こんな「北斗の拳外伝」書きたい!人のスレ (75レス)
こんな「北斗の拳外伝」書きたい!人のスレ http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/
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31: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 01:38:51.06 ID:PnzV5U96 「エヴァンゲリオン初号機、発進!」 第二指令室で葛城ミサトはそう叫んだ。指令室全体の空気は緊張で張りつめている。 ミサトの合図とともに、正面の巨大モニターにはカタパルトに乗せられたエヴァ初号機が勢いよくレールを上昇する姿が映されている。 「ミサト、本当にこれで大丈夫なの?」 赤木リツ子は冷たく言った。まるで心配などしていないかのようだ。 もちろんミサト自身にも確信らしきものは何一つなかった。 現状のネルフには、出現した巨人たちに対抗しうる戦力は、エヴァ初号機しか存在しないのだ。 エヴァ2号機は妖怪奈落の瘴気によって完全に穢され、コアは機能停止状態。 パイロットである惣流アスカラングレーも精神汚染が重篤化し、さらに妊娠していることが明らかになった。 既に0号機はパイロットごと爆破して失われている。 「・・・シンジ君、敵は帝都第22区東通りを中心に、官庁街へと集結中!15メートル級13体、7メートル級50体前後、4メートル級無数!」 コクピットの中に、指令室からの状況報告の声が響き渡る。シンジはそれを醒めた表情で聞いた。 既にシンジには希望が失われている。それは2号機とアスカの惨状を目の当たりにした時に悟った。 見せかけの希望に縋りついても、それを失う不安にさいなまれ、結果、アスカは壊れてしまったのだ。そして綾波もまた。 これは決してズリネタ二人を失った中学二年生の悩みというだけではない。 「わかったよ。朱雀大通りから都道189号線を抜けるルートで進むよ」 ぞんざいな口調でシンジは応えると、エヴァ初号機を一機に走らせた。 すでにS2機関搭載モデルとなったエヴァ初号機は、アンビリカルケーブルなしでの自由行動が可能なのだ。 「シンジくん、気を付けて!敵はね、ただの巨人じゃないの!」 ミサトさんの声だった。その声は悲壮に聞こえた。 いつも通り押し寄せる巨人たちの群れを、エヴァ初号機で撃退する、シンジはそう思っていた。 それはアスカが妖怪奈落の瘴気に充てられ、孕まされた挙句に心を壊されたその日も同じだった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/31
32: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 01:40:21.27 ID:PnzV5U96 帝都は、28号ことAKIRAによって徹底的に破壊されてから30年、かつての廃墟が嘘のように壮大なネオポリスとして生まれ変わった。 だがそれから間もなく、どこからともなく出現してやってくる使徒、および巨人たちに悩まされるようになる。 帝都はそういった外敵たちを撃退するために、都市周縁に巨大な壁をつくり、さらに帝都防衛のための軍事組織を作り上げたのだ。 その一つが汎用人型決戦兵器エヴァシリーズを運用するネルフであり、 さらにもう一つは天帝自らの直轄軍である、帝都の軍、すなわち元斗、北斗、南斗の軍勢たちだ。 帝都六大門を守衛する南斗計百八派の軍勢と、天帝麾下の親衛隊である元斗、そして特殊工作や破壊工作を旨とする北斗。 だが近頃、南斗は複数の派閥に四散分裂して互いに争い、北斗は正統伝承者が行方不明(一説には幼女誘拐および法定強姦罪で逮捕され、脱走したとも) 元斗は軍部内の組織的な脱税および裏金作りと、行き過ぎた政界工作を行い、それらの件で帝都特別捜査の監査が入り、組織は機能停止状態に陥っているのだ。 「今回はねシンジくん、ただの巨人だけじゃないの。60メートルを優にこえる超大型巨人が・・・」 ミサトさんの声が届く。同時にシンジは目指す先に、巨人たちの群れが町を破壊している光景をとらえた。 距離、約7500メートル。エヴァ特製の巨大迫撃砲の充分な射程だ。 