするでゴワス。 もしかしたら異世界の影響を受けているのかもしれないでゴワスよ」ハッケヨイは顎に手を当て、慎重に考えていた。 その時、6本足が再び哭いた。 「ギャギャ!」 スネ夫はギョッとして足を引いたが、よく見ると6本足は彼らの方へゆっくり近づいてきていた。まるで何かを伝えたそうに。 「な、なんか俺たちに懐いてるっぽいんだけど……?」スネ夫は6本足を見つめながらハッケヨイに言った。 ハッケヨイはしゃがみ込み、6本足の目をじっと覗き込んだ。「おぬし……言葉は分かるでゴワスか?」 6本足は小さく首をかしげたように見えたが、次の瞬間、地面に小さな文字のようなものが浮かび上がった。 まるで砂の上に見えない手がなぞったかのように。 『タスケテ』 スネ夫は息を呑んだ。「おい……マジかよ……!」 ハッケヨイの目が鋭く光る。「やはりただの生き物ではないでゴワスな。 何者かによってこんな姿にされ、助けを求めているのかもしれないでゴワス」 6本足は、真っ黒な眼球で彼らを見つめながら、もう一度哭いた。 「ギャ……ギャ……」 スネ夫は腕を組んで、困ったように唸る。「でも、どうやって助けりゃいいんだ? 俺たち、魔法とかもう使えないし……」 ハッケヨイは少し考えた後、静かに呟いた。「いや……まだ手はあるかもしれないでゴワスよ」 スネ夫が驚いて顔を上げる。「えっ?」 ハッケヨイは6本足を優しく撫でながら言った。「この世界に戻った時、おいどん達の体にも異世界の痕跡が少し残っていたでゴワス。もし、それを利用できるとすれば……」 「まさか……また異世界に戻るってのかよ!?」スネ夫は顔を青ざめさせた。 ハッケヨイはニヤリと笑う。「うむ…。ただ、こやつを助けるためには、真実を探らねばならんでゴワス。 そのためには……再び異世界の扉を開く必要があるかもしれんでごわしょう?」 6本足がじっと彼らを見つめる中、二人は冒険はまだ終わっていなかったと感じ、お互いに頷いた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/727
728: 創る名無しに見る名無し [] 2025/04/02(水) 03:43:08.40 ID:bw8nqO2G 「でもさぁ、もう現代に戻ってきたんだぜ? そんな痕跡なんて残ってるのかよ?」 スネ夫は顔をしかめながら言った。 「……一つ、心当たりがあるでゴワス」 ハッケヨイがそう言った瞬間、6本足が急に興奮したように「ギャギャ!」と哭いた。 そして、再び地面に文字を浮かび上がらせる。 『アノ バショ』 スネ夫はゴクリと唾を飲んだ。「“あの場所”……? まさか……」 「そう。おいどん達が異世界へと飛ばされた、あの最初の場所でゴワスよ」 二人が異世界へと迷い込んだのは、とある廃工場の一角だった。 そこにあった朽ちた扉をくぐった瞬間、異世界への道が開けたのだ。 スネ夫は腕を組んで考え込んだ。「しかしなぁ、あれって偶然だったんじゃないのか? もう二度と開かないんじゃ……」 ハッケヨイはニヤリと笑った。「だからこそ、確かめる価値があるでごわしょう?」 6本足は二人の前を駆け出し、まるで「早く来て!」と言わんばかりに振り返った。 スネ夫はため息をついた。「はぁ……やれやれ。またとんでもないことになりそうだぜ……」 しかし、心の奥底で、彼はほんの少しワクワクしていた。 そして、夜の帳が降りる中、スネ夫、ハッケヨイ、6本足の三人(?)は、異世界への鍵を求めて廃工場へと向かうのだった——。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1731350591/728
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