「葬送のフリーレン」で二次創作 (260レス)
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(1): 2024/05/24(金)10:41 ID:RHEKLvRk(1/27) AAS
立ててみた
180: ◆SNuCULWjUI 2024/05/31(金)23:38 ID:3nBnSDm/(19/23) AAS
159
「そうだね。でも、そう長くは待たないよ。認識疎外魔法で人間を偽るにしても、人間の寿命はせいぜい百年ちょっとだ」
「じゃあ、怪しまれずに暮らせるのに、まだ20年かそこらはありそうね」。リーニエは、呟くように言う。「私ももうしばらくこの屋敷で、ワイ様の想い出に浸っていたいし」
「でもあいにく20年なんて待ちませんよ。たぶんあと数か月…長くても、一年はかからないはずだわ」。息苦しそうな声で、フェルンが割って入る
リーニエは無表情のまま、フェルンの皺深く老いた顔を見つめた。彼女との再会も、かれこれ70年近くぶりのことになる

思えばかつての強敵も、ずいぶんと衰えたものだ…とはいえリーニエは彼女の態度の端々に、不可解な余裕じみたものも感じていた
181: ◆SNuCULWjUI 2024/05/31(金)23:38 ID:3nBnSDm/(20/23) AAS
160
「リーニエ。あなたのお屋敷を、私の終の棲家にさせてもらいたいの。たぶん私の余命は、あと半年も残っていない。回復魔法の名僧もさじを投げているわ」
「…ワイ様の死んだお屋敷で、あなたも臨終を迎えたい。そういうこと?」
「そうよリーニエ。貴女は私に、借りがある…忘れてはいないわよね」
リーニエは目を逸らしつつ、いくぶん悔しそうにうなずく
「貴女の力ぞえが無ければ、私がワイ様の愛をつなぎ留めることができたかどうか、確信は持てない…それは認めるけど…」
「私がどうして貴女に力添えしたのか、理由は察しているわよね。魔族とはいえ私と同じ、女なのだから―――」
省1
182: ◆SNuCULWjUI 2024/05/31(金)23:39 ID:3nBnSDm/(21/23) AAS
161
(そうだ…68年前の借りは、確かにある。返す時が来たんだ)

―――魔族の貴女が人間の男であるワイ様を、夜の営みで満たしてあげることは出来ない…貴女もワイ様も知らないようだけど、子をなすこともありえない。結局あなたとワイ様は、不幸な破局を迎えるしかない…

(あの時そういいながら彼女は、服を脱いで全裸になった。そして私を軽くハグしながら、耳元に囁いたんだ。“自分の体内の魔力を読みとれ”、と)

―――私なら…私なら絶対に、ワイ様を満足させられるわ。自信があるの。だから貴女に、私を“模倣”させてあげる。彼をつなぎ留めたいのなら受け取りなさい、リーニエ…
183: ◆SNuCULWjUI 2024/05/31(金)23:40 ID:3nBnSDm/(22/23) AAS
162
(彼女の魂胆を胡散臭くかつ不快、なにより不可解に思わなかったと言えば嘘になる。でも、私はワイ様のしもべ。その立場を不思議と、続けていきたいと願っていた。だから、拒む理由は無かった…)
果たしてその夜。“私の中のフェルン”を抱いたワイ様の、歓喜と感激。それに伴う私への、いっそう献身的なワイ様の愛情。それは間違いなく、自分が得た「不当な」報酬…
加えて料理のスキルをはじめとする、人間の主婦が持つべきさまざまな知識やスキルも、リーニエはフェルンから受け取ったのだ

なればこそ。今になってフェルンがリーニエに突きつけに来た「請求書」の額面も、安くはないが見合うものには違いないのだった…

―――生前のワイ様は貴女のものよ、リーニエ。だからせめて死後のワイ様に寄り添う役目は、私に務めさせて―――
184: 2024/05/31(金)23:41 ID:3nBnSDm/(23/23) AAS
8回目はここまでです。なお、次回で最終回。ハプニングが無ければ、明日も22〜24時くらいに投稿します
185: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:18 ID:jAbZOL+g(1/21) AAS
予告通り、「奥様は美少女まぞく」の最終回を投稿します。9回目は18レスです
186: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:19 ID:jAbZOL+g(2/21) AAS
163
フェルンが故ワイの屋敷に居候しはじめてから、ちょうど半年に届く七日前…