シンジは迷うことなくトリガーを引いた。それとともに一分間で実に400発もの榴散弾を打ち出す巨大な砲が唸りを上げる。 ターゲットモニターには、榴散弾の炸裂とともに巨人たちが肉片へと細切れになる様子が見えた。 かつて、巨人を倒すには、うなじの下、首筋の場所を切断することのみが唯一の手段だと考えられていた。 だが武器の近代化、巨大化によって、巨人たちの肉体を(急所ごと)破壊しきることで巨人を倒すこともまた、可能であることが分かった。 エヴァシリーズ搭載の武器は、基本、この路線を踏襲している(プログレッシブナイフのみ別)。 「シンジくん聞いてるの?超大型巨人はね・・・」 ミサトさんの声は、もはや絶叫に近かった。だが同時にシンジは、その超大型巨人の姿を遠方に捉えていた。 まるでそれ自体が動くビルであるかのような、恐るべき巨体。その影が爆発の煙の奥でゆっくりと蠢いてる。 勝てる、とシンジは思った。前にも超大型巨人を打倒したことがあるのだ。 だがその戦いで、随伴していた鎧の巨人によって綾波は殺されてしまったのだが。 シンジは迫撃砲の残りの弾丸を全てその超大型巨人に打ち込んだ。 周囲の巨大ビル群が、その爆発の煽りを受けて崩壊してゆく。おそらく中にいる人間の大半はそれで死んだだろう。 おそらく数千の犠牲をだしながら、それでもシンジは超大型巨人への攻撃の手を緩めない。 背中に背負ったバズーカの弾丸を、これでもかと打ち込み、それとともに超大型巨人との距離を詰めて行く。 距離、約2000メートル。モニター画面にはそう表示される。 そして煙が晴れて行く。エヴァ初号機は、その先で蠢く超大型巨人に向かって、プログレッシブナイフを大きく振り上げる。 こいつだけはこの腕で切り殺してやりたい、シンジはそう思っていた。 アスカは妖怪奈落にやられたとはいえ、そもそもその原因となったのは、この超大型巨人のせいなのだ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/32
33: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 01:42:18.76 ID:PnzV5U96 「気を付けてシンジくん!その超大型巨人はね、ケンシロウなの!」 ミサトが叫んだその瞬間、シンジは超大型巨人を目の前に飛び出していた。 そしてその超大型巨人の胸には、先ほどアミバに刻まれたばかりの、北斗七星をかたどった七つの傷があった。 その顔は・・・シンジもよく知っている顔であった。それは紛れもなく、霞拳四郎ことケンシロウ(早乙女乱馬)のそれであった。 エヴァ初号機の振り下ろしたプログレッシブナイフは、ケンシロウの咽喉元を性格に貫いた・・・はずであった。 だが、それはまるで霞を切ったかのように、何ら手ごたえを感じさせなかった。 え?と、シンジは戸惑う。 その瞬間、超大型巨人の肉体から、すさまじい闘気が発せられ、それがまるで濃い煙のようにシンジの視界を奪った。 「まずい!」 完全にやられた、とシンジは思った。北斗神拳には究極奥義として夢想転生なる奥義があることを、シンジは知っていた。 今、ケンシロウが用いたのも、おそらくそれだろう。そして、シンジは死を覚悟した。 「・・・?」 だが、何も起きなかった。ケンシロウが発した濃く白い煙だけが辺りに漂う。 それは風により、徐々に晴れてきた。 そして、ケンシロウの肉体はそこから忽然と消えていた。まるで初めから何もいなかったかのように。 残りの雑魚巨人たちは、元斗近衛兵団を中心にして駆逐されていった。 その様子をシンジは、エヴァ初号機の中から茫然と見守っていた。 いったい、今何が起こりつつあるのか、まるで分らないままに。 帰還命令を告げるミサトさんの声など、まるで耳に入ってこなかった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/33
