【勇者SS】手違いで勇者になったんだが (143レス)
【勇者SS】手違いで勇者になったんだが http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/
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109: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:43:40.81 ID:n47eScPh 「おい、誰を殴っている? そいつはヌルスケというただのメダル収集家だ」 「何なんだよこれぇ!」 ヌルスケはボヤきながら立ち去って行った。 「さあ、時間の無駄だが始めようか」 「……それは、どういう意味でしょう?」 「言葉通りの意味さ、君たちでは何もできないうちに勝負が終わる」 「……!」 目を瞠るガガを見つめ、コロコロ表情の変わる子だなとヘッポコは思った。 「どうした?もう始まってるぞ? かかってこい」 ヘッポコは手のひらを上に向け指でこちらへと促す。 「念のため人払いをお願いします、サンザさん、行きましょう」 後ろに控える数名に周囲への安全を促したガガは、サンザと呼ばれた武道家の男と共に、ヘッポコへと向け構えた。 「はぁぁぁっ!」 サンザが地面を蹴る。 鍛え上げられた体から繰り出される拳撃は、ヘッポコの体をすり抜けた。 「異能体!?」 驚愕を顔に張り付けたサンザの背後に立つヘッポコ。 咄嗟に背後に感じる気配へ攻撃を放とうとするサンザ、しかしすでに彼の意識と体の連動は首筋に打たれた手刀によって断ち切られていた。 「!???」 サンザはバランスを崩し石畳に顔を打ち付ける。体の自由を失ったその事実にまだ意識が追い付いていないようだった。 「メラメー…きゃ」 呪文を詠唱するガガの手をヘッポコの手がひねる。 目にも止まらぬスピードでガガの前に移動し一瞬で彼女の関節を極めたヘッポコ、痛みに膝をつくガガをそのままに、彼は周囲を見渡す。 「今の一連の動きが見えた者はいるか?」 ヘッポコの問に、応えられる者はいなかった。 「魔王と戦うというのはこういう事だ。 その事が分かってもらえたかな?」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/109
110: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:53:05.08 ID:n47eScPh 「すばらしいです」 腕を極められた痛みに顔を歪めながらも、ガガはまっすぐにヘッポコを見つめる。 「?」 「これが……勇者様の加護の力なのですね……っ。 ヘッポコ様、もし今の力で足りないというならば私たちにもどうか加護をお差付けください」 「……」 ヘッポコはガガの手を離す。そして口を開いた。 「残念だがそれはできない」 「なぜです!?」 「俺の信頼が足りない」 「……ヘッポコ様の…信頼?」 「俺と君たちが十年来の親友と言うなら話は違うが?」 「……!」 ヘッポコの言葉を察して、ガガは黙る。 女神の加護の……否、勇者の加護を受けるために必要な制約はそれほど簡単ではないという事をガガは知る。 ヘッポコ様への信仰だけでは足りないのだ。 お互いが通じて初めて加護の力を得ることができる。 「……重ね重ね失礼いたしました」 ガガが道を開ける。 それに習うように背後の連合員達も道を開けた。 「ありがとう、君たちもその力をこの国を守るために使ってくれ、そうしてくれると俺も心強い」 「……はい」 どこか悔し気にガガは応えた。 自分の不甲斐なさか、考えの甘さか、勇者を一人で行かせてしまうことへか、ガガ自身それはよくわかっていなかった。 「ヘッポコ様」 ガガは遠ざかる背中に声をかける。 「どうか、お気をつけて」 ヘッポコは背中でその声を受け止めながらも、その瞳は魔王への憎悪の炎に燃え滾っていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/110
111: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:53:43.70 ID:n47eScPh カッコつけたものの結局魔王にはかなわずヘッポコは全裸にされてそのまま逆さ吊りにされてしまった おわり 次回からは「平安エロ絵巻」をお送りします http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/111
112: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:56:47.13 ID:n47eScPh すぐヘッポコは教会で復活した http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/112
