【リレー小説】逆襲の殺人鬼スネ夫 Part135 (801レス)
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740: 04/02(水)18:12 ID:WybClJZ0(1/3) AAS
『やんごとなき駄目ドラゴン』#9
ヴォルケッタ子爵(笑)は、砕けた地面の中からゆっくりと身を起こした。骨がきしみ、体のあちこちから血が滲んでいる。「ぐっ……まだ……終わっちゃいねぇ……!」
ハッケヨイは変わらず仁王立ちしていた。その巨体には**一筋の傷もない。**まるで戦いという概念すら受け付けない鉄壁の壁。
「ふむ……しぶといでゴワスな」
「……お前……トロールだろうがなんだろうが……ここで倒す……」ヴォルケッタ子爵(笑)は歯を食いしばり、血の混じった唾を地面に吐き捨てた。そして、限界を超えて魔力を練り上げる。
――もう、後がない。
彼の全魔力を燃やし尽くしての一撃。これで決まらなければ、死ぬ。それは、ヴォルケッタ自身が一番理解していた。
省48
741: 04/02(水)18:22 ID:WybClJZ0(2/3) AAS
『やんごとなき駄目ドラゴン』#10
ヴォルケッタ子爵(笑)の死に、場の空気は張り詰めていた。誰もが恐怖し、逃げ惑い、絶望し、地獄を目の当たりにしたような顔をしていた。しかし、ハッケヨイはまるで何事もなかったかのようにその巨体を動かし、ゆっくりと辺りを見回した。
「ふむ……次なる力士はおらぬでゴワスか?」
その問いに、誰も応じなかった。誰もが心の底から理解していた。
だが、その時だった。
ズルッ……バリバリッ……
何かが、肉を引き裂く音がした。
省51
744: 04/02(水)18:40 ID:WybClJZ0(3/3) AAS
『やんごとなき駄目ドラゴン』#12
六本足の怪物を倒し、ハッケヨイは静かに立ち上がった。
「……フム。なかなかの相手でゴワスな」
四本の腕からべっとりと付着した血と肉片を払い、悠然と鼻を鳴らす。観客たちはようやく動揺を抑え、ホッと胸を撫で下ろした。
しかし、その安堵は長くは続かなかった。
ガコンッ……ギュイイイイイイイイイイン!!!!
省32
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