故人ワイの配偶者にして遺産相続人リーニエ未亡人の訃報が、グラナト伯爵領内を駆け巡った
「故ワイさまの奥方様が、身罷られたそうだ。それもよりによって、ワイ様の一周忌とおなじ日に…!」
さっそくワイの後継者となった養子の息子、伯の妃となった養子の娘が一家総出で、ワイ家に集まる
「ついこの前まで、かくしゃくとしていらっしゃったのに、何故…?」
「先代様を亡くして、奥方様も命数が尽き果てたのかもしれんね。先代様の後を、追われたのでしょう」
187: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:19 ID:jAbZOL+g(3/21) AAS
164
故人の遺志により、葬儀はごく近しい親族だけの手による、きわめてしめやかかつ簡潔なものとなった
それでも伯爵領内きっての素封家リーニエ夫人の棺は贅を尽くしたものであり、喪主である養子兄妹の心配りが随所にみられる仕切り具合ではあった
故人の遺志にもとづき、棺は亡夫であるワイの隣に納められた。ただし兄妹は葬儀を終えた後で、妙な表情を浮かべつつ語らいあったのだ

「なあ。俺たちが納棺した遺体、確かに養母(かあ)さんのものだったよな?」
「…兄さんも、おかしいと思った? 気のせいだと思ってたんだけど…体格とか肉付きとかがなんだか、ちょっと大きめだったよね」
「顔立ちは間違いなく養母さんだったし、他の人らは気づいたふうでも無かったが…遺体が水膨れでも、していたのかな?」
188: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:20 ID:jAbZOL+g(4/21) AAS
165
それに―――養母の遺体が古ぼけた、見るからに安物の赤いネックレスを着けていたことも、些細なことかもしれないが養子兄妹には気になる点だった
わざわざ故人の遺志で着けているほどお気に入りの装身具にしては、生前のリーニエ養母さんがそれを着けた姿を、見た覚えが無いのである

しかし二人はそこで話題を変えてしまい、それ以上に疑惑を追及することはやめた
どのみち葬送は終わったのだ。すでにかれら遺族の関心は財産分与を、つまらぬ亀裂のもとにならぬよう注意深く進めることに傾いていた
189: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:21 ID:jAbZOL+g(5/21) AAS
166
「養母さんの屋敷は当面、おれたち兄妹の共同で管理するとして…」と、兄。
「そういえば屋敷に逗留していたフリーレンとかいう客人の一行は、今どこにいるんだ? 葬儀には、参列していたばずだが」
「間が悪くて兄さんには挨拶できずじまいだったけど、納棺に立ち会ったあとすぐ屋敷を出立したわ。兄さんによろしく、と言ってた…」と、妹
「死んだ父さんの旧知で町の恩人だと聞くけれど、それにしてもやけに長逗留だったみたいね」
「ふうん」。兄は腕を組む。「一行の一人でフェルンとかいう老女は、着くなり寝たきりだったと屋敷の使用人が言ってたな。彼女も引き払ったのか?」
「ええ。でも出発の時はひどく元気で、自分の足で歩いていたわ」
190: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:21 ID:jAbZOL+g(6/21) AAS
167
兄の中で、いっそう違和感が強くなった。それは名状しがたい疑念と不安も含んでいた。だがワイ家新当主の彼には、他にも考えるべき俗事が多すぎた
ゆえに養母リーニエの客人たちに関しても兄は、それ以上考えるのを止めたのである

勇者ヒンメルの死から97年後にして、グラナト伯爵領の名士ワイが死んで一年―――
リーニエ未亡人の葬儀から解放され、すっかり規模の大きくなった伯爵領の都城を背に、フリーレン一行は進んでいく
伯爵領を訪問したときには、寝たきりの老いた半病人を乗せた輿馬を揺らさぬようゆっくりした歩みであったが、今は初老ながら頑健なシュタルクが、荷馬一頭を曳くだけだ
つれのフリーレンともう一人、ツインテールをした女は、ともに見た目が年頃の少女である。女ながら肉体の若さに任せ、しっかりした足取りで歩を進めている
191: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:22 ID:jAbZOL+g(7/21) AAS
168
「シュタルク…」。ふいにツインテールの娘が、連れに声をかける。「母親とはあんな別れ方で、本当に良かったの?」
「本人が望んだことですから」とシュタルク、妙に素っ気ない。「俺の認識阻害魔法でリーニエさんになりすまし、ワイ家の墓に納まるのが亡母の願いでした」
「完璧とまではいかなかったが、バレずに済んでまずは上出来だな。母さんもあの世で得意だろう。それに…」とフリーレン、そこでツインテールの娘の方に視線を向ける
「結果としてお前も怪しまれることなく、グラナト伯爵領から抜け出せたというわけだ、リーニエ。
お前にはフェルンの死後ただちに、老いたフェルンに見えるように認識阻害魔法をかけておいたが、それも解除しておくとしよう…他人には、角が見えないだけにする。これで自由の身というわけだ」
192: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:22 ID:jAbZOL+g(8/21) AAS
169
だが認識疎外魔法を更新されている間にもリーニエは特にフリーレンに注意を向けるでもなく、ひたすらシュタルクを見つめていたのである
もはや町の人間の耳目を案じずともよい無人の林道に在って、ようやく問いたいことが問えるぞと言わんばかりの、じりじりしている風情であった
リーニエの視線に、いやでも気が付くシュタルク。「どうかしましたか? 何か俺に、聞きたいことでも?」
リーニエがついに口を開く
「フェルンが死ぬまでは敢えて遠慮していたが、やはりどうしても聞きたい。フェルンの息子シュタルクよ、あなたの父親は誰? 存命している?」