113: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:57:28.00 ID:n47eScPh 教会に、ケンとララの姿はなかった。 神官にアナのことを託し、ヘッポコは教会を出る。 「また行くつもりか?」 教会の壁に身を預け、腕を組んだ司祭の男ユキノフがヘッポコの背中に語りかける。 ユキノフの言葉に、ヘッポコの歩みがピタリと止まった。 「…ユキノフ……妹のことは……すまなかった」 ヘッポコは背中越しに、水色の短髪の下に妹と同じ青い瞳を宿したユキノフに声を発した。 「よせ、あいつも望んでいった旅だ。 お前の所為じゃない」 「……でも」 「そんな事よりも、今すぐ行くつもりなのか?」 「…ああ、ケンとララ…それにヌルスケを助けないと」 ヘッポコが転生してから時間が経ち過ぎていた。 メダルを探しに行ったヌルスケの安否の確認もしなくてはならない。 「俺も手を貸すか?」 「……いや、確かにお前も加護を持ってるけど……お前の加護のレベルじゃ、正直足手まといにしかならない」 「正直に言ってくれるな」 ユキノフは自嘲気味に笑う。 「…すまん」 「…ほら」 ユキノフは一振りの剣をヘッポコに投げ渡す。 「!」 「この国の名工がヘッポコのために打った剣だ、古の勇者が使ったとかいう聖剣ナマクラーには及ばないだろうが、下手な剣よりはましだろ」 「…恩に着る」 世界でも指折りの職人が打った剣であることは、ヘッポコには手にしただけでわかった。 冒険の最中で集めた中から適当な剣を用意するつもりだったが、この剣ならばそのどれよりも優れている。 「頼んだぞ」 「ああ、必ず助けてみせる……女神様は無意味な試練を与えない。だろ? 今までだって何度もピンチは経験してる。 それを乗り越えるたびに俺達は強くなった。今回だって同じさ」 ヘッポコは微笑し、剣を背負うと、転移魔法ルーラを唱えた。 ヘッポコの体が浮き上がり、すさまじい加速とともに空を翔けていった。 「……女神様……どうか……勇者ヘッポコにご加護を……」 遠ざかるヘッポコ、その消えゆく夕暮れの空に、ユキノフは手を組み祈った。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/113
114: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 01:57:59.19 ID:n47eScPh ヌルスケ「メダルのためなら〜エンヤコラ〜っと。あっ、小さなメダルみっけ!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/114
115: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:08:32.34 ID:n47eScPh ▶︎▶︎早送り http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/115
116: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:09:11.04 ID:n47eScPh 激痛の対価 ヘッポコ拘束7日目 体が動かない。 三日前から始まった倦怠感はもはや体を動かそうとする気力すら奪い取っていた。 内蔵がキリで何度も突かれるような激痛を放ち。 脳は痛みの信号の後記憶が裂かれるような消失感にさいなまれる。 その隙間に、無残に殺された人々の顔が浮かぶ。 地獄としか言いようがなかった。 鼻や口から粘土の高い血が零れ落ち、それが液状化した内蔵であることに気が付く。 体は寒さに震え、神経を痛みと恐怖が満たす。 目が赤く染まる。 充血した毛細血管が裂け、血がこぼれだす。 息を吸ってもヒューヒューと肺が空洞化した音を立てた。 体が内側から急速に朽ちているのが実感できた。 早く終われとヘッポコは願う、この痛みと苦痛が早く去れと。 思い出が裂ける、内蔵が壊死する、呼吸ができず、血はこぼれだす、全身がぬめる。 一日続いた地獄の苦しみの中、やがてそんな苦痛すら感じなくなったころ 死んだ人々の顔が闇の中ぼんやりと浮かび、戦えと呼びかけられた気がした。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/116
117: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:18:08.88 ID:n47eScPh ◀︎◀︎巻き戻し http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/117
118: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:18:28.96 ID:n47eScPh ヘッポコ「男なら分かるだろ あんなものをゴミ箱に入れたら例え袋に入れていても臭うということが 女は知らないんだよな」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/118
119: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:20:24.01 ID:n47eScPh 衛兵「魔女の大軍が攻めてきました!」 大臣「何じゃと!王様!」 アリアハン王「ワシは眠いんじゃ、ヘッポコ達に退治させよ」 大臣「ははっ」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/119
120: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:22:12.45 ID:n47eScPh 王様の命を受け、ヘッポコ達は建設巨神イエオンで出撃した。 ヘッポコ「凄い数の魔女だな。よし、イエオン・ガンで掃討する!」 ケン「エネルギー良好」 ヌルスケ「妙だな。順調すぎるぞ、パワー・アップが」 ルイーダ『ヘッポコ、聞こえて?』 ヘッポコ「何だ? 聞こえる」 ルイーダ『雪ちゃんを守れなかった。ごめん』 ヘッポコ「何だと? 雪女が?」 ルイーダ『死んだわ』 ヘッポコ「バッキャロー!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/120