34: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 15:18:53.87 ID:PnzV5U96 ケンシロウは目覚めた。そこはどこかわからない、真夜中の大都会のど真ん中、ビル建設予定地らしき工事現場だった。 その資材置き場の空き地に、ケンシロウは仰向けに横たわっていた。 ケンシロウは全裸だった。そして肉体はお湯をかけられたわけでもなかったのにいつのまにか男に戻っていた。 さらに不思議なことに、小菅収容施設でアミバらにリンチを喰らった際、切断された両手足はいつの間にか元通りに戻っていた。 ケンシロウは仰向けに横たわったまま、自分の右手を空に向かって突き出してみた。 間違いない、これは自分の腕だ。だが、修行時代に作った右手甲の古傷などが、完全に消えていた。 そう、右腕は、文字通り「再生」したのだ。一度切断され、その後まるでトカゲの尻尾のように、再び生え変わったのだ。 おそらくそれは左手も、両足もそうだ。 ケンシロウは上半身を起こした。そして己の股間を見た。そこには男の証である男根が、静かにぶら下がっている。 だが、ここでケンシロウは慄然とした。自分の鍛え抜かれた肉体の、その分厚い胸板に、あの北斗七星を模った七つの傷が残されている。 あの時、アミバがケンシロウに刻んだ傷だ。 アミバはあのとき言った。「秘孔の実験台になってもらうぞ」 おそらく、その時に刻まれた傷なのだろう。 そしてそれは、北斗神拳においては完全未知の秘孔であった。 東洋医術の天才、アミバが学問的探究の末に発見した、新しい秘孔なのだろうか? ケンシロウは立ち上がった。 あれほどリンチを喰らったにもかかわらず、痛みは特になかった。 全身が気怠い他は、体に異常はない。 いや、正確に言えばケンシロウの肉体は異常だらけなのだが。 水をかければ女になり、お湯をかければ男に戻り、満月の夜に巨大な猿(全長150メートルクラス)になり、 新月の夜には半妖になり、そしてアミバの人体実験によって今度は60メートル級の大型巨人に変身できてしまうのだから。 ケンシロウは超大型巨人になっていたときの記憶を覚えていた。 これは巨大な猿に変身したときとは違う。巨大に猿に変身したのは人生で二度ほどしかないのだが、 このときは香港とクアラルンプールを完全に壊滅させてしまったにもかかわらず、まったく記憶がなかった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/34
35: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 15:19:41.55 ID:PnzV5U96 超大型巨人になったとき、ケンシロウは激情に駆られていた。 記憶はある、だが理性を持って己の欲望や感情を制御できないヴァ―サーカーモードになっていた。 それゆえに湧き上がる憤りのままに、女状態だった自分を犯した囚人どもを皆殺しにしてしまったのだ。 そして、小菅を脱出したのち、何故か本能がある場所を攻撃するように己に仕向けた。 ケンシロウは走った。官庁ビル第140号館へ向けて。そこは国家安全保障省技術開発研究所本部だ。 北斗の男である彼は、その事実だけは知っていた。だが、なぜ自分がその場所に対してそこまでの激情に駆られるのかは、皆目見当つかなかった。 そしていつの間に、ケンシロウに付き従う巨人たちが、官庁街を襲っていた。 それはケンシロウの意図したことではなかった。 官庁街に集う人を襲っては喰らい、ビルを破壊し、大暴れする巨人たち。 ケンシロウはそれを横目で見つつも、何故かそれに対して何も思いは芽生えなかった。 ただひたすら第140号館の、その中の何かに対して強烈な破壊衝動だけが彼を動かしていた。 エヴァンゲリオン初号機が現れるまでは。 「・・・とりあえず、服を探さなきゃな」 ケンシロウは立ち上がると、すぐそばにあったプレハブの建物の扉を開けた。 カギがかかっていたが、そんなものは北斗神拳の前には、まったく無力だ。 指先一つでカギをダウンさせ、ケンシロウは中に入る。 そこには工事現場の作業着やヘルメット、ブーツなどが都合よく吊るされていた。 ケンシロウは適当に見繕って作業着とズボンを着込み、厚手のブーツを履いた。 東北大震災復興支援のための募金箱が、そこにあった。作業員たちの善意の金が、そこに詰まってかなり重い。 ケンシロウは「すまない」と一言謝り、箱を破壊して中のお金を奪った。おそらく合計数万はあるだろう。 当面の逃亡資金はこれで賄えるはずだ。 さて、どこへ行こうか?とケンシロウは思った。 まずはじめに浮かんだのは、愛する妻である浅倉南の顔だった。 少し気が強く、それでいて可愛らしい妻。 会いたい、そして抱きしめたいと思った。 だが、そもそも今回の旅は、女に変身しなきゃ欲情できない自分の体質を治すために、 ユリアなる謎の女の小便を探す目的だったはずだ。 ならば、ユリアなる女を探さなければなるまい。 「待っててくれよ、南。男の体で君を愛せるようになって、必ず戻るからな!」 ケンシロウはそうつぶやくと、こぶしを強く握りしめた。 そして小屋の扉を開け、暗闇へと飛び出して行った。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/35
