こんな「北斗の拳外伝」書きたい!人のスレ (75レス)
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31: 2013/09/05(木)01:38 ID:PnzV5U96(1/6) AAS
「エヴァンゲリオン初号機、発進!」
第二指令室で葛城ミサトはそう叫んだ。指令室全体の空気は緊張で張りつめている。
ミサトの合図とともに、正面の巨大モニターにはカタパルトに乗せられたエヴァ初号機が勢いよくレールを上昇する姿が映されている。
「ミサト、本当にこれで大丈夫なの?」
赤木リツ子は冷たく言った。まるで心配などしていないかのようだ。
もちろんミサト自身にも確信らしきものは何一つなかった。
現状のネルフには、出現した巨人たちに対抗しうる戦力は、エヴァ初号機しか存在しないのだ。
省15
32: 2013/09/05(木)01:40 ID:PnzV5U96(2/6) AAS
帝都は、28号ことAKIRAによって徹底的に破壊されてから30年、かつての廃墟が嘘のように壮大なネオポリスとして生まれ変わった。
だがそれから間もなく、どこからともなく出現してやってくる使徒、および巨人たちに悩まされるようになる。
帝都はそういった外敵たちを撃退するために、都市周縁に巨大な壁をつくり、さらに帝都防衛のための軍事組織を作り上げたのだ。
その一つが汎用人型決戦兵器エヴァシリーズを運用するネルフであり、
さらにもう一つは天帝自らの直轄軍である、帝都の軍、すなわち元斗、北斗、南斗の軍勢たちだ。
帝都六大門を守衛する南斗計百八派の軍勢と、天帝麾下の親衛隊である元斗、そして特殊工作や破壊工作を旨とする北斗。
だが近頃、南斗は複数の派閥に四散分裂して互いに争い、北斗は正統伝承者が行方不明(一説には幼女誘拐および法定強姦罪で逮捕され、脱走したとも)
省22
33: 2013/09/05(木)01:42 ID:PnzV5U96(3/6) AAS
「気を付けてシンジくん!その超大型巨人はね、ケンシロウなの!」
ミサトが叫んだその瞬間、シンジは超大型巨人を目の前に飛び出していた。
そしてその超大型巨人の胸には、先ほどアミバに刻まれたばかりの、北斗七星をかたどった七つの傷があった。
その顔は・・・シンジもよく知っている顔であった。それは紛れもなく、霞拳四郎ことケンシロウ(早乙女乱馬)のそれであった。
エヴァ初号機の振り下ろしたプログレッシブナイフは、ケンシロウの咽喉元を性格に貫いた・・・はずであった。
だが、それはまるで霞を切ったかのように、何ら手ごたえを感じさせなかった。
え?と、シンジは戸惑う。
省12
34: 2013/09/05(木)15:18 ID:PnzV5U96(4/6) AAS
ケンシロウは目覚めた。そこはどこかわからない、真夜中の大都会のど真ん中、ビル建設予定地らしき工事現場だった。
その資材置き場の空き地に、ケンシロウは仰向けに横たわっていた。
ケンシロウは全裸だった。そして肉体はお湯をかけられたわけでもなかったのにいつのまにか男に戻っていた。
さらに不思議なことに、小菅収容施設でアミバらにリンチを喰らった際、切断された両手足はいつの間にか元通りに戻っていた。
ケンシロウは仰向けに横たわったまま、自分の右手を空に向かって突き出してみた。
間違いない、これは自分の腕だ。だが、修行時代に作った右手甲の古傷などが、完全に消えていた。
そう、右腕は、文字通り「再生」したのだ。一度切断され、その後まるでトカゲの尻尾のように、再び生え変わったのだ。
省17
35: 2013/09/05(木)15:19 ID:PnzV5U96(5/6) AAS
超大型巨人になったとき、ケンシロウは激情に駆られていた。
記憶はある、だが理性を持って己の欲望や感情を制御できないヴァ―サーカーモードになっていた。
それゆえに湧き上がる憤りのままに、女状態だった自分を犯した囚人どもを皆殺しにしてしまったのだ。
そして、小菅を脱出したのち、何故か本能がある場所を攻撃するように己に仕向けた。
ケンシロウは走った。官庁ビル第140号館へ向けて。そこは国家安全保障省技術開発研究所本部だ。
北斗の男である彼は、その事実だけは知っていた。だが、なぜ自分がその場所に対してそこまでの激情に駆られるのかは、皆目見当つかなかった。
そしていつの間に、ケンシロウに付き従う巨人たちが、官庁街を襲っていた。
省24
36: 2013/09/05(木)15:38 ID:PnzV5U96(6/6) AAS
「・・・だからね、シンジくん。ケンシロウは、アダムとして覚醒してしまったのよ」
ミサトさんはベッドの上から体を起こすと、スツールの座面に置いてあったタバコに手を伸ばした。
「ミサトさん、タバコを吸うようになったんですか?」
シンジはベッドの上に横たわったまま、そう尋ねた。
「ううん。タバコを吸うのは、こういうことをした時だけなのよ、シンジくん」
ミサトはそう言うと、タバコを口にくわえてライターで火を点けた。
「じゃあ、ミサトさんのタバコを吸っている姿を見れるなんて、ボクはラッキーなんだね」
省31
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