だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ7 (565レス)
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抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) 自ID レス栞 あぼーん

210: 2012/02/21(火)00:42 ID:sfKQDSsd(1/8) AAS
規制にイラッ☆しつつやってます
次で一区切り……になるといいけど
211: 2012/02/21(火)00:44 ID:sfKQDSsd(2/8) AAS
 バズの応答と同時に、金属音がしてジム?の足を固定していたジョイントが外れる。バズの操縦する雪駄がゆっくりと機首を上げ、それがある角度に達し
た瞬間、ジム?の両脚が雪駄の上を滑り、後方の空に放り出された。姿勢制御。俺はバックパックを噴かして速度と角度を調整し、
「隊長、右だ!」
「!」
 着地の瞬間、俺は盾を構えて右から奔った攻撃を防いだ。光が視界を灼く。ビーム。「何処にいた…!?」
「隊長、すぐ行きます!」
省9
212: 2012/02/21(火)00:45 ID:sfKQDSsd(3/8) AAS
「ジム・クゥエルだと…!?」
 ハイザックが正式配備される前、ティターンズが主力として使用していたMSだ。しかし、すでに型落ちしたジムにこれほどのスピードが出
せるものなのか。仮に出来たとしても、これほどのスピードで急旋回を行えば、普通の人間は生きてはいない。それに最初の一撃。あれもこの
MSが放ったものだとしたら、ジム・クゥエルにこれほどの出力のビーム・ライフルが装備されていただろうか。
 俺がそんなことを考える間に、敵のジムは盾を斬り飛ばされて隙を見せた俺のジム?に対し、ショートステップで距離を取った。「何…?」
押し切ってこない。しかしチャンスだ。俺は体勢を立て直しつつ、用を成さなくなった盾をパージしてその手にビーム・サーベルを握り、逆の
省7
213: 2012/02/21(火)00:46 ID:sfKQDSsd(4/8) AAS
 303の声を信じ、左に跳んだ。爆発音やMSの足音、様々な音が入り乱れる。目くらましの効果が切れ、やがて視界が回復する。敵と30
2が斬り結び、303が側面から狙う。303が放ったビームを、敵は302を押さえながら盾で防いだ。誰にでもできる反応ではない。「し
かし…!」俺が疑問に思ったのはそれを可能にするあのジムの性能だった。302は両腕で、しかもおそらくフルパワーで敵を押し斬ろうとし
ている。それを片腕で押さえながら、もう片腕でビーム弾を防いでバランスを崩さないあのジムは、俺が知るジム・クゥエルの性能を遥かに超
えている。想定を遥かに超えるスペックに、敵の意表を突くアディショナル・ウェポン。メキシテの連中も、こうやってやられたのか。
 ――だが、やるしかない。
省9
214: 2012/02/21(火)00:48 ID:sfKQDSsd(5/8) AAS
「…!?」
 確かに見た。敵のジムの眼が赤く輝くのを。眠らせていた記憶が目を醒ます。千切れていたパーツが結び合う。一つ一つでは意味を成さなか
ったものが、互いに呼び合って一つの単語を俺に突きつける。
「そんな――お前は――!?」
 それまでの時点でも俺の知識の範疇を越えていたそのジムの動きが、そこからは完全に常識をも飛び越えた。二方からの斬撃と三方目からの
ビーム弾。これに対応するべく敵が取った行動とは、俺と302のサーベルから腕を離すことだった。鍔迫り合いに活路が無ければ受け流せ。
省8
215: 2012/02/21(火)00:50 ID:sfKQDSsd(6/8) AAS
 声の震えを押し隠すのに夢中で、何を答えたのかよく憶えていない。「チェック・サイト。周囲に敵影はあるか」
「302、異状無し」
「303、同じく」
「302は倒れてるジムを確認しろ。生存者がいるなら救出する。303は雪駄に連絡。敵影無ければ着陸させろ。帰り支度だ」
「「了解」」
 二人から同時に返事が返ってきたのを確認して、俺は大きくため息を吐いた。今になって噴き出したように、自分の身体を伝う汗を自覚する。
省6
216: 2012/02/21(火)00:52 ID:sfKQDSsd(7/8) AAS
何とか規制をかいくぐりました。ここまでで一区切りです。
今やってる一年戦争の奴とかもあるので、続きは未定です。
217: 2012/02/21(火)00:56 ID:sfKQDSsd(8/8) AAS
忘れてた
今回出てきたBD−0は昔ここにいた人に「使っていいよ」って言われてた奴です。前々スレぐらい。
まだ見てるかな? 出してみたけど
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