ネコリブ! (77レス)
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1: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:14:54.53 ID:hmEcuuPS ここは犬人間の町。 犬人間達は何も疑わず、社会の定めに従順に生きていた。 しかしある日、主人公『中田ポチ』はひょんなことから不思議なサングラスを拾う。 そのサングラスを通して見た町は、猫のような姿のエイリアン達が犬人間に紛れて社会を支配していた。 ジョン・カーペンター「ゼイリブ」みたいな感じで、出来るだけほのぼのお願いします。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/1
2: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:16:24.80 ID:hmEcuuPS ボクの名前は中田ポチ。 明るい社会の歯車さ! さぁ、今日も元気に働きに行くわんわん! http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/2
3: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:19:39.19 ID:hmEcuuPS ポチが会社に行く途中、警官が地面を見ながら何か探し物をしていた。 ポチ「何探してるんですかわん?」 警官「いやぁ。ちょっと大切なサングラスを落としてしまってねぇ」 ポチ「それは大変だ」 警官「よかったら一緒に探してくれないかなぁ」 ポチ「ごめんなさい。これから会社に行くところなので時間が……」 警官「そうかい、それじゃしょうがないねぇ。気にしてくれてありがとう」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/3
4: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:22:19.74 ID:hmEcuuPS ポチが会社へ向かって歩いていると、電柱のたもとにサングラスが落ちているのを見つけた。 ポチ「あれ? これじゃないのかなぁ、おまりさんのサングラスって」 それは落ちているというよりは誰かが置いたようにも見えた。 ポチ「今は時間がない。会社帰りに交番に届けてあげよう」 そう言ってポチはサングラスをポケットにしまった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/4
5: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:26:42.28 ID:hmEcuuPS 会社に着くと、ポチは今日も張り切って仕事をした。 何の部品になるのかもわからない変な形のものの設計図を整理し、 どういう数字かよく知らない数字をパソコンに打ち込んで行く。 まぁ、何かの電化製品が作られて、どこかの量販店で売られるんだということだけは確かだった。 それが国内なのか国外なのかは知らないが。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/5
6: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:30:27.65 ID:hmEcuuPS 同僚の犬山リカが通りがかりに話しかけて来た。 リカ「あら、中田さん。ポケットに何入れてるの?」 ポチは好意をもってる犬山さんに話しかけられ、緊張しながら答えた。 ポチ「あっ、そうだ。今朝サングラスを拾ったんですよ。帰りに交番に届けるつもりなんですけどね」 リカ「へぇ、中田さんがサングラスかけたとこ、ちょっと見てみたいわね」 ポチ「え〜?(照笑)」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/6
7: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:32:11.38 ID:hmEcuuPS リカ「かけてっ☆ かけてっ☆」 ポチ「そんな『ぶっかけてぇ〜』みたいな……(笑)」 リカ「は?(真顔)」 ポチ「いやいやいや何でもない何でもない。かけますかけます!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/7
8: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:37:13.78 ID:hmEcuuPS ポチはサングラスをかけると犬山リカの顔を見た。 リカ「わぁ、似合わな〜い」 意地悪くそう言いながら笑うリカは、やっぱり可愛いかった。 白と黒の垂れ耳も、大きな口から出たピンク色の舌も、熱いよだれもチャーミングだ。 サングラスをしていると、そんなわけもないのにこちらから一方的に覗き見しているような、 まるでお風呂を覗いているようなドキドキ感があり、なんか楽しかった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/8
9: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:38:04.61 ID:hmEcuuPS リカ「今日一日サングラスして仕事してみたら? 面白いかも」 ポチ「面白い? エヘヘ。じゃ、そうしちゃおっかな」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/9
10: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:41:03.80 ID:hmEcuuPS すると向こうのデスクから立ち上がり、課長が近づいて来た。 課長「何だねチミは! そんなものをかけて仕事するなよふざけてんのか」 ポチ「課長、顔が笑ってますよ」 課長「いや、なんかね。面白いなとは思ってね。ウヒヒ。いいかもしんない。今日一日それで仕事してみたら?」 リカ「面白いですよね、ハッ、ハッ、ハッ!」 ポチ「参ったなぁ」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/10
11: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:43:37.38 ID:hmEcuuPS しかしポチは次の瞬間、自分の目を疑う。 仕事場に部長が入って来たのだ。 部長「課長、例の書類はまとまったかね?」 課長「あ、ハイ! もう既に出来ておりますでござります」 部長はポチのほうを見ると「ん?」と声を漏らした。 部長「なんだね君? 私の顔に何かついているのかね?」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/11
12: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:47:06.03 ID:hmEcuuPS ポチ「いっ、いえっ!」 そう答えたが、顔に何かついているどころの話じゃなかった。 部長の顔は、初めて見る生き物、というよりは化け物だった。 尖った耳、丸く潰れたような顔、小さいマズルの中から覗く細く鋭い牙、ざらついた舌…… 何よりその異様に大きく恐ろしい目つきにポチは怯えた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/12
13: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:48:08.76 ID:hmEcuuPS 部長「なぜ会社でサングラスなんかかけているんだ。外したまえ」 ポチ「はっ、はいっ!」 サングラスを外すと目の前にいるのはいつものブルドッグの部長だった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/13
14: 創る名無しに見る名無し [] 2020/04/28(火) 17:49:30.61 ID:hmEcuuPS 不思議に思い、ポチはサングラスをかけたり外したりを繰り返した。 サングラスを通して見ると、部長はやはり目の大きすぎる化け物で、 サングラスを外して見るといつものブルドッグだ。 ポチ「なんだこりゃ……」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/14
15: 創る名無しに見る名無し [sage] 2020/04/28(火) 18:05:50.12 ID:hmEcuuPS ★どなたかあとよろしくお願いします。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1588061694/15
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