【小説】ドラゴンクエスト【SS】 (18ﾚｽ)

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1: 創る名無しに見る名無し [sage] 2013/02/10(日) 16:07:33.20 ID:QzBl3JuK ドラクエ4コマ漫画のスレはあるけれど文章も読んでみたい ドラクエの小説やSSを募集中 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1360480053/1

2: 創る名無しに見る名無し [] 2013/02/10(日) 17:49:50.54 ID:11LsABpa 「ゲームばっかりやってないで、ちょっとは勉強しなさい」 勇者さまを気取っていた>>1は、母の突然の呼びかけにより、現実に引き戻された。 ここは魔物が蠢くダンジョンではなく、自宅の>>1の部屋。 ポテチを頬張り十六茶を飲みながら、>1は今日もレベルアップに奔走していたのだ。 >>1は母の呼びかけに、苛立ちを覚えた。 確かに自分が今、どうしようもなく追いつめられていることは知っている。 学校でのイジメとシカト、友人は一人もおらず、女子からは裏でキモイと噂され、完全に孤立。 もう、ドラクエの世界にしか、>>1は居場所を見いだせなくなっていたのだ。 >>1は苛立った。せっかく現実逃避をしてドラクエの世界に浸かっていたというのに。 「うっせーんだよ、ババア！」 そう叫んだ>>1は、手近にあった十六茶のペットボトルを母親に向かって投げつけた。 ペットボトルは母親の額に当たり、中身をぶち撒けながらフローリングの床を転がってゆく。 >>1は一瞬、心が痛んだ。だがそれを振り切るようの大声で叫ぶ。 「出てけよババア！うぜえんだよっ！」 母は無言でしゃがみこみ、床に転がっている十六茶のペットボトルを拾い上げる。 つけていたエプロンを外し、それで床にこぼれたお茶をふき取る。 その母の姿に、>>1はさらに苛立ちを募らせた。 「余計なことすんじゃねーよ！とっとと出ていけよ！」 >>1は再び叫んだ。そういってテレビのコントローラーを母に投げつける。 それは母の肩に当たった。母は小声で「痛い」とつぶやき、立ち上がるといそいそと>>1の自室から出ていった。 母が階段を降りる足音がかすかに聞こえる。 心なしか、母の嗚咽している声も聞こえたような気がした。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1360480053/2

4: 創る名無しに見る名無し [] 2013/02/12(火) 16:40:09.24 ID:k0Ltz8il 「ホイミ！ホイミ！」と>>1は叫んだ。>>1の目には涙が浮かんでいる。 >>1が呪文をかけているのは、自分のチンポだった。 それはことのほか小さく萎びていて、まさに粗チンというべき情けないチンポ。 だが、今の問題はそこではないのだ。>>1が泣きそうになりながらホイミを連発しているその理由……。 >>1のチンポが勃起しなくなったのだ。 ……今日も今日とて、エロ動画を閲覧しながらオナニーをしようと思った>>1。 お気に入りのローラ姫のAVで一発ヌいてやろうと息巻いていた。 画像には竜王のたくましい腕に抱かれてあえいでいるローラ姫の艶姿。 竜王が力強く突き入れるたびに、あん、ああん！という可愛らしい喘ぎ声が。 最後に竜王さまはローラ姫の顔面に大量に放出して終わるのだが、 それまでにローラ姫は幾度もアクメを味わい、快楽のあまり失神してしまうのだ。 それはそれは素晴らしいAVであり、>>1のコレクション（大半はロリ）の中でも三本指に入るお気に入り。 >>1は己のチンポ（短小包茎）を引っ張りだし、画面をじっとりと眺めながらチンポ（短小以下略）を刺激し始める。 だがおかしい。今日に限って>>1の小さいチンポはまったくの無反応なのだ。 画面ではローラ姫が竜王の巨大な逸物を一生懸命しゃぶりあげている中々のシーン。 ローラ姫は竜王の逸物にキスしながら舌で舐めあげ、さらにその先端を口に含む。 竜王はここで一発射精し、それをローラ姫は全部顔面で受け止め、垂れた精液を舌で舐め、うっとりとした表情。 本来ならこのあたりのところで、>>1の粗末なおちんちんも一発ぶっ放すのだが。 なぜだろう、今日の>>1のおちんちんは、まったくの無反応。 それから数分して、>>1はようやく事態を悟った。 >>1の粗末なおちんちんは、もはや勃起することがないままその使命を終えてしまったということを。 ロトの血を引くものは、>>1を最後に、二度と生まれなくなったということを……。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1360480053/4

5: 創る名無しに見る名無し [] 2013/02/12(火) 16:40:49.31 ID:k0Ltz8il 「……ホイミ！ホイミ！」 >>1は尚もちんぽに向かって回復呪文を唱えている。 だが、チンポは全く反応しない。>>1の下腹部にだらしなく横たわったまま、微動だにしない。 二度とガッチガチにいきり立つことがない、相棒の悲しき死……。 >>1は泣いた。声をあげて泣き始めた。 無情にも画面では、竜王さまがローラ姫のヴァギナに生本番中出しを決めたところだった。 ローラ姫の中から抜きはらった竜王のそれは、大量の精液を吐き出したにも関わらず、尚も隆々と勃起している。 それはまるで>>1に見せびらかすかのように、画面の中で悠然と揺れた。 一方、大量に中出しされたローラ姫のまむこからは、愛液に混じった竜王の白濁液がだらりと流れ出てきていた。 だが、>>1のちんぽはもはや何の反応も示さなかった……。 ……どれくらいの時間が経過しただろうか。すでに夜中になっていた。 >>1は下半身丸出しのまま、床に転がっていた。もちろんチンポは萎びたままだ。 >>1の表情は憔悴しきっていた。無理もない、ホイミの呪文をあれほど連発したのだ。MPはとっくにゼロになっていた。 ふと、>>1は思った。復活の呪文があるじゃないか、と。 >>1は立ち上がると、テレビのリモコンとLANケーブルをケツの穴にねじ込んだ。 その状態で奇妙な踊りを踊り始める。こうすれば、トランス状態になった瞬間に復活の呪文が現れるのだ。 十分後、ついに>>1は復活の呪文を手にした。 全てを無に帰し、再び復活することができる究極魔法。 勃起しなくなったこの粗末な短小ちんぽともおさらばえ。 再びフル勃起したちんぽ（今度はでっかくしてもらおう）をもって、嬉し恥ずかしオナニーライフを思う存分シコってやるぞ！ >>1はそう思い、へらへら笑うと、迷うことなく電源をオフにした……。 ……三週間後、>>1の死体が発見された。 下半身丸出しのまま、呆けたような笑顔を浮かべた腐乱死体として。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1360480053/5

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