「さ、さあねぇ…母は俺を身一つで育ててたんで、父親の顔は知りません。俺も母さえいれば、十分だったし…」
省3
193: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:23 ID:jAbZOL+g(9/21) AAS
170
「これ。もうすっかり古びていますけど、母の魔法が込められた形見でね。俺の父親との想い出が、ぜんぶ封じてあるそうです…
生前の母は『自分の口からお前の父についてあれこれ言いたくないが、黙秘するつもりもない。知りたければ、これを使え』と、言ってました」
「シュタルクは母からひと通り魔法の手ほどきを受けているから、解読呪文を詠唱すれば指輪から記憶情報を得ることができるはずさ」と、フリーレンが割って入る
「でもそれをやったこと、ないんです」と、シュタルク。「父親が、他の女と結婚したってことだけは聞いてるもんでね。その気になれなかった。それに…」
194: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:23 ID:jAbZOL+g(10/21) AAS
171
「それに『今回の旅とフェルンが埋葬された場所を見れば、おのずと答えは一つしかない』…そうだよね?」
「ええ、そうですともリーニエさん。貴女にとっても、決して愉快な話じゃないことは分かっていますけどね。でも―――」

「させない…」

「え?」
シュタルクとフリーレンが驚いてリーニエを見つめる。リーニエの手に、白い魔力の光が宿っていた
「そのピンキーリングは、ワイ様がしていたものとおなじものだ。あの女は…フェルンは…」
省1
195: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:24 ID:jAbZOL+g(11/21) AAS
172
シュタルクが恐る恐る目を開ける。彼の身には傷一つない。ただ、さっきまで小指にはめていたピンキーリングは跡形も無く消滅していた
「フェルンは、想い出だけをその指輪に込めたのではない…!」
リーニエは自分でも驚くほど激しく、声を荒げていた。「同じ指輪をはめた男の精を、受胎できるように魔力で小細工をしていたんだ!」
その場に居る全員が魔法使いであり、指輪の隠れた機能も、疑いをもって分析すれば察することができるものではあった。果たしてシュタルクはうつむく
「ま、そんなところだろうと察しては、いたんだけどね」と、フリーレン。「でも、シュタルクを殺すというなら私は阻止するよ。それでも殺る気かいリーニエ?」

「できない! 私は…わたしは天秤の呪縛を、ワイ様の命令を、受けている身だから」
196: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:25 ID:jAbZOL+g(12/21) AAS
173
フリーレンは、微笑した。「ワイの目に狂いはなかったか。リーニエ、やはりお前は生きるべきだ」
「フリーレン。貴女はシュタルクの父親がワイ様だと、知っていたんだよね?」と、なおも恨みがましいリーニエ
「フェルンの目論見も、知ってて止めなかったのね?」
暗い憎悪がリーニエの全身から尋常ならざる魔力を解放し、白い渦を巻きながらいまや林道一帯を覆っている。シュタルクは覚悟した。ここで下手を打つと命はともかく、骨の二本か三本は折られかねない…

「もしリーニエがワイの子を産めたのなら、止めてたと思うよ」とフリーレンは、肩をすくめる
「それが不可能と分かっていたからね。ならば長い目で見て、お前にも悪い話じゃないだろうと思ってさ」
197: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:25 ID:jAbZOL+g(13/21) AAS
174
「『悪い話じゃない』…どうして?」
「ワイが逝った後も、お前は長く生きねばならない。何百年も、あるいは何千年もだ。それもワイへの服従の呪縛を、抱えたまま」
フリーレンは目を細める。何かを思い出しながら語っているかのように、リーニエには見えた