121: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:25:44.15 ID:n47eScPh ヘッポコ「戦争だああああ!!」 ヌルスケ「うむ」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/121
122: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:26:04.87 ID:n47eScPh 「ヘッポコ君、加勢するよ〜」 安倍ちゃんの搭乗するGディフェンサーがヘッポコ機の周りを飛び回る 「合体許可求む」 安倍ちゃんはここでヘッポコ陣営に加勢して民衆の支持率を上げる目論みである http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/122
123: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:26:24.50 ID:n47eScPh 安倍のGは桜の枝に引っかかり墜落した。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/123
124: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:27:08.36 ID:n47eScPh ヘッポコ「何をしている?各ビーム砲の弾幕が薄いぞ!」 ケン&ヌル「ういーっす」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/124
125: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:27:37.73 ID:n47eScPh 魔女ベジータ「ファイナルフラッシュ!」 魔女ンガーZ「ブレストファイャー!」 魔女のプーさん「ハチミツ泥棒!」 建設巨神イエオン「オゴゴゴゴゴオゴゴゴ!!!」 ヘッポコ「のわーーーーーっ!!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/125
126: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:27:57.01 ID:n47eScPh 魔女ピーチ「これで巨神が終わりとは思えん、魔女クッパを」 魔女兵「はっ!」 魔女クッパ「お呼びで?」 魔女ピーチ「亜空間飛行を掛け、巨神を包囲しろ」 魔女クッパ「しかし、既に巨神は……」 魔女ピーチ「万一の事がある。更に包囲を固めい!」 魔女クッパ「了解!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/126
127: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:29:37.44 ID:n47eScPh イエオンは溶けて崩れかけている! ヘッポコ「たちあがれー!たて!!!それでも古代の戦闘生物かー!!!!!」 イエオンは頭をぐぐぐっとあげると口を広げ口からレザービームを放った!!! ズドドド!!!! 魔女軍に命中!!! すべてを倒したか?!と思ったが爆炎の中から杖に乗った魔女たちが何万人と突撃してきた!! ヘッポコ「もう一撃だ!!!打ち込め!!!」 イエオンはどろどろと溶け崩れ落ちていく! ヌルスケ」腐ってやがる!」 ケン「早すぎたんだ!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/127
128: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:29:55.34 ID:n47eScPh ルイーダ『ヘッポコ、聞こえて?』 ヘッポコ「あぁ!? 今忙しいんだ!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/128
129: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:30:15.40 ID:n47eScPh プルルルルル… ヘッポコ「もしもし」 雪女「ヘッポコさん聞こえて?」 ヘッポコ「雪ちゃん生きとったんかワレ!?」 雪女「ルイーダさんが教会に連れてってくれ …あっ!…」 ヘッポコ「ん?雪ちゃん??」 ルイーダ「また守れなかった。」 ヘッポコ「何だと?まさか!」 ルイーダ「死んだわ」 ヘッポコ「バッキャロー!!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/129
130: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:31:49.52 ID:n47eScPh 神様は雪女様蘇生させた http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/130
131: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:32:10.31 ID:n47eScPh 僕のせいじゃない 官僚のせい http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/131