36: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/09/05(木) 15:38:59.16 ID:PnzV5U96 「・・・だからね、シンジくん。ケンシロウは、アダムとして覚醒してしまったのよ」 ミサトさんはベッドの上から体を起こすと、スツールの座面に置いてあったタバコに手を伸ばした。 「ミサトさん、タバコを吸うようになったんですか?」 シンジはベッドの上に横たわったまま、そう尋ねた。 「ううん。タバコを吸うのは、こういうことをした時だけなのよ、シンジくん」 ミサトはそう言うと、タバコを口にくわえてライターで火を点けた。 「じゃあ、ミサトさんのタバコを吸っている姿を見れるなんて、ボクはラッキーなんだね」 シンジがそう言うと、ミサトは軽く笑った。取り乱した髪の下で、ミサトの乳房が軽く揺れる。 先ほどまでシンジは、その乳房の間に顔を埋めながら、ミサトの肉体を攻めたてていたのだ。 ミサトの熱い蜜壷の中に、シンジの怒張したペニスが突き入れられるたびに、ミサトはあえいだ。 シンジの腕の中で幾度も絶頂に達したミサト。それは指令室では決してみせることのない、ミサトのありのままの姿だった。 おそらく加持さんも、こうしたミサトさんの姿を幾度も見たのだろう。 そして加持さんも、今のシンジと同じように、幾度もミサトさんの中に射精したのだろう。 そう思うと、シンジくんは加持さんに、軽く嫉妬した。 すでに加持さんは死んだ。もうこの世にいない。だからこそ、この嫉妬は決して解消されないだろう。 たといシンジがミサトをいくら抱いたとしてもだ。 シンジはその思いを振り払うように尋ねた。 「ケンシロウがアダムとして覚醒したって、どういうことです?」 ミサトはタバコを吸いながら、しばし無言だった。吐き出した煙の行方を、感情の無いまなざしで見つめている。 シンジはミサトのその姿を見て、何故だか再び欲情を覚えた。先ほどまであれほど抱き合ったのにも関わらず。 するとミサトは突然、シンジに覆いかぶさり、シンジにキスをした。 そのまま舌でシンジを口を割り、前歯と歯茎、そしてシンジの舌を舐め、絡める。 シンジはミサトのタバコのにおいの混じった吐息を感じながら、ミサトのされるがままにさせておいた。 ミサトはキスをつづけながら、シンジのペニスに手を伸ばす。 すでにある程度固くなったシンジのペニスを握りしめたミサトは、軽くしごきながら、 「あら?シンちゃん、もう元気になってるの?」 と、少し茶化すように言い、笑った。 「誤魔化さないでくださいよ、ミサトさん。さっきの質問に答えてくださいよ」 シンジは少しすねたように抗弁する。だがミサトはシンジのペニスをしごきながら答えた。 「シンジくん、あなた男の子でしょ?男なら、セックスで女の口を割らせてみなさいよ」 そう言ってミサトは、シンジの首筋にキスをし、なめまわす。 シンジは憤然とした。そして体を起こすと、ミサトをベッドの上に仰向けさせ、強引にミサトの中にねじ込んだ。 うっ!とミサトは呻く。ミサトの局部も既に熱く潤っていた。 シンジはその熱い粘膜の中に、叩き付けるように己のペニスを突き入れた。 ミサトはあえいだ。あえぎながら、 「そうよシンちゃん、もっと、もっと私を嬲って!」 ミサトはすぐに絶頂に達した。だがそれでもシンジを咥えこんだまま、尚もシンジを誘う。 夜が、更けてゆく。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1377845529/36
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