「それでもお前はワイの血が受け継がれた人々を、これからも見続けていられるんだ。それってある意味で、フェルンの贈り物ともいえるんじゃないかな?」
「贈り物…?」
復唱するリーニエの声音に、妥協の気配はない。「そんなお為ごかしで、誤魔化さないで。ワイ様の許しも無く、彼の子をなしたフェルンの背信は明らかです!」
198: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:26 ID:jAbZOL+g(14/21) AAS
175
「もちろんこれが彼女の“抵抗”でもあるのは、否定しないよ」。フリーレンはリーニエのただならぬ怒りの表情を読み取り、先立った弟子の弁護を諦めた
そのかわり黙ってトランクカバンを地面に置いて中を開き、ある品物を取り出したのである。「…これ、覚えてるよね?」

すでに機能しないほど歪に変形してはいたが、忘れるはずもない。それはまぎれもなくワイとリーニエの絆を取り結んだ“運命”の呪物だった
果たして、リーニエは眉を顰める。「服従の天秤…でも、なんで壊れてるの? たとえ岩の下敷きになっても、傷一つつかないはずなのに」
「壊したのはフェルンだよ。そうとう骨折っていたけどね。一級魔法使いフェルンの生涯でも、最盛期の最大魔力ではじめて可能だった仕事さ」
199: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:27 ID:jAbZOL+g(15/21) AAS
176
「…なぜ、何故そんなことを。もしかして、物に八つ当たり? 確かに、その天秤無くして私とワイ様は結ばれなかっただろうけど―――」
リーニエの問いに、フリーレンは首を振る。「自分が使わないためだよ。正しくは、使いたくなる思いを断ち切るため、というべきかな」
「…?」。リーニエが、怪訝そうに眉をひそめる。だがシュタルクは、何か戸惑うように目を伏せていた
「誰にでも思いつくことさ」と、フリーレン。「ワイがリーニエにしたことと同じことをフェルンがワイにしたとしたら、どうなると思う?」
リーニエが、ハッとした顔をする。フリーレンが畳みかける
「当代最高の魔法使いフェルンが天秤を使ったなら、ワイを服従させていたはずだ。だが彼女は、そうしなかった。理由は二つ。一つは、それが理に背くから―――」
200: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:28 ID:jAbZOL+g(16/21) AAS
177
「でも。でもワイ様は、かれは私に天秤を使ったわ。“ワイは理に背いた”と、フリーレンは言うの?」と、詰問調になるリーニエ。然るにフリーレンは首を振る
「ワイがお前に天秤を使った時点で、お前は誰の部下で誰と敵対していたんだ?」
「そ、それは―――」。そのときリーニエの記憶が、鮮やかによみがえっていた。「もちろん私はリュグナーの部下で、ワイ様を斃そうとしてた」
「そう。お前は魔族で、ワイとは互いに互いを討滅すべき天敵同士。いっぽうフェルンとワイは同じ人間で、ましてパーティの“戦友”…立場と言うか、関係性の違いだよ。ワイは、フェルンが天秤を使ってよい相手ではないんだ
だけどもちろん、それだけが理由ではない。もっと大事な理由がある。それは―――」
「母が、“負け”を認めた。そういうことですよね?」。まだ微かに息を弾ませつつも、シュタルクが口を挟んだ
省1
201: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:29 ID:jAbZOL+g(17/21) AAS
178
フリーレンはうなずき、リーニエを正視する
「フェルンにはフェルンの無念があった。ワイと過ごしたかった時間の全てを、お前に奪われてしまったんだ
そしてワイの心の中には、お前しか居なかった。敗者フェルンのはかない抵抗に、お前は寛大であっていいはずだ」

リーニエの握りしめた拳が、徐々に力を失っていく。彼女の進退から湧き上がる魔力の渦が、場末の季節風が衰えるかのように急激に弱まっていく
ワイ様のぬくもりを、自分の肌は今でも鮮やかに思い出せる。それはフェルンが渇望しつつ、遂に得られなかったものではなかったか…?
202: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:29 ID:jAbZOL+g(18/21) AAS
179
「フリーレン…」
「それならそれで『騙して子ども作るのは、どうなんだ?』って顔だねリーニエ。でも人間の情ってのは、一筋縄ではいかないものだよ―――
ま、あの世でフェルンと再会して真相を知らされたワイがどんな顔をしているかと想うと、ちょっと気の毒な気もするけどね」