132: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:36:53.04 ID:n47eScPh ランダム△▽ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/132
133: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:37:04.36 ID:n47eScPh 老婆「軟膏ぬってー!」 ショッキリ「なんじゃと!?」 老婆「まんこうに軟膏ぬってーっ!」 そう言うと老婆は股を開いた。 ショッキリ「グロいものを見せるじゃないわ!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/133
134: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:41:08.84 ID:n47eScPh 0001 創る名無しに見る名無し 2019/02/16(土) 00:51:12.89 前回の主な登場キャラ 【ヘッポコ】 勇者を目指す少年。重力魔法『ボッシュート』を使う。使い魔『ミステリハンター』を放つ事も。『異能遺伝子』を持ち、敵の攻撃や魔法を身体が勝手に反応してかわし、生存能力が高い。 【ヌルスケ】 不思議なメダルの収集家。メダル王に授かった力で不思議な力や不老不死などを手にしている 。 【ケン・リュックマン】 擬人化する謎の武器『ルシール』(有刺鉄線を巻き付けたバット)を手にした顔がリュックの亜人。ヘッポコの親友。 【ララ】 悪霊であり魔族の娘 。妖婆の孫。 ヘッポコの友達。 【アナ】 デーモン族の娘でマセガキ。呪文『ウロタトモカーオ』(芸術的爆発地獄)を習得したがっている。 ヘッポコの友達。 【妖婆】 この世の再構築を図る魔族の老婆 。不老不死を手にいれ、再びこの世の覇権を手にいれようと企む。 【女神】 美しい姿の神。ヘッポコに進むべき道を助言するが、その真意は…。 【パズス】 熱風と風、大気を司るかっこいいよね魔神。身体をイナゴの群れに変えたり自由に擬態化させることができる。美女だが金玉が付いている。 【邪神ヴァギナ】 魔王の魂を封印した穴(自身の膣)を大地に突き出した太古の巨神。ショッキリ神社の力を借りたヘッポコのテラボッシュートで倒されるが?? 【冥王ハデス】 冥府の支配者。死者の国の神。好戦的で戦闘狂。ゼウス、魔王と三つ巴の力を持つ。 【ゼウス】 天界の頂点にたつ全知全能の神。魔界とは不可侵条約を結び平和を作る。 【魔王】 ゼウス、ハデスのライバル。 魔界の王。 【執事】 魔王の右腕。魔術の達人。 【マオ】 魔王の娘。テンション高めのギャル。 【ロコ】 ゼウスの孫。美形の少年。 【破壊神ムドー】 全世界の大気、生命、大地、炎、氷、すべてを思いのままに操ることができる支配者。 前スレ 【リレー小説】勇者ヘッポコと冒険者ヌルスケ part1 http://itest.5ch.net.../mitemite/1545328401 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/134
135: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:45:49.25 ID:n47eScPh そしてヘッポコは盾の悪魔と呼ばれるようになった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/135
136: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:46:12.38 ID:n47eScPh ヘッポコはジョーマ城へ行き、大魔王ジョーマに盾をぶつけた ヘッポコの攻撃は大魔王にクリーンヒットした。 その瞬間、ジョーマが纏っている闇の衣が剥がれた ジョーマ 「えぇえぇ!?」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/136
137: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:46:31.34 ID:n47eScPh 闇の衣の中から年老いた老人が現れた。 「私はジョージ…大魔王ジョーマなる者に拉致られ 長い間…ここに幽閉されておったのじゃ…」 そう言うとジョージは静かに目を閉じた。 「妻のマリアに伝えてくれ…すまなかった、そして愛していると…」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/137
138: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:47:14.12 ID:n47eScPh ジョージはヘッポコに語り終わると風の中に消えていった。 そしてジョーマ城もまた、跡形もなく消え去った。 ジョーマ城とは、ジョージの意識が生み出した幻だったのだ。 ヘッポコ「……。」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/138
139: 創る名無しに見る名無し [] 2023/11/25(土) 02:47:33.62 ID:n47eScPh ちなみにジョージの本名はヘンリーだ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1624727508/139
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