暫しの沈黙があった。リーニエは、もはや何も言わなかった。だがその可憐な双眸からは、すでに怒気が去っている
シュタルクはなおも緊張を解ききれない面持ちではあったが、リーニエのぼんやりした表情に安堵してもいた
彼は口笛を吹いた。いったんは逃げた馬が、引き返してくる。シュタルクは手慣れた動作で、再びくつわを手に取る
省1
203: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:30 ID:jAbZOL+g(19/21) AAS
180
フリーレンもうなずき、手早くカバンに壊れた天秤をしまいこむと先ほどよりやや速い歩みで、進み始めた。リーニエは黙ってその背中に、ついてゆく
「こんな必然もあるんだね…」。シュタルクの白みがかった赤毛の後頭部を凝視しながら、リーニエは小声でそうつぶやいていた
彼女の脳裡に、斧をふるうアイゼンの姿がよみがえる。ワイの放った閃天撃の衝撃が、天秤に魂を乗せ勝ったときの彼の歓喜の表情が、若き日のフェルンの思いつめた面持ちが―――
「ワイ様と戦った時に、思った通りだ。つくづく運命は面白い…」。その先は、声には出なかった。それでも心の中で独り言ちる
(だけどひどく、やるせ無い…)

ぽつぽつと、小雨の粒がリーニエの顔に当たりはじめる。どうやら、濡れずに今宵の宿までたどり着くのは無理そうだ―――
省1
204: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:32 ID:jAbZOL+g(20/21) AAS
以上で「奥様は美少女まぞく」は完結です。9日間にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました

リーシュタは尊い。リーニエ(cv・石見舞菜香)は可愛い。「葬送のフリーレン」でいちばん推せるキャラ、それがリーニエ
シュタルクも、もう少し余裕があったら「あ、この娘かわいいやん。殺すの勿体ない」と、考えたのではあるまいか…?

たしかに出会いの形は最悪だった。最初から対決の構図だったし実質チーム戦だから、シュタルクvsリーニエも二人の都合だけではやめにくい
205: ◆SNuCULWjUI 2024/06/01(土)23:34 ID:jAbZOL+g(21/21) AAS
だとしてもシュタルク、ちょっと朴念仁すぎる感じだった
(よく考えてみると、あの魔族って鹿目まどか似で、かわいかったよなあ…)と、惜しむ描写くらいは欲しかった

リーニエの可憐さに少しも靡くことなく、あっさり討ち取ったあげくフリーレンに手柄を褒められてドヤ顔になっているシュタルク…
リーニエファンの目にはなんとも無粋で、つまらない男に見えてしまう><

かくなるうえはワイが「葬送のフリーレン」二次創作を、やるしかない(使命感)
そう思うと矢も楯もたまらず、本作を書き上げてしまいました。
原作の世界観をなるべく継承したいという思いもあり、フェルンとリーニエでワイを半分こする展開になったのはご愛敬…
省2
206
(1): ◆SNuCULWjUI 2024/06/08(土)20:29 ID:nfyFP/k1(1) AAS
筆のすさびで、こんなのも書いてしまいました。ご笑覧あれ…

フリーレン「アウラ、じ…」 アウラ「じ、じっ、自慰ですかっ? 公開オナニーですねっ?」
2chスレ:news4vip
207
(1): あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
208: 2024/06/11(火)20:09 ID:AC38q/xW(1) AAS
>>207
まだやってたんだもう現金にしたよ
209
(1): 2024/06/15(土)13:43 ID:IX2SHhHF(1) AAS
>>206
そっちがおもしろかったのでこっちに来ました
おもしろかったです
210: ◆SNuCULWjUI 2024/07/12(金)21:17 ID:IGR3rc30(1) AAS
>>209
ありがとう

ついでに即興で作ったGの二次SSも、置いときます。後悔はしていない…

ガルマ「『イセリナと結婚するのでジオン捨てます』、と…」φ(・ω・`)
2chスレ:news4vip
211: 2024/07/16(火)16:07 ID:zEX2mnmT(1) AAS
ロンド・ベルの南極降下作戦、開始――!!

 トロール族の真実を知らされ自分自身を見失うハッケヨイは、ネオ・ジオンの軍服に身を包み強化型チヨノフ・ガンダムで出撃する。

 連邦、ネオ・ジオン、ルオ商会……様々な思惑が交差する南極で、再び戦端が開かれる……!
212: 2024/07/24(水)22:43 ID:cRwTTM0F(1) AAS
操作、で、錚々

さうさう
213: 2024/07/25(木)17:36 ID:zsPTjMJM(1) AAS
で、ハッケヨイとガンダムが朝マックを食べに行くと。
214: 2024/07/26(金)15:34 ID:MXW7Uvzu(1) AAS
おう
215: 2024/07/28(日)23:49 ID:Abtpk8XF(1) AAS
ガンダムはマック食べない
216: 2024/07/29(月)13:44 ID:XvlSUFsM(1) AAS
ガンダム「ビッグマック美味えな、おい」
217: 2024/07/29(月)23:28 ID:gtMnZ8kk(1) AAS
ガンダム「一定水準のレベルの美味さだ」
218: 2024/07/31(水)03:36 ID:e5y0cB1U(1) AAS
ガンダム「店主よ、このビッグマックのレシピを教えてはもらえないだろうか?」
219: 2024/08/12(月)06:26 ID:qHFqAZwI(1) AAS
店主「ああ、こう作るんだ。よく見とけよ」
バンババンババババン
店主「どうや、簡単やろ?」
ガンダム「肉をパンで挟むんですね」
店主「せや、肉は何の肉でもかまわん。これでお前は支店長や。頑張れよ」
ガンダムは地元にハンバーガ屋を開店した。

220: 2024/09/04(水)20:35 ID:h1Qdyn0U(1) AAS
早々のフリーター
221: 2024/12/16(月)01:02 ID:xr81mQEy(1) AAS
【リレー小説】ふみえさんはいつも突然に 33
2chスレ:owarai
222: 2024/12/29(日)04:56 ID:RljcaLkc(1) AAS
フリーレン「うんこ」

フェルン「馬車停めるから待っ」

フリーレン「あ」ブリッ!「駄目だな」ブリブリブリブリッ!ブパッ!ブボボッ!ブリブリブッ !

フェルン「ちょ、嘘でしょ…フリーレン様なにやって…」ポロポロ

フリーレン「なに泣いてんだよ!泣きたいのはこっちだよ!ふざけんなよ!」
省2
223: 2024/12/29(日)08:32 ID:55SvsRDY(1) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
224
(1): 02/05(水)20:58 ID:U/SOoanB(1) AAS
みなさん!こちらで楽しくリレーしせん?
【リレー小説】ふみえさんは突然に かぐチキ編 34
2chスレ:owarai
225: 02/13(木)10:05 ID:PyPhDKZD(1) AAS
>>224
しません
クソ野郎が消えろ
226: 02/13(木)12:44 ID:QwV54Em5(1) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
227: 02/23(日)10:57 ID:BlKPQE8T(1) AAS
つまんねえ
228: 02/23(日)11:40 ID:cr5/Dd5K(1) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
229: 02/23(日)14:10 ID:AtDfX1TT(1) AAS
つまんねえ
230: 02/23(日)15:36 ID:FN+PFIDI(1) AAS
そう言うとフリーレンはしゃがんでイキみ始めた。
フリーレン「ウーン、フウフウ」
プップリリッ。
フリーレン「お待たせ、これが私のトントン力士、糞便丸よ」
マルシル「まあ、なんて強そうなのかしら、おもわず食べてしまいそうだわ」
231: 02/24(月)01:36 ID:CfoZdqzr(1) AAS
アホだろ
くだらねえから氏ねや
232: 02/24(月)18:22 ID:5s3IPq3A(1) AAS
>>1見りゃどう考えてもフリーレン大好き(笑)ショタババアが立てたの丸分かりwww

前スレ最後必死に流してまでご苦労さんですwwwwwwww
233: 02/25(火)04:59 ID:n4Z2y+Gx(1) AAS
皆さん、こちらでリレーして遊びませんか?

【天気晴朗】ヘンドリック提督の憂鬱【波高し】
2chスレ:owarai
234: 02/25(火)11:14 ID:iCmQijPh(1) AAS
そう言うとフリーレンはしゃがんでイキみ始めた。
フリーレン「ウーン、フウフウ」
プップリリッ。
マルシス「まあ美味しそうなウンコ。おもわず食べてしまいそうだわ」
235: 03/05(水)16:45 ID:JLWibHjg(1) AAS
そしてファミマの扉を開けた2人が見たものはレジの上に跨るマルシルの白くて丸い、びらびらが見えている豚の肛門だった。
236: 03/08(土)19:19 ID:Daq30W/P(1) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
237: 03/09(日)06:06 ID:FLGgxbUR(1) AAS
フリーレン「今出そうなものは、ウンコくらいしか無いな」
フリーレンは漏斗をうつ伏せになったシュタルクのケツアナに差し込み広い方に跨り下痢グソを注ぎシュタルクの腸内に移植した。
238: 04/03(木)15:21 ID:56TegVtp(1/3) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
239: 04/03(木)15:38 ID:gD4b/ppR(1/2) AAS
──時は魔王討伐から数十年後。
勇者ヒンメルの仲間だった魔法使い フリーレン は、かつての旅を懐かしみながら新たな冒険を続けていた。

フリーレン「……この先にいるのは、“伝説の力士” か」

新たな仲間である戦士 シュタルク や僧侶 フェルン と共に、フリーレンは辺境の山奥にやってきた。

村人によれば、そこにはかつて最強の”相撲魔法使い”がいるという。

シュタルク「相撲……魔法使い……?」
省5
240: 04/03(木)15:38 ID:gD4b/ppR(2/2) AAS
山の奥深くにある土俵の中心で、巨大な男 が佇んでいた。

彼こそが、異世界相撲界の生ける伝説──

ハッケヨイ・ノ・コッタである!

ハッケヨイ「でゴワス……わしに挑む者が来たでごわしょうか……?」

その体躯は並のオークよりも大きく、全身が鍛え抜かれた筋肉で覆われている。
省16
241: 04/03(木)15:41 ID:DW941+w/(1/3) AAS
──勝負が始まったはずだった。

だが、気がつくとフリーレンたちは奇妙な空間に立っていた。

土俵は歪み、四方を取り囲むはずの柱はねじくれ、漆黒の闇へと溶け込んでいる。

地面には無数の白骨が散らばり、それらは皆、相撲の四股を踏んだような姿勢で静かに横たわっていた。

シュタルク「な、なんだここは……!? 俺たちはさっきまで、山奥の土俵にいたはず……」
省12
242: 04/03(木)15:41 ID:DW941+w/(2/3) AAS
ハッケヨイは静かに目を閉じた。

ハッケヨイ「“大相撲”に敗れた者は、この冥界土俵の一部となる……これが、“相撲魔法”の真の姿でごわす」

シュタルクは思わず息を呑んだ。

シュタルク「てことは……お前に負けた力士たちは、みんな……!」

ハッケヨイ「でゴワス。わしに敗れた者は、土俵と一体化し、永遠に相撲を続ける運命にあるでごわしょう……」
省16
243: 04/03(木)15:42 ID:DW941+w/(3/3) AAS
──ドシン……ドシン……ドシン……

闇に溶け込むような土俵の上で、骸骨力士たちがゆっくりと四股を踏んでいた。

その一つ一つの動作が、地面の奥深くまで響き渡るような異様な音を立てる。

四股を踏むたびに、闇の中から無数の腕がにゅるりと伸び、土俵の下へ引きずり込まれた何者かの呻き声が微かに聞こえた。

フリーレン「……これは”魔族の仕業”ではないわね」
省16
244: 04/03(木)15:46 ID:WeZjmPZ+(1/2) AAS
ハッケヨイ「かつて、“最強の力士”がいたでごわす……彼は無敗であり、土俵に立てば必ず勝利を掴んだ……」

フェルン「……それが、この呪われた土俵と関係が?」

ハッケヨイ「でゴワス……しかし、その力士は”相撲”に取り憑かれてしまった……勝つために、勝つためだけに、己の魂を捧げた……そしてついに”土俵そのもの”と化したのでごわす……」

ハッケヨイがゆっくりと手を広げると、土俵の中心が不気味に蠢いた。

──ゴゴゴゴゴゴゴ……
省6
245: 04/03(木)15:49 ID:WeZjmPZ+(2/2) AAS
──“土俵の王”

かつて最強と呼ばれた力士が、もはや人の形を捨て、巨大な怪物へと変貌していた。

その瞳には光がなく、ただ、土俵の上で勝ち続けることだけを求める存在だった。

──ハッケヨイ、ノコッタ……

その言葉とともに、黒い腕がフリーレンたちへと振り下ろされた。
省23
246: 04/03(木)15:53 ID:VaSZZZoB(1/3) AAS
──ドシン……ドシン……ドシン……

土俵が呻くように軋み、異形の力士**「土俵の王」**が不気味な笑いを漏らした。

──ハッケヨイ、ノコッタ……

その声は地の底から響くようで、魂の奥を凍えさせる。

フリーレンはその怪物を静かに見据えた。
省15
247: 04/03(木)15:53 ID:VaSZZZoB(2/3) AAS
フェルン「フリーレン……! だめよ、こんな戦い……!!」

シュタルク「お前が相撲で勝てるわけないだろ!? 俺がやる!!」

しかし、フリーレンは優しく微笑んだ。

フリーレン「私は、ずっと”死”を探してたのよ」

──”勇者ヒンメルの死”以降、彼女は長い時間を生き続けていた。
省9
248: 04/03(木)15:55 ID:VaSZZZoB(3/3) AAS
フリーレンは土俵に立ち、“土俵の王”と向かい合った。

次の瞬間、異形の怪物は超速度で突進してきた。

──ドォンッ!!

フリーレンは紙一重でかわす。

しかし、土俵の王の衝撃波が彼女を吹き飛ばした。
省23
249: 04/03(木)16:05 ID:G2s1zrl3(1) AAS
土俵は静まり返った。

フェルンとシュタルクは、その場に立ち尽くしていた。

彼らの目の前には、もうフリーレンの姿はなかった。

あるのはただ、“土俵に刻まれた新しい顔”。

それは、どこか穏やかで、そして寂しげな表情を浮かべていた。
省8
250: 04/03(木)16:11 ID:ctLU4a1v(1/6) AAS
葬送のフリーレン・外伝

フリーレンは、長い旅を続けていた。

かつての仲間はもういない。

けれど、魔王を倒してなお、彼女の旅は終わらなかった。

「魔法とは、記憶をたどるものだ」
省11
251: 04/03(木)16:13 ID:ctLU4a1v(2/6) AAS
重力魔法**「ボッシュート」**を操り、敵を異空間へと消し去る。

その戦いぶりは、まるで魔法そのものだった。

フリーレンは、それを黙って見つめた。

彼女の魔法もまた、時を操るものだったからだ。

彼は、異空間へ。
彼女は、異時間へ。
省1
252: 04/03(木)16:13 ID:ctLU4a1v(3/6) AAS
ある夜。

焚き火の前で、ヘッポコが尋ねた。

「なあフリーレン、オレたちって、どこへ向かってるんだ?」

フリーレンは答えなかった。

代わりに、空を見上げた。
省14
253: 04/03(木)16:14 ID:ctLU4a1v(4/6) AAS
“人の形をした亡霊”だった。

ヘッポコは、すぐに武器を構えた。

しかし、フリーレンは動かない。

むしろ、どこか懐かしそうに微笑んだ。

そして、こう言った。
省14
254: 04/03(木)16:15 ID:ctLU4a1v(5/6) AAS
ヘッポコは、驚いた顔をした。

──次の瞬間、“勇者の亡霊”たちが、一瞬にして消えた。

まるで最初から存在しなかったかのように。

ヘッポコは、言葉を失った。

……だが、それ以上に驚いたことがある。
省7
255: 04/03(木)16:16 ID:ctLU4a1v(6/6) AAS
ヘッポコは、恐怖で体が震えている。

焚き火が、ぱちぱちと燃えていた。

しかし、彼の手足は凍えたように動かなかった。

フリーレンは、ゆっくりとヘッポコの肩に手を置いた。

そして、最後にこう呟いた。
省3
256: 04/03(木)19:42 ID:56TegVtp(2/3) AAS
そう言うとフリーレンはしゃがんでイキみ始めた。
フリーレン「ウーン、フウフウ」
プップリリッ。
マルシス「まあ美味しそうなウンコ。おもわず食べてしまいそうだわ」
257: 04/03(木)19:42 ID:56TegVtp(3/3) AAS
するとフリーレンはペニスパンツを履いてシュタルクに襲いかかった!

フリーレン「オラァ、ケツを出して力を抜けよ、ズブリ」
シュタルク「アッー!、女王様~、中に出して下さいー!」
258: 04/03(木)20:01 ID:ZZS+wfnj(1) AAS
ふみえスレに粘着している
 ♭音符休符採り 
ことへっぽこさんステキ💓
   
「私、♭音符休符採り のハンドルネームを使ってTikTokでカバー演奏と自作曲(一部)の演奏載せています。聴きに来ていただけたらと思います♪」 
  
2chスレ:owarai
259: 04/04(金)17:49 ID:dUkiIg5N(1) AAS
いつまでも続くんです
260: 04/04(金)20:01 ID:I9/KOPB+(1) AAS
そう言うとフリーレンはしゃがんでイキみ始めた。
フリーレン「ウーン、フウフウ」
プップリリッ。
マルシス「まあ美味しそうなウンコ。おもわず食べてしまいそうだわ」
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